56.宴会の曲・二番
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『(フー)……迅の奴め、余計な事を喋りおって。…確かにコレは正隊員用のトリガーなのは間違えではない、あの白衣姿のトリオン体が設定してある方は……訳あって(フー)……手放ざるおえなくなった故に、【一つのトリガーホルダーに二つのトリオン体を記録させる】改造を施した。……まぁ、白衣のトリオン体の性能は正規よりは低い故に何とか強引に捩じ込んだに(フー)…過ぎぬがな。……お陰で白衣のトリオン体にセット出来るトリガー量が前より減ったせいで戦闘能力も低下したが、……仕方ない事だと、妥協した。(フー)…………何か文句でもあるか?』
今自分が手に持つトリガーホルダーについての説明を淡々としている言実だが、その内容がとんでもない事になっており柚紀と日浦、そして当真以外が顔色が変わる状況となった。……流石の嵐山達もその改造っぷりには驚きを隠せない様子だ。そして、言実の話題で一番に反応するのは勿論…
「………コレって、今後はつる姐と手合わせの際は、何時でも正隊員用のトリオン体が相手って訳だよな?…喜ぶ……べきか?」
「太刀川お前な~、……白衣姿のトリオン体でもB級隊員は大半の奴がつる姐に勝てない現状で、今後は更に勝つのが難しい正隊員用のトリオン体の姐さんと戦うとか、………不安や心配しか俺にはないぞ?!ってかおい当真っ!!?……何で冬島のおっさんはコレを止めなかったんだよ?!話の流れ的に考えれば恐らく…"白衣姿のトリオン体が設定されたトリガーホルダーを鶴ヶ峰用に"回したんだろっ?!!」
「おっ!!流石は諏訪さん、分かってるじゃねぇか!!因みに隊長は"相変わらずだな~"とか高笑いしながら快く協力してたぜ?…【こんな誰もしない事を平然とやるのが姐さんクオリティーだな】とか言いながらさ」
「あ~の~親父めが~~~!!!ストッパーが暴走を手助けしてどうするんだよおいっ!!!」
まだ些か脅しによる余韻があるせいで素直に喜べない太刀川に対して、すかさず色々察してしまった諏訪が愚痴を溢し更に"もう一つのトリガーの行方"を確認を兼ねて訊ねれば、こちらは既に通常運転に戻った当真が飄々と悪びもなく真実を話せば、流石の諏訪も怒鳴らずには要られず此処には居ない相手にブチギレるのであった
……そして、こんな空気になれば必ず
『ふえっ!!?(キョロキョロ、キョロキョロ)えっと……今どんな状況…ですか???』
「あ!えっと…だ、大丈夫だよ鶴ヶ峰。…諏訪さんが怒鳴るのはその……よくある事、だろ?」
「そうそう、あ~やって怒るのが諏訪さんの優しさだから問題ないよ~。ヤバければ止めるから大丈夫大丈夫!……私は無理だけど、日佐人とつつみんがね。さて、柚紀ちゃん。口直しにサラダ食べない???」
柚紀が諏訪のブチギレした声には流石に反応を示し、不安そうな表情で状況確認をしようとするが笹森の言葉をきっかけに、諌めるついでにいつの間にか小分けしていたサラダを差し出す小佐野。それを素直に受け取れば、然り気無く堤そして諏訪の方に視線を向けると
「!……そうだね、人は親しい相手だからこそ必要なら説得したり、時には体を張ってでも止めたりもする。…だから鶴ヶ峰が心配する必要ないよ?……ですよね?諏訪さん」
「……………(ガシガシ)…否定はしないさ、俺が怒りっぽいのも堤達の言い分も間違っちゃいねぇからな。だがな鶴ヶ峰、…お前は色々心配し過ぎだ。些細な喧嘩をして簡単に仲違いする程、浅い付き合いをしてねぇよ俺達は。……お前は今までに体験した経験のせいで"他人の変化"に過敏に反応しちまう、コレ事態は悪くないが、……冷静な判断力とかが足りないせいで"次の行動"が上手く取れないって感じだな。ま、天下のつる姐ですら暴走するからまだ餓鬼なお前が出来なくても仕方ねぇ事だ」
『『………』』
堤の言葉には納得するが、諏訪の正論ではあるが痛い所を突かれて柚紀そして言実も自覚はあるらしく、渋い表情をさせながら各々気を紛らわせる為にナニかを口にする。……言実は表情の変化が読みにくいが
それを見て(二人は何処か似ているな)と感じる傍ら、当たり前だとすんなり納得している一人である熊谷が柚紀の頭を撫でながら口を開く
「(ナデナデ)後、他人を何処まで頼って大丈夫かとかの"さじ加減"も柚紀はイマイチよね?モール内での一件がいい例よ。……これも慣れや相手の信頼度によって変わるかしら?でも、あたし達は知り合って間もないわ。(ナデナデ)だからお互いに気にして助け合うしかない、……焦らずゆっくりと、ね?」
『……(コクン)(モグモグ)』
「熊谷の言う通りだな、そして例え失敗や間違えをしてもそれをフォローしたり、時には赦し時には叱る、…それが互いに信頼し合う友人であり仲間が持つ絆だと俺は思うぞ?……あ!!、少し冷めてしまったが柚紀ちゃん、コッチも食べないか?…言実さんも如何ですか?」
『それって嵐山さんが頼んだチーズのっ?!……た、食べたいです!!』
『……貰おうか』
熊谷の言葉に便乗する形で嵐山が総括すると、自分が頼んだ料理を二人に勧め、反応に差はあるが素直に頂く流れになった
……特に柚紀は一段と嬉しそうに貰った料理を食べていた
今自分が手に持つトリガーホルダーについての説明を淡々としている言実だが、その内容がとんでもない事になっており柚紀と日浦、そして当真以外が顔色が変わる状況となった。……流石の嵐山達もその改造っぷりには驚きを隠せない様子だ。そして、言実の話題で一番に反応するのは勿論…
「………コレって、今後はつる姐と手合わせの際は、何時でも正隊員用のトリオン体が相手って訳だよな?…喜ぶ……べきか?」
「太刀川お前な~、……白衣姿のトリオン体でもB級隊員は大半の奴がつる姐に勝てない現状で、今後は更に勝つのが難しい正隊員用のトリオン体の姐さんと戦うとか、………不安や心配しか俺にはないぞ?!ってかおい当真っ!!?……何で冬島のおっさんはコレを止めなかったんだよ?!話の流れ的に考えれば恐らく…"白衣姿のトリオン体が設定されたトリガーホルダーを鶴ヶ峰用に"回したんだろっ?!!」
「おっ!!流石は諏訪さん、分かってるじゃねぇか!!因みに隊長は"相変わらずだな~"とか高笑いしながら快く協力してたぜ?…【こんな誰もしない事を平然とやるのが姐さんクオリティーだな】とか言いながらさ」
「あ~の~親父めが~~~!!!ストッパーが暴走を手助けしてどうするんだよおいっ!!!」
まだ些か脅しによる余韻があるせいで素直に喜べない太刀川に対して、すかさず色々察してしまった諏訪が愚痴を溢し更に"もう一つのトリガーの行方"を確認を兼ねて訊ねれば、こちらは既に通常運転に戻った当真が飄々と悪びもなく真実を話せば、流石の諏訪も怒鳴らずには要られず此処には居ない相手にブチギレるのであった
……そして、こんな空気になれば必ず
『ふえっ!!?(キョロキョロ、キョロキョロ)えっと……今どんな状況…ですか???』
「あ!えっと…だ、大丈夫だよ鶴ヶ峰。…諏訪さんが怒鳴るのはその……よくある事、だろ?」
「そうそう、あ~やって怒るのが諏訪さんの優しさだから問題ないよ~。ヤバければ止めるから大丈夫大丈夫!……私は無理だけど、日佐人とつつみんがね。さて、柚紀ちゃん。口直しにサラダ食べない???」
柚紀が諏訪のブチギレした声には流石に反応を示し、不安そうな表情で状況確認をしようとするが笹森の言葉をきっかけに、諌めるついでにいつの間にか小分けしていたサラダを差し出す小佐野。それを素直に受け取れば、然り気無く堤そして諏訪の方に視線を向けると
「!……そうだね、人は親しい相手だからこそ必要なら説得したり、時には体を張ってでも止めたりもする。…だから鶴ヶ峰が心配する必要ないよ?……ですよね?諏訪さん」
「……………(ガシガシ)…否定はしないさ、俺が怒りっぽいのも堤達の言い分も間違っちゃいねぇからな。だがな鶴ヶ峰、…お前は色々心配し過ぎだ。些細な喧嘩をして簡単に仲違いする程、浅い付き合いをしてねぇよ俺達は。……お前は今までに体験した経験のせいで"他人の変化"に過敏に反応しちまう、コレ事態は悪くないが、……冷静な判断力とかが足りないせいで"次の行動"が上手く取れないって感じだな。ま、天下のつる姐ですら暴走するからまだ餓鬼なお前が出来なくても仕方ねぇ事だ」
『『………』』
堤の言葉には納得するが、諏訪の正論ではあるが痛い所を突かれて柚紀そして言実も自覚はあるらしく、渋い表情をさせながら各々気を紛らわせる為にナニかを口にする。……言実は表情の変化が読みにくいが
それを見て(二人は何処か似ているな)と感じる傍ら、当たり前だとすんなり納得している一人である熊谷が柚紀の頭を撫でながら口を開く
「(ナデナデ)後、他人を何処まで頼って大丈夫かとかの"さじ加減"も柚紀はイマイチよね?モール内での一件がいい例よ。……これも慣れや相手の信頼度によって変わるかしら?でも、あたし達は知り合って間もないわ。(ナデナデ)だからお互いに気にして助け合うしかない、……焦らずゆっくりと、ね?」
『……(コクン)(モグモグ)』
「熊谷の言う通りだな、そして例え失敗や間違えをしてもそれをフォローしたり、時には赦し時には叱る、…それが互いに信頼し合う友人であり仲間が持つ絆だと俺は思うぞ?……あ!!、少し冷めてしまったが柚紀ちゃん、コッチも食べないか?…言実さんも如何ですか?」
『それって嵐山さんが頼んだチーズのっ?!……た、食べたいです!!』
『……貰おうか』
熊谷の言葉に便乗する形で嵐山が総括すると、自分が頼んだ料理を二人に勧め、反応に差はあるが素直に頂く流れになった
……特に柚紀は一段と嬉しそうに貰った料理を食べていた