51.集結の曲
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固まっていた二人の内、先に復活した時枝は二人の元へ歩み寄る。それに目敏く気付いた柚紀は、…少し恥ずかしいのかハニカミ笑いを浮かべながら出迎える
『…お仕事お疲れさまです時枝くん。えっと、……メッセージ見たよ?わざわざ有難うね。お陰でその、…十分に楽しめました』
「そっか、…それなら良かったよ。所でその服装……朝から?」
『(ブンブン)ち、違うよっ?!その、…今日買った物を那須隊の二人に手伝って貰って、着てみたんだ。……へ、変…かな?(コテン)』
「……(フワッ)大丈夫だよ、鶴ヶ峰さんらしい服装で似合ってる。髪型もだけど、…うっすらとだけど化粧してるのかな?これだけで印象が変わるけど……君らしさは変わらないよ」
時枝と真っ正面から、恥ずかしくても目を反らさずに話をする柚紀とそれに倣って対峙する時枝、二人とも柔らかな笑みを互いに浮かべている。…それを初見な人達は目を見張って驚いていた。それに気づいていない柚紀は、未だに固まったままな佐鳥が気になり近づくと
‐ ヒラヒラ、ヒラヒラ ‐
『佐鳥くん?…佐鳥くん?お~い……(サワッ)…大丈夫?疲れてるの?』
「(ビクッ!!)えっ?!あ、あれっ!?柚紀ち、ちゃんっ?!?い、いつの間にっ?!………(キョロキョロ)!!…あ、えっと、…こ、コッチに!!(ギュッ……クイッ)」
『えっ?!さ、佐鳥くんっ?あの、ちょっと落ち着いてっ!?……と、時枝くんっ!!』
目の前で手を降るが全く無反応な佐鳥を見て、控え目ながら顔を自分から触る柚紀。その感触でやっと我に返った佐鳥だったが、至近距離に柚紀が居て吃驚するのと同時に当真達の視線に気づき、柚紀の手を掴むと足早に集団の輪から離れていく。それに対して嫌な素振りは見せないが対処に困った柚紀は、思わず時枝の名を呼び助けを求める。その要請を受けた時枝は呆れた表情を浮かべながら二人の後を追った
さて、これら一連の行動を見ていた男子衆だが、反応は様々だった
「荒船、穂刈。…アレ見ての実直的な感想を聞いても構わねぇか?」
「……確かに、小佐野が言っていた事は本当みたいだな。ってか…明らかに違いすぎるだろう、あの反応や行動はっ!?(後、嵐山隊が来てから"妙な緊張感"が鶴ヶ峰から…消えた?分かっていたのか?……嵐山隊が来るって)」
「…怖がらない、二人には、それ以上に、…触れていた、鶴ヶ峰自ら、それに、……必要だな、指摘した通り、当真が、手助けが、笹森には、あれは、……強敵だ(勝ち負けではない、…恋愛は、だが、……難しいな、勝つのは、笹森が、…あの二人に)」
「…………ってか以前より親しくなってる。…何でだ?俺とあの二人、……何が違うのさ?…教えてくれよ、鶴ヶ峰(ってか嵐山隊が来たって事は、…"あの部隊"も来る可能性もあるよな?うわ~、……この勘は外れて欲しい)」
「(ポン)多分だけど、本人達にしか知らない何かがあったんじゃないかな?少なくとも、…鶴ヶ峰は一段と"普通の女の子"っぽくなって俺は嬉しいけどね(日佐人には悪いけど、……諏訪さんや俺は鶴ヶ峰個人の幸せを優先しちゃうかな?…言実さんからあんな話を聞けば、ね)」
当真は"あるきっかけ"で、例の屋上以降の三人のやり取りを見ているので驚きはしないが、初見な二人は驚いて同然だが太刀川隊室での三人のやり取りを見ていない笹森のダメージは甚大なモノだ。それを見て堤は一応フォローするのだった
さて、柚紀を二人に無事引継ぎした嵐山は、言実達"保護者・お兄さんポジション組"に合流を果たした
「とりあえず賢も充も"普段通り"に戻ってひと安心だな。……所で言実さん、今日買い物中にですが…柚紀ちゃんにナニかありましたか?」
『……まぁ、"色々"な。…それがどうした?』
「判断要素は色々あるのですが、…一番はやはり迅からのメールですね。仕事中に届いたのですが……かなり意味深な内容なので」
「迅から?…俺にも【つる姐にこの文章を見せろ】的なのは届いたが……」
「"アクシデント"は既に解決済みだぞ?…まだナニか……鶴ヶ峰に起こるって言いたいのか?嵐山」
真剣な表情で話しかけてきた嵐山を見て、言実を始めとした全員の顔に緊張感が走る。そして"見せた方が早い"と判断した嵐山は、例のメール文章を表記して全員に見えるように携帯を差し出した。…その内容を見た瞬間、言実は携帯を取り出して何やら誰かに連絡を取り始めた。その内容はと言うと
【今日一日中警戒を怠らない方がいい。嵐山達だけなら問題ないけど……彼女が関わるなら話は別だ。不確定すぎて俺にも読み切れない。が、…常に危険な状況って位に思うべきだ。それと嵐山、…………時には"嘘も方便"だぞ?】
『…お仕事お疲れさまです時枝くん。えっと、……メッセージ見たよ?わざわざ有難うね。お陰でその、…十分に楽しめました』
「そっか、…それなら良かったよ。所でその服装……朝から?」
『(ブンブン)ち、違うよっ?!その、…今日買った物を那須隊の二人に手伝って貰って、着てみたんだ。……へ、変…かな?(コテン)』
「……(フワッ)大丈夫だよ、鶴ヶ峰さんらしい服装で似合ってる。髪型もだけど、…うっすらとだけど化粧してるのかな?これだけで印象が変わるけど……君らしさは変わらないよ」
時枝と真っ正面から、恥ずかしくても目を反らさずに話をする柚紀とそれに倣って対峙する時枝、二人とも柔らかな笑みを互いに浮かべている。…それを初見な人達は目を見張って驚いていた。それに気づいていない柚紀は、未だに固まったままな佐鳥が気になり近づくと
‐ ヒラヒラ、ヒラヒラ ‐
『佐鳥くん?…佐鳥くん?お~い……(サワッ)…大丈夫?疲れてるの?』
「(ビクッ!!)えっ?!あ、あれっ!?柚紀ち、ちゃんっ?!?い、いつの間にっ?!………(キョロキョロ)!!…あ、えっと、…こ、コッチに!!(ギュッ……クイッ)」
『えっ?!さ、佐鳥くんっ?あの、ちょっと落ち着いてっ!?……と、時枝くんっ!!』
目の前で手を降るが全く無反応な佐鳥を見て、控え目ながら顔を自分から触る柚紀。その感触でやっと我に返った佐鳥だったが、至近距離に柚紀が居て吃驚するのと同時に当真達の視線に気づき、柚紀の手を掴むと足早に集団の輪から離れていく。それに対して嫌な素振りは見せないが対処に困った柚紀は、思わず時枝の名を呼び助けを求める。その要請を受けた時枝は呆れた表情を浮かべながら二人の後を追った
さて、これら一連の行動を見ていた男子衆だが、反応は様々だった
「荒船、穂刈。…アレ見ての実直的な感想を聞いても構わねぇか?」
「……確かに、小佐野が言っていた事は本当みたいだな。ってか…明らかに違いすぎるだろう、あの反応や行動はっ!?(後、嵐山隊が来てから"妙な緊張感"が鶴ヶ峰から…消えた?分かっていたのか?……嵐山隊が来るって)」
「…怖がらない、二人には、それ以上に、…触れていた、鶴ヶ峰自ら、それに、……必要だな、指摘した通り、当真が、手助けが、笹森には、あれは、……強敵だ(勝ち負けではない、…恋愛は、だが、……難しいな、勝つのは、笹森が、…あの二人に)」
「…………ってか以前より親しくなってる。…何でだ?俺とあの二人、……何が違うのさ?…教えてくれよ、鶴ヶ峰(ってか嵐山隊が来たって事は、…"あの部隊"も来る可能性もあるよな?うわ~、……この勘は外れて欲しい)」
「(ポン)多分だけど、本人達にしか知らない何かがあったんじゃないかな?少なくとも、…鶴ヶ峰は一段と"普通の女の子"っぽくなって俺は嬉しいけどね(日佐人には悪いけど、……諏訪さんや俺は鶴ヶ峰個人の幸せを優先しちゃうかな?…言実さんからあんな話を聞けば、ね)」
当真は"あるきっかけ"で、例の屋上以降の三人のやり取りを見ているので驚きはしないが、初見な二人は驚いて同然だが太刀川隊室での三人のやり取りを見ていない笹森のダメージは甚大なモノだ。それを見て堤は一応フォローするのだった
さて、柚紀を二人に無事引継ぎした嵐山は、言実達"保護者・お兄さんポジション組"に合流を果たした
「とりあえず賢も充も"普段通り"に戻ってひと安心だな。……所で言実さん、今日買い物中にですが…柚紀ちゃんにナニかありましたか?」
『……まぁ、"色々"な。…それがどうした?』
「判断要素は色々あるのですが、…一番はやはり迅からのメールですね。仕事中に届いたのですが……かなり意味深な内容なので」
「迅から?…俺にも【つる姐にこの文章を見せろ】的なのは届いたが……」
「"アクシデント"は既に解決済みだぞ?…まだナニか……鶴ヶ峰に起こるって言いたいのか?嵐山」
真剣な表情で話しかけてきた嵐山を見て、言実を始めとした全員の顔に緊張感が走る。そして"見せた方が早い"と判断した嵐山は、例のメール文章を表記して全員に見えるように携帯を差し出した。…その内容を見た瞬間、言実は携帯を取り出して何やら誰かに連絡を取り始めた。その内容はと言うと
【今日一日中警戒を怠らない方がいい。嵐山達だけなら問題ないけど……彼女が関わるなら話は別だ。不確定すぎて俺にも読み切れない。が、…常に危険な状況って位に思うべきだ。それと嵐山、…………時には"嘘も方便"だぞ?】