5.能力認知の曲~助っ人登場~
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「この子に会ったのは嵐山達と同じあの公園でだよ言実さん。街をぶらぶらしていたらとても良い歌声が聴こえて、それに導かれて言ったら偶然彼女を見つけた訳。……あの時点で俺が柚紀ちゃんを本部に連れていく事も出来たが、今後の事の為にも嵐山達に任せた方が色々都合が良い。俺はそう判断しました」
前半は言実に対して、後半は主に上層部に対しての説明をする迅。彼の絶大なる信頼と経験そしてサイドエフェクトから、その言葉を疑う者はいなかった。だが、全ての疑問が解決した訳ではない
「彼女との関係性は分かった。なら此処に来た理由はどう説明する迅」
「勿論、……彼女を言実さんから一時的に預かる為ですよ、忍田さん。柚紀ちゃんをこの場に留めておくのは得策ではありません。何より…言実さんが本調子じゃなくなる」
『………敢えて否定はしないでおくが、…会議の間その子をどうするつもりだ?』
「とりあえず、今日は連れ回さず基地内でひっそりお茶でもしようかと。まだ柚紀ちゃんがボーダーを入るか決まってませんから、人の目に付かせるべきじゃない。……それで良いですよね?ボス」
トントン拍子に話が進んでいく中、先程の柚紀の異変を重んじて城戸は発言を控え沈黙を続けており、迅もそれを察して最終確認を自分の上司である林藤に訊ねる
「ん~、まぁそれで良いんじゃないか?迅も分かっていると思うが、そのお嬢ちゃんは静樹さんの大切な忘れ形見だ。丁重に扱えよ?……城戸さんもそれで良いですよね?」
「……好きにしろ」
「柚紀ちゃんの事はこの実力派エリートにお任せを!?では、皆さんはこの後思う存分話し合いして下さい。…言いたい事を言えずに後の後悔をしない為にも。……それじゃあ俺達はこれで失礼します、行こうか柚紀ちゃん」
『あ、はい。……あ、あの…お騒がせして…すみませんでした。…失礼します』
キィッ…バタン
体裁として城戸からも同意を得られ、倒した椅子の近くにある柚紀の荷物を持つとお得意の予言を残して退室する迅。それに先程の取り乱した事に対する謝罪をして、迅の後に続く形で会議室を後にする柚紀を、誰も引き留めることもせず見送ったのだった
前半は言実に対して、後半は主に上層部に対しての説明をする迅。彼の絶大なる信頼と経験そしてサイドエフェクトから、その言葉を疑う者はいなかった。だが、全ての疑問が解決した訳ではない
「彼女との関係性は分かった。なら此処に来た理由はどう説明する迅」
「勿論、……彼女を言実さんから一時的に預かる為ですよ、忍田さん。柚紀ちゃんをこの場に留めておくのは得策ではありません。何より…言実さんが本調子じゃなくなる」
『………敢えて否定はしないでおくが、…会議の間その子をどうするつもりだ?』
「とりあえず、今日は連れ回さず基地内でひっそりお茶でもしようかと。まだ柚紀ちゃんがボーダーを入るか決まってませんから、人の目に付かせるべきじゃない。……それで良いですよね?ボス」
トントン拍子に話が進んでいく中、先程の柚紀の異変を重んじて城戸は発言を控え沈黙を続けており、迅もそれを察して最終確認を自分の上司である林藤に訊ねる
「ん~、まぁそれで良いんじゃないか?迅も分かっていると思うが、そのお嬢ちゃんは静樹さんの大切な忘れ形見だ。丁重に扱えよ?……城戸さんもそれで良いですよね?」
「……好きにしろ」
「柚紀ちゃんの事はこの実力派エリートにお任せを!?では、皆さんはこの後思う存分話し合いして下さい。…言いたい事を言えずに後の後悔をしない為にも。……それじゃあ俺達はこれで失礼します、行こうか柚紀ちゃん」
『あ、はい。……あ、あの…お騒がせして…すみませんでした。…失礼します』
キィッ…バタン
体裁として城戸からも同意を得られ、倒した椅子の近くにある柚紀の荷物を持つとお得意の予言を残して退室する迅。それに先程の取り乱した事に対する謝罪をして、迅の後に続く形で会議室を後にする柚紀を、誰も引き留めることもせず見送ったのだった