59.命名の曲
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「?太刀川さん、何でトリオン体に?必要、ありますか?」
「まぁそう怖い顔するなよ。くまもだが他の奴も不審者を見るような目で俺を見るなっ!?……別に私服のままでも良いけどさ、女子って雰囲気とかシチュエーション気にするだろ?…柚紀だって女の子なんだぜ?少しは俺でも気を使うって」
『………前置きは良い、…ナニをするつもりだ?』
未だに太刀川の意図が読めないメンバーの視線を軽く受け流し、言実の問いにも答えず柚紀の側まで行けば跪き「ちょっと手を貸してくれ」と請われる。理由も分からずとりあえず柚紀は片手を太刀川に差し出すと、恭しく手を添え、そして
‐ チュッ ‐
(男)「……へっ?!!」
(女)「キャーーー!!!」
「「なっ?!!」」
「………どういうつもりだ太刀川、いきなりそんな事をして。…何が目的だ?」
「そう怒るなよ諏訪さん。…軽い決意表明的な奴だよ。……俺も当真も一見すると、ただ馬鹿やっている様にしか見えないかも知れないが…これでも自分の立場は、理解している。……つる姐は兎も角として柚紀、…俺は必ずしもお前の味方で居られるとは限らない。…それは理解しているよな?」
軽くだが指先に唇を落とすその行為に鶴ヶ峰の二人以外は何かしらの反応の見せた。その中でも同級生二人は驚きを隠せず、諏訪は逆に冷静に訊ねれば太刀川はいつも通りの口調だが内容はかなり重要な事を正直に告げ、それを聞いていた柚紀も太刀川が嘘を言っていないのは分かるのでこちらも素直に答えようとする。因みに……指にキスされた理由も"戯れ"程度にしか考えておらず、本気には取ってない。取る必要がないからだ、太刀川が言実しか"その手"の対象者と見ていないから
『(コクン)分かっています、…二人ともA級だし、ポジション別のランキングで一位の地位に居ます。更に太刀川さんはチームも、個人総合でも一位。でも、だからと言って"私が"凄い訳じゃない。私の事をボーダー隊員の人が全員……知っている訳じゃないし、…無理に等しい。私は………(話せない事が、多すぎる。それも内容が大体……"普通の生活"をしている人には、理解してもらえないものばかりだ)』
「(ナデ)……ま、直ぐには無理だろ。何かを成すには時間が掛かるってもんだからな大体。…期限なんてないだろ?ならのんびりお前のペースで前に進めば良い。……(チラッ)【何でもそつなくこなしちまう人が側にいるから自分も】とか思う必要は俺はねぇと思うぜ?お前はお前、だろ?」
『……(ニコッ)うん!』
自分が如何に特殊な立場に居るかを口にしていくに連れて表情が暗くなり、歯切れも悪くなっていく。周囲も声で柚紀の様子を感じ取れてしまい重たい空気が漂う。そんな中、太刀川は立ち上がれば頭を一撫でし、自分の感覚で物事を話す。その言葉が"スッ"と違和感なく受け入れれた 柚紀は胸中のモヤモヤ感も晴れていくのを感じた。だが礼を述べても上手く説明出来る気がしなく、でも感謝の気持ちを込めて返事は返した。……笑顔付きで
柚紀の顔が見える位置に居たメンバーが"ホッ"と安堵したのが見えて、無意識に緊張していたらしく他の者も肩の力を抜いたのだった。周囲が落ち着いたのを見て当真が「柚紀、ちょい来い」と呼ばれて、少し警戒はしたがとりあえず側に行き、ナニか耳打ちを受ける。……すると
『っ!!!!!』
「お!!その反応って事は……(ニヤリ)居るのか?もう、……"候補"が?」
「どれどれ?(ヒョコッ)お~、見事なまでの林檎だなコレ。で、当真にナニ吹き込まれてこうなったんだ?(ニヤニヤ)」
今居るのが出入口の近くで言実の背中に近い位置であり、柚紀の表情が現在見えるのが当真・太刀川、そして諏訪の三人で、二人はニヤニヤしているにも関わらず諏訪は動こうとしなかった…呆れてはいたが。なので他のメンバーはどうなっているかがちゃんと把握しきれず時枝すら動けずに居た。すると
『……言実さん、扇子と…割り箸』
『………お前なら大丈夫とは思うが………"寸止め"にしろよ?(ポイポイ)』
(全)「?」
柚紀が突然何に使うか分からない二つの物を言実に要求した。それに対してさほど疑問を抱かず、更には手渡しでなく投げ渡す始末だ。全員がそれをただ見守っていたが柚紀がそれらを掴んだら…………次の瞬間
‐ ピュッ!……ピタッ ‐
「なっ!?…お、おいっ柚紀!??」
「ダッセーな当真、柚紀何かに遅れを取る…『太刀川さんこそ、御自分の事をよく見てから発言願いませんか?』…へ?……お~、いつの間に」
「……マジかよ。…流石と言うべき、なのかコレ?」
「まぁそう怖い顔するなよ。くまもだが他の奴も不審者を見るような目で俺を見るなっ!?……別に私服のままでも良いけどさ、女子って雰囲気とかシチュエーション気にするだろ?…柚紀だって女の子なんだぜ?少しは俺でも気を使うって」
『………前置きは良い、…ナニをするつもりだ?』
未だに太刀川の意図が読めないメンバーの視線を軽く受け流し、言実の問いにも答えず柚紀の側まで行けば跪き「ちょっと手を貸してくれ」と請われる。理由も分からずとりあえず柚紀は片手を太刀川に差し出すと、恭しく手を添え、そして
‐ チュッ ‐
(男)「……へっ?!!」
(女)「キャーーー!!!」
「「なっ?!!」」
「………どういうつもりだ太刀川、いきなりそんな事をして。…何が目的だ?」
「そう怒るなよ諏訪さん。…軽い決意表明的な奴だよ。……俺も当真も一見すると、ただ馬鹿やっている様にしか見えないかも知れないが…これでも自分の立場は、理解している。……つる姐は兎も角として柚紀、…俺は必ずしもお前の味方で居られるとは限らない。…それは理解しているよな?」
軽くだが指先に唇を落とすその行為に鶴ヶ峰の二人以外は何かしらの反応の見せた。その中でも同級生二人は驚きを隠せず、諏訪は逆に冷静に訊ねれば太刀川はいつも通りの口調だが内容はかなり重要な事を正直に告げ、それを聞いていた柚紀も太刀川が嘘を言っていないのは分かるのでこちらも素直に答えようとする。因みに……指にキスされた理由も"戯れ"程度にしか考えておらず、本気には取ってない。取る必要がないからだ、太刀川が言実しか"その手"の対象者と見ていないから
『(コクン)分かっています、…二人ともA級だし、ポジション別のランキングで一位の地位に居ます。更に太刀川さんはチームも、個人総合でも一位。でも、だからと言って"私が"凄い訳じゃない。私の事をボーダー隊員の人が全員……知っている訳じゃないし、…無理に等しい。私は………(話せない事が、多すぎる。それも内容が大体……"普通の生活"をしている人には、理解してもらえないものばかりだ)』
「(ナデ)……ま、直ぐには無理だろ。何かを成すには時間が掛かるってもんだからな大体。…期限なんてないだろ?ならのんびりお前のペースで前に進めば良い。……(チラッ)【何でもそつなくこなしちまう人が側にいるから自分も】とか思う必要は俺はねぇと思うぜ?お前はお前、だろ?」
『……(ニコッ)うん!』
自分が如何に特殊な立場に居るかを口にしていくに連れて表情が暗くなり、歯切れも悪くなっていく。周囲も声で柚紀の様子を感じ取れてしまい重たい空気が漂う。そんな中、太刀川は立ち上がれば頭を一撫でし、自分の感覚で物事を話す。その言葉が"スッ"と違和感なく受け入れれた 柚紀は胸中のモヤモヤ感も晴れていくのを感じた。だが礼を述べても上手く説明出来る気がしなく、でも感謝の気持ちを込めて返事は返した。……笑顔付きで
柚紀の顔が見える位置に居たメンバーが"ホッ"と安堵したのが見えて、無意識に緊張していたらしく他の者も肩の力を抜いたのだった。周囲が落ち着いたのを見て当真が「柚紀、ちょい来い」と呼ばれて、少し警戒はしたがとりあえず側に行き、ナニか耳打ちを受ける。……すると
『っ!!!!!』
「お!!その反応って事は……(ニヤリ)居るのか?もう、……"候補"が?」
「どれどれ?(ヒョコッ)お~、見事なまでの林檎だなコレ。で、当真にナニ吹き込まれてこうなったんだ?(ニヤニヤ)」
今居るのが出入口の近くで言実の背中に近い位置であり、柚紀の表情が現在見えるのが当真・太刀川、そして諏訪の三人で、二人はニヤニヤしているにも関わらず諏訪は動こうとしなかった…呆れてはいたが。なので他のメンバーはどうなっているかがちゃんと把握しきれず時枝すら動けずに居た。すると
『……言実さん、扇子と…割り箸』
『………お前なら大丈夫とは思うが………"寸止め"にしろよ?(ポイポイ)』
(全)「?」
柚紀が突然何に使うか分からない二つの物を言実に要求した。それに対してさほど疑問を抱かず、更には手渡しでなく投げ渡す始末だ。全員がそれをただ見守っていたが柚紀がそれらを掴んだら…………次の瞬間
‐ ピュッ!……ピタッ ‐
「なっ!?…お、おいっ柚紀!??」
「ダッセーな当真、柚紀何かに遅れを取る…『太刀川さんこそ、御自分の事をよく見てから発言願いませんか?』…へ?……お~、いつの間に」
「……マジかよ。…流石と言うべき、なのかコレ?」