58.宴会の曲・四番
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『(嵐山の言葉に一理あるな、私は暫く本部に行け"なくなった"故に、……後で冬島さんに連絡するか。あの人の事だ"一つしか造る事"は無かろう。さて……………この場をどうしたものか…)』
「(p!)(お!計測が出た……って、ヤベっ!!…【T:Vi】コレどう言う意味か忘れちまったぞ俺。どうすれば良い?……多分何時もと違う、よな?かと言って異変ありって流石に直球で伝えたらマジで姐さんバイパーの餌食に…)『……(スッ)』…ん?どうした?」
人肌の効果か思った以上に早く落ち着きを取り戻した柚紀は、言実と当真、…視野に入る全ての人が何やら困っている風に感じ取る。そしてその原因が自分だと言うのも分かっているので、どうにかすべきと考え思考を巡らせると不意に"あるもの"が目につき、ゆっくりと腕時計をしている左手を軽く上げ、そして………
‐ パチン! ‐
『「!!!?」』
『…名は"呪"、"言葉は言霊"、……もし新たに新しく付け加えるなら私はこう言います。……音は"きっかけ"と。ま、…この三つは似たもの同士ですから、只の言い換えですが』
『(!!本当にこの子は…何時も無意識に偉業を成し遂げるな……)いや、間違えではない。手を叩く"拍手"には嫌な空気を払う効果があるとも言われておる、他にも色々実例はあるが、…まぁ良いだろう。(チラリ)全員経験した事、故にな』
『???(コテン)』
言実に上げた扇子を見て"真似っこ"感覚でフィンガースナップをしてみせる柚紀。その意図を説明する表情は言実を彷彿させる無表情だが、直ぐに少し恥ずかしそうに話す少女のものとなった。それを見ていた者達全てが、言実の説明と相成りあの重苦しい空気から解放された気がして驚いていた。それに気づいた言実がうっすら笑みを浮かべた事により更に驚きが増し、…やはり柚紀は分からずきょとんとしていた
さて、言実から一番離れた場所にずっと居る荒船が、今ならと思い慎重に口を開く
「言実さん、さっきの鶴ヶ峰に起きた反応を考慮しても……具体的な策がなければ心配に感じました。…今日互いに知り合ったばかりの俺がこうって事は、他の奴の不安は計り知れません。あのエンブレム付きの服の代わりをこの場にて発表すべき、かと」
『……(フー)…良いだろう、だが先に断っておくがこれらは柚紀本人に納得・了承を得た上での策だ。…勘違いは、するなよ?』
元々柚紀が居るこの場で荒船の質問はなくても、話す予定でいた言実。だが対策は"既にあらかた終わらせている"ので今更変更が聞かないのだ、それゆえに話すタイミングを窺っていたのだ。……隊員達と柚紀のやり取りを見て大丈夫かと判断した言実は語り始める。勿論、柚紀が万が一傷ついても軽度に済むように対策を講じた
『……流石に全ての事情を伏せたまま学校に通わせるのは危険な事位…(フー…グシャ)私も承知済みだ。故に…諏訪隊や那須隊に課した"開示する情報を限定"更には"内容を曖昧にする"……この方法を使う。その内容はこの子が【ボーダー関係者である事】そして……【体が他人に比べてひ弱】、この二つだ』
「えっ?!!ま、待って下さい言実さん?!!そんな事を言ってしまったらクラスメートが鶴ヶ峰の事を…『但し、最初から開示はしない。必要になったら、だ』……どう言う意味ですか?」
「つまり、今日起きた出来事を"逆手に取る"訳だよ。……一見すれば鶴ヶ峰は何も変わらない"普通の女の子"だよね?見た目的な変化や変わった言動さえなければ、変に不審には思われない」
「だが、注目はされる、初回のアレと、……髪色、どう対処されますか?」
言実の策は確かに指示を受けた内容とほぼ同じだが、開示許可の出た情報内容を詳しく知っている笹森は直ぐに反論する。この反応は予測できていた言実が冷静に追加説明をし、似た失敗を既にした堤が補足。更に穂刈が今日柚紀と出会った時に印象が強かった……確実に"他人とは違う言動や見た目"を指摘し心配する。これに答えたのは
「それなら問題ないだろ?髪色は地毛だし、転校生なら初めは緊張して話すのがぎこちないってのは、ない訳じゃない。知ってるだろ?柚紀は"慣れさえすれば"大概の事は問題なくなるってさ。後は……無茶さえしなければ大丈夫だろ。…多分」
「……ですが先生、それらが浸透するまでの間は柚紀の安全を守るモノがありません。万が一この子が…」
「安心しろ、…それを考えない程つる姐は馬鹿じゃねぇ~さ。……たまに暴走するが、全ては鶴ヶ峰の為だ。因みにだかお前等、"中学"と"高校"の明確な違いは何だ?あ、年齢と義務教育以外でだぜ?」
穂刈の問いに関係があった太刀川だった。更に慣れてしまって忘れがち柚紀の行動理念を付け加えるが、やはり初回に危ない目に遭ったのに遭遇している熊谷が懸念材料を話すと、今度は諏訪がまたもや説明に必要な知識が答えになるクイズを出題する
「(p!)(お!計測が出た……って、ヤベっ!!…【T:Vi】コレどう言う意味か忘れちまったぞ俺。どうすれば良い?……多分何時もと違う、よな?かと言って異変ありって流石に直球で伝えたらマジで姐さんバイパーの餌食に…)『……(スッ)』…ん?どうした?」
人肌の効果か思った以上に早く落ち着きを取り戻した柚紀は、言実と当真、…視野に入る全ての人が何やら困っている風に感じ取る。そしてその原因が自分だと言うのも分かっているので、どうにかすべきと考え思考を巡らせると不意に"あるもの"が目につき、ゆっくりと腕時計をしている左手を軽く上げ、そして………
‐ パチン! ‐
『「!!!?」』
『…名は"呪"、"言葉は言霊"、……もし新たに新しく付け加えるなら私はこう言います。……音は"きっかけ"と。ま、…この三つは似たもの同士ですから、只の言い換えですが』
『(!!本当にこの子は…何時も無意識に偉業を成し遂げるな……)いや、間違えではない。手を叩く"拍手"には嫌な空気を払う効果があるとも言われておる、他にも色々実例はあるが、…まぁ良いだろう。(チラリ)全員経験した事、故にな』
『???(コテン)』
言実に上げた扇子を見て"真似っこ"感覚でフィンガースナップをしてみせる柚紀。その意図を説明する表情は言実を彷彿させる無表情だが、直ぐに少し恥ずかしそうに話す少女のものとなった。それを見ていた者達全てが、言実の説明と相成りあの重苦しい空気から解放された気がして驚いていた。それに気づいた言実がうっすら笑みを浮かべた事により更に驚きが増し、…やはり柚紀は分からずきょとんとしていた
さて、言実から一番離れた場所にずっと居る荒船が、今ならと思い慎重に口を開く
「言実さん、さっきの鶴ヶ峰に起きた反応を考慮しても……具体的な策がなければ心配に感じました。…今日互いに知り合ったばかりの俺がこうって事は、他の奴の不安は計り知れません。あのエンブレム付きの服の代わりをこの場にて発表すべき、かと」
『……(フー)…良いだろう、だが先に断っておくがこれらは柚紀本人に納得・了承を得た上での策だ。…勘違いは、するなよ?』
元々柚紀が居るこの場で荒船の質問はなくても、話す予定でいた言実。だが対策は"既にあらかた終わらせている"ので今更変更が聞かないのだ、それゆえに話すタイミングを窺っていたのだ。……隊員達と柚紀のやり取りを見て大丈夫かと判断した言実は語り始める。勿論、柚紀が万が一傷ついても軽度に済むように対策を講じた
『……流石に全ての事情を伏せたまま学校に通わせるのは危険な事位…(フー…グシャ)私も承知済みだ。故に…諏訪隊や那須隊に課した"開示する情報を限定"更には"内容を曖昧にする"……この方法を使う。その内容はこの子が【ボーダー関係者である事】そして……【体が他人に比べてひ弱】、この二つだ』
「えっ?!!ま、待って下さい言実さん?!!そんな事を言ってしまったらクラスメートが鶴ヶ峰の事を…『但し、最初から開示はしない。必要になったら、だ』……どう言う意味ですか?」
「つまり、今日起きた出来事を"逆手に取る"訳だよ。……一見すれば鶴ヶ峰は何も変わらない"普通の女の子"だよね?見た目的な変化や変わった言動さえなければ、変に不審には思われない」
「だが、注目はされる、初回のアレと、……髪色、どう対処されますか?」
言実の策は確かに指示を受けた内容とほぼ同じだが、開示許可の出た情報内容を詳しく知っている笹森は直ぐに反論する。この反応は予測できていた言実が冷静に追加説明をし、似た失敗を既にした堤が補足。更に穂刈が今日柚紀と出会った時に印象が強かった……確実に"他人とは違う言動や見た目"を指摘し心配する。これに答えたのは
「それなら問題ないだろ?髪色は地毛だし、転校生なら初めは緊張して話すのがぎこちないってのは、ない訳じゃない。知ってるだろ?柚紀は"慣れさえすれば"大概の事は問題なくなるってさ。後は……無茶さえしなければ大丈夫だろ。…多分」
「……ですが先生、それらが浸透するまでの間は柚紀の安全を守るモノがありません。万が一この子が…」
「安心しろ、…それを考えない程つる姐は馬鹿じゃねぇ~さ。……たまに暴走するが、全ては鶴ヶ峰の為だ。因みにだかお前等、"中学"と"高校"の明確な違いは何だ?あ、年齢と義務教育以外でだぜ?」
穂刈の問いに関係があった太刀川だった。更に慣れてしまって忘れがち柚紀の行動理念を付け加えるが、やはり初回に危ない目に遭ったのに遭遇している熊谷が懸念材料を話すと、今度は諏訪がまたもや説明に必要な知識が答えになるクイズを出題する