51.集結の曲
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「???……どうしたのさ柚紀ちゃん。折角嵐山さん達が来たのに、…行かないの?」
『あ、あの、その……あ、会えると思ってなくて、……その…な、何か…側に……行きづらくて…』
「ん~?……会いたくない訳じゃないよね?因みに…今どんな気持ち?柚紀ちゃんが感じるままで良いから……言ってみて……ね?(ナデナデ)」
何時ものように先ずは小佐野が声を掛けると、何やら不安そうな表情と声で返答する柚紀を見て何かを察した加賀美が頭を撫でながら、気持ちを引き出そうとする。因みに那須隊の二人は互いに小声で何やら話し合っている
「(コソッ)く、くま先輩っ。柚紀先輩のこの反応ってもしかして、…もしかするとですかね??!」
「(ボソッ)どうだろうね?…思い当たる理由が多すぎるから断言は出来ないけど、……"特別だから"って考えるのが筋だろうね。だってあの子の…」
‐ 浮かべている表情は、まるで"恋する乙女"そのものだから… ‐
そんな二人の会話など知らない柚紀は、男子の集団…正確には嵐山隊を見つめながら促されるまま自分の気持ちを口にする
『えっとですね……会えたのは確かに嬉しい…ですが、……周囲の人が…皆さんが彼等を見ている。………本当に有名人何だなと、…いきなり遠い存在に思えて…近づきづらくて、…何だか淋しくて。私との関係性が変わる訳じゃ……ないのに…あ、後……この服装を見た時の反応が……ちょっと不安…です(それ以上に、…バレる気がする。私が……)』
そう語る柚紀の表情は、不安で切なそうで泣きそうで…そして夕方近くなり空が夕暮れに染まり始めたが、うっすら顔が赤くなっている様に女子四人は見受けた。こんな表情をさせた柚紀に協力しない訳もなく……
「茜、柚紀を連れて男子の集団に突撃してきな!!万が一になったら、…あたしが行く前に先生が手を下すだろうから問題ないか。……任せたよ」
「(ピシッ)了解です、くま先輩っ!!!ってな訳で(ガシッ)行きますよ柚紀先輩!?」
『えっ??あ、茜ちゃんっ!?ち、ちょっっとま、待って!ま、まだこ、ここ…心の準備が~~』
焦れったく感じた熊谷が日浦に強行手段を命じる。それを敬礼をして了承すると問答無用で柚紀の手を掴み、歩き出す。後輩に対して強気に出れない柚紀は成されるがまま連れて行かれる様を三人は手を降り見送るのであった
一方男子の集団では、似た性格や行動を取る者が固まって話を色々していた。(佐鳥が笹森と当真、嵐山と時枝が荒船隊の二人と堤)そんな最中、当真が日浦に引っ張られてやって来る柚紀の姿を見てニヤリと笑うと
「そう言えば嵐山さん達はまだ見てないでしたよね?……"アレ"を(クイッ)」
「ん?アレって何ですか当真さん?……そう言えば柚紀ちゃんの姿をまだ見てい…な…い……(ポカーン)」
「ん?どうかした佐鳥。いきなりポカンと馬鹿みたいな顔をして…………えっ?」
「二人ともどうした?そんな呆然として……ん?…成る程、そう言う訳か当真」
当真が指差した方を見る三人は各々の反応を示す。佐鳥は見た瞬間に口を開けたまま呆然とし、時枝は予想外な装いに目を見張る。その中で一番冷静な嵐山が近づいてくる二人を笑顔で出迎えるために、集団から二・三歩前に出る
「嵐山さんお疲れ様です!柚紀先輩をお届けに参りました!!後はお願いして大丈夫ですか?」
「わざわざ連れてきてくれて有難う日浦、…勿論!責任を持って柚紀ちゃんを預かるよ。……(ナデナデ)最初は吃驚したけど、似合ってるよその服装も髪型も…(ナデ)柚紀ちゃんだって女の子なんだから、もっとお洒落したって良いと俺は思うよ?(ナデナデ…スッ)何時もの格好でも十分可愛いけどね」
『そ、そう…ですか?……あまり流行りとか知らないので、不安でしたが…嵐山さんがそうおっしゃるなら……た、たま~に…してみます…ね。…あ、お仕事お疲れ様でした!!(ニコッ)』
笑顔で嵐山とやり取りを交わせば、柚紀の手を離して軽く背を押した日浦は熊谷達の元へ帰って行く。一人置いてきぼりな柚紀の頭を慣れた手つきで撫でながら、素直な感想を述べる嵐山を見て、安心した表情を浮かべた後に笑顔になる柚紀。……嵐山の何事も真っ直ぐな性格をある程度分かってきた柚紀にとっては"余計な勘違い"はしないで済む、安心安全で"頼りになるお兄ちゃん的な存在"なのだ
『あ、あの、その……あ、会えると思ってなくて、……その…な、何か…側に……行きづらくて…』
「ん~?……会いたくない訳じゃないよね?因みに…今どんな気持ち?柚紀ちゃんが感じるままで良いから……言ってみて……ね?(ナデナデ)」
何時ものように先ずは小佐野が声を掛けると、何やら不安そうな表情と声で返答する柚紀を見て何かを察した加賀美が頭を撫でながら、気持ちを引き出そうとする。因みに那須隊の二人は互いに小声で何やら話し合っている
「(コソッ)く、くま先輩っ。柚紀先輩のこの反応ってもしかして、…もしかするとですかね??!」
「(ボソッ)どうだろうね?…思い当たる理由が多すぎるから断言は出来ないけど、……"特別だから"って考えるのが筋だろうね。だってあの子の…」
‐ 浮かべている表情は、まるで"恋する乙女"そのものだから… ‐
そんな二人の会話など知らない柚紀は、男子の集団…正確には嵐山隊を見つめながら促されるまま自分の気持ちを口にする
『えっとですね……会えたのは確かに嬉しい…ですが、……周囲の人が…皆さんが彼等を見ている。………本当に有名人何だなと、…いきなり遠い存在に思えて…近づきづらくて、…何だか淋しくて。私との関係性が変わる訳じゃ……ないのに…あ、後……この服装を見た時の反応が……ちょっと不安…です(それ以上に、…バレる気がする。私が……)』
そう語る柚紀の表情は、不安で切なそうで泣きそうで…そして夕方近くなり空が夕暮れに染まり始めたが、うっすら顔が赤くなっている様に女子四人は見受けた。こんな表情をさせた柚紀に協力しない訳もなく……
「茜、柚紀を連れて男子の集団に突撃してきな!!万が一になったら、…あたしが行く前に先生が手を下すだろうから問題ないか。……任せたよ」
「(ピシッ)了解です、くま先輩っ!!!ってな訳で(ガシッ)行きますよ柚紀先輩!?」
『えっ??あ、茜ちゃんっ!?ち、ちょっっとま、待って!ま、まだこ、ここ…心の準備が~~』
焦れったく感じた熊谷が日浦に強行手段を命じる。それを敬礼をして了承すると問答無用で柚紀の手を掴み、歩き出す。後輩に対して強気に出れない柚紀は成されるがまま連れて行かれる様を三人は手を降り見送るのであった
一方男子の集団では、似た性格や行動を取る者が固まって話を色々していた。(佐鳥が笹森と当真、嵐山と時枝が荒船隊の二人と堤)そんな最中、当真が日浦に引っ張られてやって来る柚紀の姿を見てニヤリと笑うと
「そう言えば嵐山さん達はまだ見てないでしたよね?……"アレ"を(クイッ)」
「ん?アレって何ですか当真さん?……そう言えば柚紀ちゃんの姿をまだ見てい…な…い……(ポカーン)」
「ん?どうかした佐鳥。いきなりポカンと馬鹿みたいな顔をして…………えっ?」
「二人ともどうした?そんな呆然として……ん?…成る程、そう言う訳か当真」
当真が指差した方を見る三人は各々の反応を示す。佐鳥は見た瞬間に口を開けたまま呆然とし、時枝は予想外な装いに目を見張る。その中で一番冷静な嵐山が近づいてくる二人を笑顔で出迎えるために、集団から二・三歩前に出る
「嵐山さんお疲れ様です!柚紀先輩をお届けに参りました!!後はお願いして大丈夫ですか?」
「わざわざ連れてきてくれて有難う日浦、…勿論!責任を持って柚紀ちゃんを預かるよ。……(ナデナデ)最初は吃驚したけど、似合ってるよその服装も髪型も…(ナデ)柚紀ちゃんだって女の子なんだから、もっとお洒落したって良いと俺は思うよ?(ナデナデ…スッ)何時もの格好でも十分可愛いけどね」
『そ、そう…ですか?……あまり流行りとか知らないので、不安でしたが…嵐山さんがそうおっしゃるなら……た、たま~に…してみます…ね。…あ、お仕事お疲れ様でした!!(ニコッ)』
笑顔で嵐山とやり取りを交わせば、柚紀の手を離して軽く背を押した日浦は熊谷達の元へ帰って行く。一人置いてきぼりな柚紀の頭を慣れた手つきで撫でながら、素直な感想を述べる嵐山を見て、安心した表情を浮かべた後に笑顔になる柚紀。……嵐山の何事も真っ直ぐな性格をある程度分かってきた柚紀にとっては"余計な勘違い"はしないで済む、安心安全で"頼りになるお兄ちゃん的な存在"なのだ