49.新居の曲
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今日から柚紀達が住むマンションは全六階で、防犯カメラや一階に管理人さんが常駐しており外装内装も綺麗な建物である。そしてその中の四階、更に一つのフロアに四部屋作られておりその内の角部屋に住む事になった。他の部屋より広く家賃は高いが、言実なら問題なく払える金額である。間取りは2LDKで、間取りも条件に見合うのもだがかなり広いらしく『狭いよりは良いだろう、それにその内誰かを招き入れて、何か催すかも知れぬからな』との事で選ばれたのだった。……何時になるかは不明だが
‐ ピンポン、ピンポン ‐
「お~い、連れてきたから開けてくれ~」
〔お疲れ様です諏訪さん、今開けますね(ガチャッ)〕
『……あ、鍵はラボや隊室と同じパネル式…ですね。後、オートロックですか?………なんかスゴイ部屋に住むんだな~私』
「更に言うと指紋認証機能をつる姐が"後付け"する予定だ。一応管理会社等に許可貰って代わりに……そのシステムを"無償"で提供するとか抜かしやがってさ~…頼む鶴ヶ峰、後で何とか言ってやってくれ」
「「流石は先生……」」
インターフォンを鳴らして到着した事を室内の人間に知らせれば、堤が応対してくれた。それを待っている間にドアが基地内の部屋と同じシステムなのと"外から自由に開けれない"点を指摘し、一般賃貸にしては予想以上のセキュリティの凄さに柚紀は感嘆する。たが言実が更なる強化を施した事等を話す諏訪は軽く頭を抱えており、色んな意味で凄さを改めて実感する那須隊の二人も呆然としていた
『指紋の方は多目に見て上げて下さい。私も言実さんも普通の鍵を持つよりこのタイプの方が楽ですし…きっと防犯面以外の理由もありますから。……流石に技術の無償提供は止めますよ?絶対"この程度"認識ですからねあの人。それにしても……この階にした理由も何かありそうだな~。一階じゃないのは予想出来ていたけど、こんな微妙な階層にする意味が分からない』
「………やっぱり鶴ヶ峰が俺達寄りの感覚で助かるわ、色々つる姐を頼むな?…悪いが、俺は外であの人がきちんと生活出来るイメージが全く出来ねぇからさ。……因みに階層に関しての推測は俺なりに考えもしたが、理由等は選んだ本人に聞いてくれ。確信はねぇからな」
「(ガチャッ)お待たせしました。三人もちゃんと辿り着けて良かったよ、…とりあえず中にどうぞ。後の二人はリビングに居るから」
「「お邪魔しまーす」」
『え、えっと……た、ただいま…かな?私は』
言実の感覚に関しての色々話していると、堤がドアを開けて中に招き入れる。那須隊の二人が先に入り、柚紀は恐る恐る挨拶と共に入るのを苦笑いしながら見守る諏訪隊の二人
玄関は流石に五人居ればキツいが、二人暮らしなら十分な広さで、シューズボックス等も完備している。……見たところは問題なさそうだが
『ん"~~』
「???どうした鶴ヶ峰、いきなり唸って。…何か気になる事でもあるのか?」
『……まぁそれなりに、ですかね?…あ、くま先輩達は先にリビングに行っていて下さい。…色々見て回りたいので』
「分かりました!リビングで待ってますね先輩!!くま先輩、早く早く!!?」
「はいはい、慌てるんじゃないよ茜。柚紀、あたし達は先に行くけど……程ほどに、ね」
何かが気になるらしく考え込んでしまう柚紀を心配して堤が訊ねるが、歯切れの悪い返答を返せば他の人をリビングへ行くようにお願いする。那須隊の二人は特に疑いもなく先に行くが、諏訪はリビングへ行こうとした堤を呼び止める
「(スッ)……悪いが堤、荷物頼む。俺は鶴ヶ峰に付いて行く事にする。…何が気になるのか興味があるからな」
「了解です諏訪さん、一応言実さんにも伝えておきますね」
「おぅ、助かる」
大きな荷物を堤に渡した諏訪は改めて柚紀の様子を見る。その視線に気付き苦笑いを浮かべはしたが周囲を観察し続け、ある程度終えると荷物を降ろして持っていた鞄から、メモ帳と筆記具を取り出して何かを書き始める柚紀。何を書いているかも気になるが、鞄が何時ものショルダーバッグからリュックサックに変わっていたのに気付き、先ずはそちらを訊ねる事に
‐ ピンポン、ピンポン ‐
「お~い、連れてきたから開けてくれ~」
〔お疲れ様です諏訪さん、今開けますね(ガチャッ)〕
『……あ、鍵はラボや隊室と同じパネル式…ですね。後、オートロックですか?………なんかスゴイ部屋に住むんだな~私』
「更に言うと指紋認証機能をつる姐が"後付け"する予定だ。一応管理会社等に許可貰って代わりに……そのシステムを"無償"で提供するとか抜かしやがってさ~…頼む鶴ヶ峰、後で何とか言ってやってくれ」
「「流石は先生……」」
インターフォンを鳴らして到着した事を室内の人間に知らせれば、堤が応対してくれた。それを待っている間にドアが基地内の部屋と同じシステムなのと"外から自由に開けれない"点を指摘し、一般賃貸にしては予想以上のセキュリティの凄さに柚紀は感嘆する。たが言実が更なる強化を施した事等を話す諏訪は軽く頭を抱えており、色んな意味で凄さを改めて実感する那須隊の二人も呆然としていた
『指紋の方は多目に見て上げて下さい。私も言実さんも普通の鍵を持つよりこのタイプの方が楽ですし…きっと防犯面以外の理由もありますから。……流石に技術の無償提供は止めますよ?絶対"この程度"認識ですからねあの人。それにしても……この階にした理由も何かありそうだな~。一階じゃないのは予想出来ていたけど、こんな微妙な階層にする意味が分からない』
「………やっぱり鶴ヶ峰が俺達寄りの感覚で助かるわ、色々つる姐を頼むな?…悪いが、俺は外であの人がきちんと生活出来るイメージが全く出来ねぇからさ。……因みに階層に関しての推測は俺なりに考えもしたが、理由等は選んだ本人に聞いてくれ。確信はねぇからな」
「(ガチャッ)お待たせしました。三人もちゃんと辿り着けて良かったよ、…とりあえず中にどうぞ。後の二人はリビングに居るから」
「「お邪魔しまーす」」
『え、えっと……た、ただいま…かな?私は』
言実の感覚に関しての色々話していると、堤がドアを開けて中に招き入れる。那須隊の二人が先に入り、柚紀は恐る恐る挨拶と共に入るのを苦笑いしながら見守る諏訪隊の二人
玄関は流石に五人居ればキツいが、二人暮らしなら十分な広さで、シューズボックス等も完備している。……見たところは問題なさそうだが
『ん"~~』
「???どうした鶴ヶ峰、いきなり唸って。…何か気になる事でもあるのか?」
『……まぁそれなりに、ですかね?…あ、くま先輩達は先にリビングに行っていて下さい。…色々見て回りたいので』
「分かりました!リビングで待ってますね先輩!!くま先輩、早く早く!!?」
「はいはい、慌てるんじゃないよ茜。柚紀、あたし達は先に行くけど……程ほどに、ね」
何かが気になるらしく考え込んでしまう柚紀を心配して堤が訊ねるが、歯切れの悪い返答を返せば他の人をリビングへ行くようにお願いする。那須隊の二人は特に疑いもなく先に行くが、諏訪はリビングへ行こうとした堤を呼び止める
「(スッ)……悪いが堤、荷物頼む。俺は鶴ヶ峰に付いて行く事にする。…何が気になるのか興味があるからな」
「了解です諏訪さん、一応言実さんにも伝えておきますね」
「おぅ、助かる」
大きな荷物を堤に渡した諏訪は改めて柚紀の様子を見る。その視線に気付き苦笑いを浮かべはしたが周囲を観察し続け、ある程度終えると荷物を降ろして持っていた鞄から、メモ帳と筆記具を取り出して何かを書き始める柚紀。何を書いているかも気になるが、鞄が何時ものショルダーバッグからリュックサックに変わっていたのに気付き、先ずはそちらを訊ねる事に