50.身支度の曲~忍び寄る暗雲~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暫くすると、買い出しに出ていた諏訪と堤が頼まれた食料品を買って戻ってきた。オートロックなので、言実が対応に席を立ったので話はそこで打ち切りになったが太刀川はかなり満足している様子だ
『ご苦労だったな二人とも、…食材は冷蔵庫の中に適当に入れて構わん。それと、……酒関係はそっちの小さな冷蔵庫に入れてくれ。どうせ諏訪の事だ、…つまみも買ってきたのであろう?』
「………相変わらずその辺はお見通しな訳だ。…アンタは酒だけでつまみの事は一切言ってなかったからな。どうせ無くても十分と言いそうだったから、…勝手なお節介で買ってきてやったぞ?」
「後、直ぐに使いそうな食器洗い用洗剤とスポンジは適当に買ってきました。特に指定されていませんでしたので。……後で鶴ヶ峰とこの辺りは相談してください。所で……(キョロキョロ)女子三人はまだ部屋に引き込もっているのですか?予約の時間も迫ってますし、そろそろ出発した方が良いかと思いますが」
言実の指示に従い冷蔵庫に食材を入れながらそんな会話をする三人だが、お店を決めた幹事的な役目をしている堤が時間や、未だに部屋から出てきていない柚紀と那須隊の二人が少し心配な様子。それを聞き言実も時間があまりないのを認め、部屋のドアに近づき
‐ コンコン ‐
『…柚紀、ユウ、アカネ。そろそろ終わりそうか?……ただの外食だ、あまり"着飾る"必要もない。時間もないからいい加減出てこい』
「は~い、先生!!…さぁ柚紀先輩、観念してくださいね?」
『うぅう~~。…だ、大丈夫かな?変じゃない?それに"化粧"までする必要……ありますか?』
「まぁ、良いじゃないの?化粧はうっすらとだし、服だってそこまで"派手じゃない"でしょ?…柚紀だけじゃ目立つからあたし達も少し化粧したし、浮くことはないわよ。……ほら行くよ!?」
『あぅ~~、……もぅ、分かりましたよっ!覚悟決めました!!でも、…落ち込んだら慰めて下さいね?』
女性陣から何やら気になるワードが数点出ているが、一体室内で何が行われているかサッパリ分からない男性陣。そんな中、ドアが開き「お待たせしました~!!先輩達も早く早く!!」と、先陣切って日浦が元気に部屋から出てくる。次に出てきた熊谷が「とりあえず少しだけイメチェンさせて見ました」と言実に報告する。……よく見ると二人とも部屋に入る前にはしていなかったチークやリップを付けているのが分かる。そして最後に出てきたのは
『お、お待たせ…しまし…た。あ、あの……変じゃ、ない…ですか?す、少しだけその……頑張ってみたの、ですが………』
「「「…………」」」
『(ナデナデ)うむ、悪くないから心配するな柚紀。…ほんの少し変えただけで、こうも雰囲気が変わるものなのだな。…おい、男共何が感想を言え。無言だとこの子が不安になるだろうが』
モジモジと恥ずかしそうに出てきた柚紀を見て、男衆は唖然としていた。その中マイペースに感想を述べて頭を撫でる言実が、固まっている相手達に声を掛ける。既にお分かりだとは思うが、柚紀は軽い"お色直し"をしたのだ。因みに着替え前は薄手の長袖のパーカーの中にTシャツ、七分丈のボトム姿が、部屋から出てくると
「ボトムは変わってないし、羽織っているのも長袖だけど、…サマーカーディガンって言うのかな?薄手で無地だけど丈もロングで今風だね。中もキャミソールかな?…柄はあるけど目立たないしどこか鶴ヶ峰らしいけど、これだけでもイメージか変わるね」
「後、確かに軽く化粧をしているな。……別に柚紀位の年齢ならすっぴんでも全然問題ないが、…軽くするだけでかなり印象が大人っぽくなるな。所謂"女は化粧で化ける"って奴か?」
「……ってかアレだな。…鶴ヶ峰が髪を結んだ所、俺も初めて見たぞ?普段ずっと降ろしたままだから、これだけでも十分なイメチェンだよな」
「「「「うんうん」」」」
各々気付いた点を上げていくが、一番はやはり諏訪が言った髪の毛を弄った事が珍しい様子だ。因みに後ろ少し上側で一つに纏めた髪の毛を緩くお団子にしてシュシュで止めている状態だ。遅れ髪が左右にあるのがまた大人っぽさを引き立たせていた。…全員に好評価を貰い嬉恥ずかしい柚紀はハニカミ笑いを浮かべていた
『その……ONOFFの使い分け…と、言いますか………学校の時は纏めてますよ?勉強や運動の邪魔になりますから……うん。…だけど、休みの時は降ろしていた方が気楽…なので、まぁそんな感じです。と、…とりあえず出発しましょうか?……予約の時間に間に合わなくなりますよ?さ、先に行きますねっ?!』
皆の視線が集まるのが恥ずかしくて堪らなくなった柚紀は巾着を用いた鞄を手に持ち、早々とリビングを出ていってしまう。それを那須隊の二人が追い「あ、先輩!!靴も履き間違えないで下さいよ~?今日買ったサンダルですからね~」と日浦が更なるコーディネートを要求する。そんな会話等を見守りながら後に続く四人であった
『ご苦労だったな二人とも、…食材は冷蔵庫の中に適当に入れて構わん。それと、……酒関係はそっちの小さな冷蔵庫に入れてくれ。どうせ諏訪の事だ、…つまみも買ってきたのであろう?』
「………相変わらずその辺はお見通しな訳だ。…アンタは酒だけでつまみの事は一切言ってなかったからな。どうせ無くても十分と言いそうだったから、…勝手なお節介で買ってきてやったぞ?」
「後、直ぐに使いそうな食器洗い用洗剤とスポンジは適当に買ってきました。特に指定されていませんでしたので。……後で鶴ヶ峰とこの辺りは相談してください。所で……(キョロキョロ)女子三人はまだ部屋に引き込もっているのですか?予約の時間も迫ってますし、そろそろ出発した方が良いかと思いますが」
言実の指示に従い冷蔵庫に食材を入れながらそんな会話をする三人だが、お店を決めた幹事的な役目をしている堤が時間や、未だに部屋から出てきていない柚紀と那須隊の二人が少し心配な様子。それを聞き言実も時間があまりないのを認め、部屋のドアに近づき
‐ コンコン ‐
『…柚紀、ユウ、アカネ。そろそろ終わりそうか?……ただの外食だ、あまり"着飾る"必要もない。時間もないからいい加減出てこい』
「は~い、先生!!…さぁ柚紀先輩、観念してくださいね?」
『うぅう~~。…だ、大丈夫かな?変じゃない?それに"化粧"までする必要……ありますか?』
「まぁ、良いじゃないの?化粧はうっすらとだし、服だってそこまで"派手じゃない"でしょ?…柚紀だけじゃ目立つからあたし達も少し化粧したし、浮くことはないわよ。……ほら行くよ!?」
『あぅ~~、……もぅ、分かりましたよっ!覚悟決めました!!でも、…落ち込んだら慰めて下さいね?』
女性陣から何やら気になるワードが数点出ているが、一体室内で何が行われているかサッパリ分からない男性陣。そんな中、ドアが開き「お待たせしました~!!先輩達も早く早く!!」と、先陣切って日浦が元気に部屋から出てくる。次に出てきた熊谷が「とりあえず少しだけイメチェンさせて見ました」と言実に報告する。……よく見ると二人とも部屋に入る前にはしていなかったチークやリップを付けているのが分かる。そして最後に出てきたのは
『お、お待たせ…しまし…た。あ、あの……変じゃ、ない…ですか?す、少しだけその……頑張ってみたの、ですが………』
「「「…………」」」
『(ナデナデ)うむ、悪くないから心配するな柚紀。…ほんの少し変えただけで、こうも雰囲気が変わるものなのだな。…おい、男共何が感想を言え。無言だとこの子が不安になるだろうが』
モジモジと恥ずかしそうに出てきた柚紀を見て、男衆は唖然としていた。その中マイペースに感想を述べて頭を撫でる言実が、固まっている相手達に声を掛ける。既にお分かりだとは思うが、柚紀は軽い"お色直し"をしたのだ。因みに着替え前は薄手の長袖のパーカーの中にTシャツ、七分丈のボトム姿が、部屋から出てくると
「ボトムは変わってないし、羽織っているのも長袖だけど、…サマーカーディガンって言うのかな?薄手で無地だけど丈もロングで今風だね。中もキャミソールかな?…柄はあるけど目立たないしどこか鶴ヶ峰らしいけど、これだけでもイメージか変わるね」
「後、確かに軽く化粧をしているな。……別に柚紀位の年齢ならすっぴんでも全然問題ないが、…軽くするだけでかなり印象が大人っぽくなるな。所謂"女は化粧で化ける"って奴か?」
「……ってかアレだな。…鶴ヶ峰が髪を結んだ所、俺も初めて見たぞ?普段ずっと降ろしたままだから、これだけでも十分なイメチェンだよな」
「「「「うんうん」」」」
各々気付いた点を上げていくが、一番はやはり諏訪が言った髪の毛を弄った事が珍しい様子だ。因みに後ろ少し上側で一つに纏めた髪の毛を緩くお団子にしてシュシュで止めている状態だ。遅れ髪が左右にあるのがまた大人っぽさを引き立たせていた。…全員に好評価を貰い嬉恥ずかしい柚紀はハニカミ笑いを浮かべていた
『その……ONOFFの使い分け…と、言いますか………学校の時は纏めてますよ?勉強や運動の邪魔になりますから……うん。…だけど、休みの時は降ろしていた方が気楽…なので、まぁそんな感じです。と、…とりあえず出発しましょうか?……予約の時間に間に合わなくなりますよ?さ、先に行きますねっ?!』
皆の視線が集まるのが恥ずかしくて堪らなくなった柚紀は巾着を用いた鞄を手に持ち、早々とリビングを出ていってしまう。それを那須隊の二人が追い「あ、先輩!!靴も履き間違えないで下さいよ~?今日買ったサンダルですからね~」と日浦が更なるコーディネートを要求する。そんな会話等を見守りながら後に続く四人であった