59.命名の曲
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『……(クイクイ)「!…?」(コソッ)因みにですが、……佐鳥くんが変な渾名を言っていたら、…時枝くんは反対してくれた?』
「……(チラッ…ボソッ)極端に変じゃ無ければ口を出さなかったとは思うけど……鶴ヶ峰さんの反応次第では…止めていたかな?多分、言えないでしょ?そう感じていたとしても、この大人数の前ではさ」
『(コソッ)多分そうだと思う。……慣れてないから、この長時間、この狭めな空間にこの人数は。あったとしても、…相手の年齢は大体言実さん以上な方ばかりだった気がするし……(ニコッ)答えてくれて有り難う』
「……(フッ)どう致しまして」
軽く時枝の服を引っ張り気を引けば、かなりの小声で渾名発言で気になった事を柚紀は訊ねる。それを佐鳥を一瞥し同じく小声で予想通りの返答をくれた時枝に、きちんと感謝の言葉を微笑み付きの普通の音量でした柚紀に対して、同じ音量でうっすらと笑みを浮かべて更に返事を返した。……さほど広くない室内で会話内容は聞こえなくても、内緒話をしている二人はバッチリ見えているので、ほぼ全員の心情は
‐ 一体何を話したんだあの二人はっ?!? ‐
であった。因みに二人の直ぐ側に居た小佐野には流石に聞こえていたらしく、茶々は入れず視野外から黙ったままだがニヤニヤと笑っていた。更にそんな二人を見て動かない訳がないのは……この二人
「あー!?二人で何を話しているのさっ!!佐鳥にも教えてよ~!!」
「お、俺も気になるから!?ってか時枝、…俺の事をチラ見しただろ?流石に気づいたからな!!」
「……(スッ)別に大した事じゃないから気にする必要ないよ佐鳥、…それはお前の勘違いだと思うぞ笹森」
「「絶対嘘だ~!?ってか何で(柚紀ちゃん/鶴ヶ峰)の前に出る必要ある(のさ?!/んだよ?!)」」
『あ、え、ぅ(キョロ…キョロ)……あぅ~~!?』
佐鳥と笹森が側まで来た為に、自然な流れで柚紀の壁になるように移動して二人を迎え撃つ時枝。…二人に問い詰められたら流石の柚紀が困りそうだと思い、それを防ぐ為に自分が目立ち二人の気を引ける様に、と。二人と時枝、どちらの味方につけば良いか分からず困惑する柚紀を見て、……年上・保護者組が口を挟む
「オイコラ三人!!鶴ヶ峰…歌姫様を自分達で困らせたら意味がネェだろうがっ?!京介も居るとは言え、学校ではお前等が頼りなんだぞ?しっかりしろ!!」
「さながら"姫様を護る騎士"ってか??……まぁ、強ち間違えてないな。(ニヤリ)お前等の今日の行動を見てれば、な。…あ、俺もしかして悪役扱いになるかも?色んな理由でだが柚紀との間に入り込まれたし。……特に佐鳥は顕著だったよな~。まぁいつも通りな感じもしたが(…グイッ!…ボゾッ)何処まで本気かは知らねぇが、色んな意味で俺に負けているようじゃ…お姫さまは護れないぜ?…佐鳥王子」
「なっ!?ち、ちょ、と、と、当真さんっ?!い、いきなり何を言うんですか?!!さ、佐鳥は…別に、そんな………つもり…じゃ(チラッ)」
諏訪が早速渾名を使って三人を怒鳴り付け、更には当真が悪ノリし茶々を入れながら感覚的にだが事実を述べる。その際に柚紀と笹森は小佐野に絡まれ始めたのを見て、佐鳥を些か強引に引き寄せれば茶々とも挑発とも取れる言葉を口にする。その内容に佐鳥は思わず顔を赤くして反論しようとしたが、否定できない内容もあり上手く口が回らず、……無意識に柚紀を見てしまう。すると、その視線に気づいた柚紀が二人に近づき
『佐鳥くん大丈夫?何だか顔、赤くない?(…サワッ……チラリ)……当真先輩、彼と何を話せばこんな状況になるのですか?』
「気にスンナ柚紀、男同士で色々あるんだよ。…知りたいなら話してやるぜ?」
「っ?!当真さん、幾らなんでもそれは駄目ですから!!……(スッ)大した話じゃないから、柚紀ちゃんは気にしないで。…すみません、ちょっと外に出てきます」
いつもの仕草をして心配する柚紀を見て、理性と本音とで板挟みになって上手く気持ちが整理出来なくなった佐鳥は、自分の顔を触っている手を優しく振りほどき、一言告げてから一人個室を後にする。それを寂しそうで泣きそうな表情で見送る柚紀の横顔を見えた時枝が慣れた手つきで頭を撫でる
「(ナデナデ)……心配する必要ないよ、佐鳥だって慣れない事があれば恥ずかしかったり照れたりもする。(ナデナデ)…鶴ヶ峰さんも気持ちの整理とかしたい時に一人になりたいと思うでしょ?何にせよ、(スッ)……大人げない事をした当真さんが悪い訳だし」
「そう警戒するなって、とっきー。もうしねぇからさ(普段怒らない奴ほど怒ると怖ぇーからな、コイツ然り……つる姐然り)」
「ん~…………よし柚紀、気が紛れる様に俺がちょっとした芝居的なのをしてやるよ。ま、簡単なお遊びだから本気にするなよ?さっき付けられた渾名にあやかるが、……柚紀が姫様ならつる姐は……女王様的な感じだろ?……で、時枝達か騎士なら…………この中で一番強い俺は~アレだ、騎士団とかで一番強い奴的なポジションだな(シュン!)」
明らかに落ち込んでいる柚紀を慰めつつ、軽く当真を睨み付ける時枝。その目が時計機能テスト時に見せた表情と同じなのを見て取った当真は、早々に降参の意を示した。そんな気持ちが沈んでいる柚紀を見て、太刀川が何やら余興の説明を始めると…何故かトリオン体に換装した
「……(チラッ…ボソッ)極端に変じゃ無ければ口を出さなかったとは思うけど……鶴ヶ峰さんの反応次第では…止めていたかな?多分、言えないでしょ?そう感じていたとしても、この大人数の前ではさ」
『(コソッ)多分そうだと思う。……慣れてないから、この長時間、この狭めな空間にこの人数は。あったとしても、…相手の年齢は大体言実さん以上な方ばかりだった気がするし……(ニコッ)答えてくれて有り難う』
「……(フッ)どう致しまして」
軽く時枝の服を引っ張り気を引けば、かなりの小声で渾名発言で気になった事を柚紀は訊ねる。それを佐鳥を一瞥し同じく小声で予想通りの返答をくれた時枝に、きちんと感謝の言葉を微笑み付きの普通の音量でした柚紀に対して、同じ音量でうっすらと笑みを浮かべて更に返事を返した。……さほど広くない室内で会話内容は聞こえなくても、内緒話をしている二人はバッチリ見えているので、ほぼ全員の心情は
‐ 一体何を話したんだあの二人はっ?!? ‐
であった。因みに二人の直ぐ側に居た小佐野には流石に聞こえていたらしく、茶々は入れず視野外から黙ったままだがニヤニヤと笑っていた。更にそんな二人を見て動かない訳がないのは……この二人
「あー!?二人で何を話しているのさっ!!佐鳥にも教えてよ~!!」
「お、俺も気になるから!?ってか時枝、…俺の事をチラ見しただろ?流石に気づいたからな!!」
「……(スッ)別に大した事じゃないから気にする必要ないよ佐鳥、…それはお前の勘違いだと思うぞ笹森」
「「絶対嘘だ~!?ってか何で(柚紀ちゃん/鶴ヶ峰)の前に出る必要ある(のさ?!/んだよ?!)」」
『あ、え、ぅ(キョロ…キョロ)……あぅ~~!?』
佐鳥と笹森が側まで来た為に、自然な流れで柚紀の壁になるように移動して二人を迎え撃つ時枝。…二人に問い詰められたら流石の柚紀が困りそうだと思い、それを防ぐ為に自分が目立ち二人の気を引ける様に、と。二人と時枝、どちらの味方につけば良いか分からず困惑する柚紀を見て、……年上・保護者組が口を挟む
「オイコラ三人!!鶴ヶ峰…歌姫様を自分達で困らせたら意味がネェだろうがっ?!京介も居るとは言え、学校ではお前等が頼りなんだぞ?しっかりしろ!!」
「さながら"姫様を護る騎士"ってか??……まぁ、強ち間違えてないな。(ニヤリ)お前等の今日の行動を見てれば、な。…あ、俺もしかして悪役扱いになるかも?色んな理由でだが柚紀との間に入り込まれたし。……特に佐鳥は顕著だったよな~。まぁいつも通りな感じもしたが(…グイッ!…ボゾッ)何処まで本気かは知らねぇが、色んな意味で俺に負けているようじゃ…お姫さまは護れないぜ?…佐鳥王子」
「なっ!?ち、ちょ、と、と、当真さんっ?!い、いきなり何を言うんですか?!!さ、佐鳥は…別に、そんな………つもり…じゃ(チラッ)」
諏訪が早速渾名を使って三人を怒鳴り付け、更には当真が悪ノリし茶々を入れながら感覚的にだが事実を述べる。その際に柚紀と笹森は小佐野に絡まれ始めたのを見て、佐鳥を些か強引に引き寄せれば茶々とも挑発とも取れる言葉を口にする。その内容に佐鳥は思わず顔を赤くして反論しようとしたが、否定できない内容もあり上手く口が回らず、……無意識に柚紀を見てしまう。すると、その視線に気づいた柚紀が二人に近づき
『佐鳥くん大丈夫?何だか顔、赤くない?(…サワッ……チラリ)……当真先輩、彼と何を話せばこんな状況になるのですか?』
「気にスンナ柚紀、男同士で色々あるんだよ。…知りたいなら話してやるぜ?」
「っ?!当真さん、幾らなんでもそれは駄目ですから!!……(スッ)大した話じゃないから、柚紀ちゃんは気にしないで。…すみません、ちょっと外に出てきます」
いつもの仕草をして心配する柚紀を見て、理性と本音とで板挟みになって上手く気持ちが整理出来なくなった佐鳥は、自分の顔を触っている手を優しく振りほどき、一言告げてから一人個室を後にする。それを寂しそうで泣きそうな表情で見送る柚紀の横顔を見えた時枝が慣れた手つきで頭を撫でる
「(ナデナデ)……心配する必要ないよ、佐鳥だって慣れない事があれば恥ずかしかったり照れたりもする。(ナデナデ)…鶴ヶ峰さんも気持ちの整理とかしたい時に一人になりたいと思うでしょ?何にせよ、(スッ)……大人げない事をした当真さんが悪い訳だし」
「そう警戒するなって、とっきー。もうしねぇからさ(普段怒らない奴ほど怒ると怖ぇーからな、コイツ然り……つる姐然り)」
「ん~…………よし柚紀、気が紛れる様に俺がちょっとした芝居的なのをしてやるよ。ま、簡単なお遊びだから本気にするなよ?さっき付けられた渾名にあやかるが、……柚紀が姫様ならつる姐は……女王様的な感じだろ?……で、時枝達か騎士なら…………この中で一番強い俺は~アレだ、騎士団とかで一番強い奴的なポジションだな(シュン!)」
明らかに落ち込んでいる柚紀を慰めつつ、軽く当真を睨み付ける時枝。その目が時計機能テスト時に見せた表情と同じなのを見て取った当真は、早々に降参の意を示した。そんな気持ちが沈んでいる柚紀を見て、太刀川が何やら余興の説明を始めると…何故かトリオン体に換装した