55.宴会の曲・一番
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次に来たのは、だし巻き玉子と串とつくねの盛り合わせ、シーザーサラダに何やらゴーヤの炒め物更にはチーズ焼きの六つだった。その際に「チーズの盛り合わせと枝豆、後チヂミ追加で」と、メニューを頼んだ。そして店員が下がろうとした時に加賀美が、あることに気づく
「あら?私は普通のだし巻き玉子を頼んだつもりだけどコレ……鰻の蒲焼き入り?」
「え?!!あ、……た、大変失礼致しましたっ!!直ぐに作り直しますねっ?!」
『……私はソレ食べたいな、鰻は今が旬ですからね。やっぱりその季節に合ったモノが一番美味しいです!!………先輩は鰻、嫌いですか?(コテン)』
「(キュン)ううん、大丈夫よ柚紀ちゃん!!?元々ちょっとした箸休め的な意味で頼んだ品だから、……すみませんがコレも追加で食べますが、普通のもお願いします」
店員がミスをしてしまい慌てているのを見た柚紀が、然り気無くカバーし注文主である加賀美に首を傾げて了承を請う。その無意識な仕草と心遣いに心打たれ、男子も多いから食べ残す心配はないだろうと追加を笑顔で頼めば、店員も安堵して下がっていく。……それを見たメンバーは
「凄いな、鶴ヶ峰は、あれは、咄嗟か?本音か?……好きなのか?旬ものが」
『嘘は言ってませんよ穂刈先輩、あまり私は好き嫌いしませんがやっぱり美味しいものは美味しい時に食べたいじゃないですか?因みに…お肉は鳥が一番好きですが肉か魚なら魚系、更に素材の味を楽しめる刺身が一番。なので味付けもコッテリよりサッパリ系、ドレッシングは胡麻や醤油ベースな和風系が好みです。…あ、シーザーも大丈夫ですよ?』
「ほぅ、……なら、コレも夏が旬の食い物だから食べてみろよ柚紀。…ゴーヤは苦手か?(ニヤニヤ)」
『(ムッ)……そこまで子ども舌じゃありませんから苦いのも大丈夫ですよ~(それにしても赤いな、……大丈夫、だよね?)』
自然な流れで笹森の質問に当たる"好きな食べ物"の話になり、心なしか笹森本人は嬉しそうに聞いており、少し好みから外れて残念そうな小佐野を見て慌ててフォローする柚紀。それを横目で見ていた当真が挑発的な態度で頼んだ品を差し出すと、その態度が気に入らなかったのか勢いで受け取り、少し"ある不安"があったがとりあえず口に入れようとする。……"次こそは柚紀が好きそうな食べ物を"とメニューを見ていた小佐野は、当真が頼んだ品の詳細を見て慌てて声を掛ける
「あ!!ダメッ柚紀ちゃんっ?!それかなりの…『!!#&*◎◆□▲~~~~!?!?』遅かったかっ!!?誰か飲み物っ!!」
「えっ?だ、大丈夫かっ?鶴ヶ峰っ!?俺ので良けれ…「炭酸系やジュース系は多分ダメッ!!誰かお水かお茶っ!!?」って言われても皆大体…」
「鶴ヶ峰さんコレ!!…おれの飲み掛けだけど、良ければ」
「すまねぇが水をピッチャーそのままでくれ!?早くっ!!」
柚紀が料理を口にした瞬間、言葉にならない声と共にもがき苦しみ出してしまう。理由を察している小佐野が慌てて周囲に呼び掛け、反射的に笹森がコーラを差し出そうとしたが加賀美がブロック。…逆効果になる可能性があったからだ。その中で唯一お茶が半分ほど残っていた時枝が自らのコップを差し出し、諏訪は通路に向かって大声で呼び掛けた
暫くして那須隊二人の介護のお陰もあり、やっと柚紀が落ち着いてきたがまだ余韻があるのか涙目な状態だ。因みに当真は熊谷の席に強制的に移動を余儀なくされ、正面に座る荒船を中心に冷ややかな視線を一身に受けていた。何故こうなったかと言うと……
『……うぅ~~~、…まだ唇がヒリヒリするし口の中や舌がピリピリするよ~~』
「鶴ヶ峰大丈夫か?……ったく、お前が昼メシ買う時に一緒に居ればこんな事にはならなかったぞ?分かっているのか……当真」
「でも私の言葉をちゃんと聞いていれば当真くんだって気づけた筈よ?…柚紀ちゃんが"辛いものが苦手"だって事を」
「いや~、迂闊だったよ~。……この手のお店ならスタミナ料理もだけど汗をかくって意味で"激辛料理"を夏限定で出すよね~、…昼間その限定に釣られたの私自身だったのに。更にその手の奴はピックアップされていて、定番メニュー表には掲載されないから見逃していたよ」
「…………………すまねぇ、色々確認を怠った」
当真も一応は苦手なのを知っていたが、刺身を食べる際に柚紀は普通に山葵を使っていたので"ひと口程度なら"と安易に考えていた。……どうやら唐辛子や豆板醤系の辛さは苦手な様子だ。これには素直に反省する当真。それらを見ていた笹森が控え目に手を上げる
「(スッ)あ、あの~、一つきき…「だけどよ、辛くて悶絶している柚紀に何で炭酸やジュースは駄目だって止めたんだ?別に構わねぇだろう??」……太刀川さんにまた横取りされた(ズーン)」
「(ポン)……気持ちは分かるが笹森、…今回は邪魔されて良かったとおれは思うよ」
「だよね~、……何せ(チラリ)」
「え?どういう意味だよ二人と……あ(サーー)」
言いたい事をいつの間にか当真に茶々を入れる為に、側に移動ていた太刀川に取られて今日何度目にならか分からないデジャブ感と一緒に落ち込む笹森を、時枝とこちらもいつの間にか隣に移動してきた佐鳥が擁護し、視線をある方向に向ける。そしてその先に居た人物を見て(あ、本当だ)と思わず納得してしまった。………触らぬ神に祟りなしが如く…
『当真、そして太刀川よ。……何度その子を泣かせれば気が済むのだ?何度安易な言動をしてその子を…柚紀を傷つけるつもりだ?一層の事だ…(スッ)バイパーでその目と手を片方ずつ打ち抜き、その減らず口を縫い付けてやろうか?痛みはあるが、まぁ……死にはしないだろう………………どうする?』
………静かに怒りを発する言実がトリガーホルダー片手に本気で殺りかねたい脅しを二人にしたのだった
「あら?私は普通のだし巻き玉子を頼んだつもりだけどコレ……鰻の蒲焼き入り?」
「え?!!あ、……た、大変失礼致しましたっ!!直ぐに作り直しますねっ?!」
『……私はソレ食べたいな、鰻は今が旬ですからね。やっぱりその季節に合ったモノが一番美味しいです!!………先輩は鰻、嫌いですか?(コテン)』
「(キュン)ううん、大丈夫よ柚紀ちゃん!!?元々ちょっとした箸休め的な意味で頼んだ品だから、……すみませんがコレも追加で食べますが、普通のもお願いします」
店員がミスをしてしまい慌てているのを見た柚紀が、然り気無くカバーし注文主である加賀美に首を傾げて了承を請う。その無意識な仕草と心遣いに心打たれ、男子も多いから食べ残す心配はないだろうと追加を笑顔で頼めば、店員も安堵して下がっていく。……それを見たメンバーは
「凄いな、鶴ヶ峰は、あれは、咄嗟か?本音か?……好きなのか?旬ものが」
『嘘は言ってませんよ穂刈先輩、あまり私は好き嫌いしませんがやっぱり美味しいものは美味しい時に食べたいじゃないですか?因みに…お肉は鳥が一番好きですが肉か魚なら魚系、更に素材の味を楽しめる刺身が一番。なので味付けもコッテリよりサッパリ系、ドレッシングは胡麻や醤油ベースな和風系が好みです。…あ、シーザーも大丈夫ですよ?』
「ほぅ、……なら、コレも夏が旬の食い物だから食べてみろよ柚紀。…ゴーヤは苦手か?(ニヤニヤ)」
『(ムッ)……そこまで子ども舌じゃありませんから苦いのも大丈夫ですよ~(それにしても赤いな、……大丈夫、だよね?)』
自然な流れで笹森の質問に当たる"好きな食べ物"の話になり、心なしか笹森本人は嬉しそうに聞いており、少し好みから外れて残念そうな小佐野を見て慌ててフォローする柚紀。それを横目で見ていた当真が挑発的な態度で頼んだ品を差し出すと、その態度が気に入らなかったのか勢いで受け取り、少し"ある不安"があったがとりあえず口に入れようとする。……"次こそは柚紀が好きそうな食べ物を"とメニューを見ていた小佐野は、当真が頼んだ品の詳細を見て慌てて声を掛ける
「あ!!ダメッ柚紀ちゃんっ?!それかなりの…『!!#&*◎◆□▲~~~~!?!?』遅かったかっ!!?誰か飲み物っ!!」
「えっ?だ、大丈夫かっ?鶴ヶ峰っ!?俺ので良けれ…「炭酸系やジュース系は多分ダメッ!!誰かお水かお茶っ!!?」って言われても皆大体…」
「鶴ヶ峰さんコレ!!…おれの飲み掛けだけど、良ければ」
「すまねぇが水をピッチャーそのままでくれ!?早くっ!!」
柚紀が料理を口にした瞬間、言葉にならない声と共にもがき苦しみ出してしまう。理由を察している小佐野が慌てて周囲に呼び掛け、反射的に笹森がコーラを差し出そうとしたが加賀美がブロック。…逆効果になる可能性があったからだ。その中で唯一お茶が半分ほど残っていた時枝が自らのコップを差し出し、諏訪は通路に向かって大声で呼び掛けた
暫くして那須隊二人の介護のお陰もあり、やっと柚紀が落ち着いてきたがまだ余韻があるのか涙目な状態だ。因みに当真は熊谷の席に強制的に移動を余儀なくされ、正面に座る荒船を中心に冷ややかな視線を一身に受けていた。何故こうなったかと言うと……
『……うぅ~~~、…まだ唇がヒリヒリするし口の中や舌がピリピリするよ~~』
「鶴ヶ峰大丈夫か?……ったく、お前が昼メシ買う時に一緒に居ればこんな事にはならなかったぞ?分かっているのか……当真」
「でも私の言葉をちゃんと聞いていれば当真くんだって気づけた筈よ?…柚紀ちゃんが"辛いものが苦手"だって事を」
「いや~、迂闊だったよ~。……この手のお店ならスタミナ料理もだけど汗をかくって意味で"激辛料理"を夏限定で出すよね~、…昼間その限定に釣られたの私自身だったのに。更にその手の奴はピックアップされていて、定番メニュー表には掲載されないから見逃していたよ」
「…………………すまねぇ、色々確認を怠った」
当真も一応は苦手なのを知っていたが、刺身を食べる際に柚紀は普通に山葵を使っていたので"ひと口程度なら"と安易に考えていた。……どうやら唐辛子や豆板醤系の辛さは苦手な様子だ。これには素直に反省する当真。それらを見ていた笹森が控え目に手を上げる
「(スッ)あ、あの~、一つきき…「だけどよ、辛くて悶絶している柚紀に何で炭酸やジュースは駄目だって止めたんだ?別に構わねぇだろう??」……太刀川さんにまた横取りされた(ズーン)」
「(ポン)……気持ちは分かるが笹森、…今回は邪魔されて良かったとおれは思うよ」
「だよね~、……何せ(チラリ)」
「え?どういう意味だよ二人と……あ(サーー)」
言いたい事をいつの間にか当真に茶々を入れる為に、側に移動ていた太刀川に取られて今日何度目にならか分からないデジャブ感と一緒に落ち込む笹森を、時枝とこちらもいつの間にか隣に移動してきた佐鳥が擁護し、視線をある方向に向ける。そしてその先に居た人物を見て(あ、本当だ)と思わず納得してしまった。………触らぬ神に祟りなしが如く…
『当真、そして太刀川よ。……何度その子を泣かせれば気が済むのだ?何度安易な言動をしてその子を…柚紀を傷つけるつもりだ?一層の事だ…(スッ)バイパーでその目と手を片方ずつ打ち抜き、その減らず口を縫い付けてやろうか?痛みはあるが、まぁ……死にはしないだろう………………どうする?』
………静かに怒りを発する言実がトリガーホルダー片手に本気で殺りかねたい脅しを二人にしたのだった