57.宴会の曲・三番
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「言実さん、流石に今のはちょっと。……貴女が気を張らず好きにされるのは悪くはないですが、…柚紀ちゃんだって言いたくてあんな言い方をした訳ではないと俺は思いますが?……理由もなくあんな事をする子じゃない筈です、それを一番分かっているのも貴女だ。…………(スッ)…はい、柚紀ちゃんどうぞ。確か割合は1:1…だよね?」
『………有り難う、御座います嵐山さん。…頂きます(チュー)』
言実に話し掛けながら、嵐山はお酒と一緒に頼んだ二つの飲み物を空のグラスに美味く混ぜ合わせたのを柚紀に渡す。……フルーツと紅茶、両方が好きな柚紀は時折自ら混ぜて飲んでいたのを嵐山は偶然知ったのだ。ボーダー本部内には売っていないから、と。それを言実も知っていて頼んだのだが
「あ~あ、つる姐が素直にコレ作って渡さなかったせいで柚紀が拗ねちまったじゃねぇ~か。……あの隊長ですら"姐さんを酔い潰したら大変だ"って言う位だぞ?だから柚紀は止めようとしたって言うのに。誠意を誠意でもって返そうとした……言葉足らずなアンタに合わせてな。それなのに………(ハァ~)流石のコイツには、嫌われたくないだろ?…姐さん」
『………………分かっておる嵐山、…当真。………………………………明日の夕御飯、好きなものを作ってやる。……それで機嫌、直してはくれぬか?………柚紀』
『……………手抜きしないで、ちゃんと作ってくれるなら……何でも良いです。だって、………言実さん、滅多に料理作ってくれないもん。……美味しいのに、面倒だからって。後………明日買い物したいから、付き合って欲しい…です』
『……毎日は無理だが、…時折作るとするか。一緒に住むのだからな、……お前にだけ負担を強いる訳にも行かぬ故にな。……………数日休みがある、明日はお前に付き合おう』
『………なら、許します。約束、破らないでね』
『愚問だな、私が果たせぬ口約束はせぬさ』
当真の焚き付ける様な言葉も出てくるが、事実であるだけに引くことも出来なくなった言実は、考えた末に柚紀が喜びそうで自らは進んで行わない事を罪滅ぼしに提示する。その珍しさと腕前を知る柚紀は了承し、更にちょっとしたお願いも追加する。……自分だけでなく言実にも関係する内容だから。その気持ちも汲み取り了承をした言実は、話を切り上げる意を示す様に煙草に火を付けて一服を始め、柚紀もメニュー表を気分を返るために見始めた
雰囲気的に落ち着いた様だが、誰もが口を開けずにいたその中で
「せ、先輩先輩、柚紀先輩!!……先生ってお料理されるのですか?!私にはイメージが沸きません!!後その、………酔っ払ったら、…どうなってしまうのですか?」
(全)「(日浦/茜(ちゃん)、ナイス!!!)」
『……(ナデ)あの人に出来ない事は殆ど無いよ?ただ、必要だと思わない事は自分からしない……そういう人だから。後は仕事とプライベートはきっちり分ける人でもあるからね。(ナデ)……多分、茜ちゃんが抱く言実さんのイメージを、壊す可能性が高いから私はあまり言いたくないな。…ごめんね』
日浦の質問に対して、きちんと返事をする柚紀だがお酒関連の話はやはり言いたくないのか曖昧な返答をする。…申し訳なさそうで少し辛そうな表情をして。コレを見て"彼"が動かない訳がなく
「柚紀ちゃんはおつるちゃんが大好きだから、マイナスイメージが付きそうな事はしたくないんだね?……大人と子供じゃ事情が違うし仕方ないよ、でも…(チラッ)」
「………きっとお二人は昔からずっと対等な関係を築いてきた、…流石に今では言実さんは成人されてしまっているから世間……ボーダーでは"姪と叔母"として接している。…こんな感じかな?おれ達の周りには親子でボーダー所属している人がいない。でも変なイメージを与える訳にはいかない」
「……あ~、そうか。えっとだな、……柚紀はその…"事情持ち"だろ?だからだろ?…【自分とつる姐との関係を世間で…ボーダー内での当たり前にしてはいけない】とか、考えたって感じだな……ま、間違えてないか?俺??」
佐鳥・時枝、そして言実が関係する内容なので太刀川が各々の考えを述べる。それを聞いて口は出さないが柚紀はうっすらと嬉しそうに笑みを浮かべて小さく頷き、言実は『そんな所だ、間違えではない』と返答してまたお酒を飲んでいたのだった。他のメンバーも差はあれど分かっているので口を挟まない
‐ 柚紀は、…二人は特殊な立場である。と ‐
『………有り難う、御座います嵐山さん。…頂きます(チュー)』
言実に話し掛けながら、嵐山はお酒と一緒に頼んだ二つの飲み物を空のグラスに美味く混ぜ合わせたのを柚紀に渡す。……フルーツと紅茶、両方が好きな柚紀は時折自ら混ぜて飲んでいたのを嵐山は偶然知ったのだ。ボーダー本部内には売っていないから、と。それを言実も知っていて頼んだのだが
「あ~あ、つる姐が素直にコレ作って渡さなかったせいで柚紀が拗ねちまったじゃねぇ~か。……あの隊長ですら"姐さんを酔い潰したら大変だ"って言う位だぞ?だから柚紀は止めようとしたって言うのに。誠意を誠意でもって返そうとした……言葉足らずなアンタに合わせてな。それなのに………(ハァ~)流石のコイツには、嫌われたくないだろ?…姐さん」
『………………分かっておる嵐山、…当真。………………………………明日の夕御飯、好きなものを作ってやる。……それで機嫌、直してはくれぬか?………柚紀』
『……………手抜きしないで、ちゃんと作ってくれるなら……何でも良いです。だって、………言実さん、滅多に料理作ってくれないもん。……美味しいのに、面倒だからって。後………明日買い物したいから、付き合って欲しい…です』
『……毎日は無理だが、…時折作るとするか。一緒に住むのだからな、……お前にだけ負担を強いる訳にも行かぬ故にな。……………数日休みがある、明日はお前に付き合おう』
『………なら、許します。約束、破らないでね』
『愚問だな、私が果たせぬ口約束はせぬさ』
当真の焚き付ける様な言葉も出てくるが、事実であるだけに引くことも出来なくなった言実は、考えた末に柚紀が喜びそうで自らは進んで行わない事を罪滅ぼしに提示する。その珍しさと腕前を知る柚紀は了承し、更にちょっとしたお願いも追加する。……自分だけでなく言実にも関係する内容だから。その気持ちも汲み取り了承をした言実は、話を切り上げる意を示す様に煙草に火を付けて一服を始め、柚紀もメニュー表を気分を返るために見始めた
雰囲気的に落ち着いた様だが、誰もが口を開けずにいたその中で
「せ、先輩先輩、柚紀先輩!!……先生ってお料理されるのですか?!私にはイメージが沸きません!!後その、………酔っ払ったら、…どうなってしまうのですか?」
(全)「(日浦/茜(ちゃん)、ナイス!!!)」
『……(ナデ)あの人に出来ない事は殆ど無いよ?ただ、必要だと思わない事は自分からしない……そういう人だから。後は仕事とプライベートはきっちり分ける人でもあるからね。(ナデ)……多分、茜ちゃんが抱く言実さんのイメージを、壊す可能性が高いから私はあまり言いたくないな。…ごめんね』
日浦の質問に対して、きちんと返事をする柚紀だがお酒関連の話はやはり言いたくないのか曖昧な返答をする。…申し訳なさそうで少し辛そうな表情をして。コレを見て"彼"が動かない訳がなく
「柚紀ちゃんはおつるちゃんが大好きだから、マイナスイメージが付きそうな事はしたくないんだね?……大人と子供じゃ事情が違うし仕方ないよ、でも…(チラッ)」
「………きっとお二人は昔からずっと対等な関係を築いてきた、…流石に今では言実さんは成人されてしまっているから世間……ボーダーでは"姪と叔母"として接している。…こんな感じかな?おれ達の周りには親子でボーダー所属している人がいない。でも変なイメージを与える訳にはいかない」
「……あ~、そうか。えっとだな、……柚紀はその…"事情持ち"だろ?だからだろ?…【自分とつる姐との関係を世間で…ボーダー内での当たり前にしてはいけない】とか、考えたって感じだな……ま、間違えてないか?俺??」
佐鳥・時枝、そして言実が関係する内容なので太刀川が各々の考えを述べる。それを聞いて口は出さないが柚紀はうっすらと嬉しそうに笑みを浮かべて小さく頷き、言実は『そんな所だ、間違えではない』と返答してまたお酒を飲んでいたのだった。他のメンバーも差はあれど分かっているので口を挟まない
‐ 柚紀は、…二人は特殊な立場である。と ‐