5.能力認知の曲~助っ人登場~
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「「サイドエフェクトじゃあと?!/ですと?!」」
「ほぅ、言実君の言葉が真実なら彼女自身も予想以上に重要人物となるな」
左側三人は言実の言葉を鵜呑みにし、恰かも柚紀がサイドエフェクト持ちと信じている様子。しかし、言実との付き合いが長い正面と右側に居るメンバーは些か腑に落ちていない
「おいおいおい、どう言う事だ?俺は娘さんが居るって話は何度か聞いたが、サイドエフェクトの事は知らなかったぞ?二人はどうです」
「私も同じ様な状況だ。…ただ、あの人の性格を考慮すると、不確定要素が多かった故に我々には話さなかったと考えるのが妥当かと」
「……説明して貰おう言実君。何故我々すら知らされていない事を知っているのかを。そしてそのサイドエフェクトについてもだ」
『説明はしよう。だが、サイドエフェクトに関しては確定要素でない事を前提での話だ。…柚紀本人も分かっていない事も理解してくれ』
其々の考えが出た後に、言実は自分が不利にならない様に先手を打ち、反論が無いのを確認の上で白衣のポケットから一冊の手帳を取り出し提示する
『私が柚紀のサイドエフェクトについて知る理由、それは兄からの研究遺産を引き継いだのと一緒に受け取った遺言書に書かれていたからだ。…それを私に届けたのは林藤さんだが、過ぎた話だから此処での議論は却下させてもらう』
「あ~、あれな。あん時は俺も驚いたよ、まさか秘密漏洩の片棒を担がされるとは。ただ静樹さんの遺言を見て大丈夫か不安はあったが、結局は言実ちゃんがボーダーに入ったから事なきを得たけど~」
『兄は私の性格も熟知していたからな。だからこそ、研究資料を一部でも見せれば興味を持ち、自らボーダーに入るのも折り込み済み…昔から先の事まで見透せる推察力が恐ろしい人だったからな』
「だが、静樹さんがやり残した研究内容は言実君が全て成し遂げた筈だ。入隊直後に研究遺産も君から返還されている。…何処にも彼女のサイドエフェクトについての資料は無かったが?」
昔を懐かしむ様に当時の事を語る林藤に軽く相槌をうつ言実、忍田も当時の事を思い出すがそれでも問題の資料の在処に辿り着けない様子。すると机に提示した手帳を柚紀の前に移動させ
『そこでこの手帳だ。…これには今私が仕事で取り組んでいる研究・実験内容を、資料に纏めるために箇条書きして書き留めてある。……柚紀、試しに中を見てみろ。読める筈だ』
『え?…で、でも言実さん。それって私が見たら本来駄目……じゃないの?』
「そうじゃぞ!?一体何をほざいておる!!」
「いやはや、どうも女性は身内に甘い方が多くて駄目ですね~」
『……五月蝿いな、話の意図も分からんお二方は黙っていてくれ。…柚紀、気にせずに見ろ。大丈夫だから』
『う、うん』
言実の予想外な言動に激怒する鬼怒田に、嫌味を漏らす根津。そんなのお構いなしに姪に行動を促し、叔母を信じて緊張した面持ちで恐る恐る手帳を開く柚紀。中身を確認すると、キョトーンと不思議と驚きが表情に表れ中身を読み上げる
「ほぅ、言実君の言葉が真実なら彼女自身も予想以上に重要人物となるな」
左側三人は言実の言葉を鵜呑みにし、恰かも柚紀がサイドエフェクト持ちと信じている様子。しかし、言実との付き合いが長い正面と右側に居るメンバーは些か腑に落ちていない
「おいおいおい、どう言う事だ?俺は娘さんが居るって話は何度か聞いたが、サイドエフェクトの事は知らなかったぞ?二人はどうです」
「私も同じ様な状況だ。…ただ、あの人の性格を考慮すると、不確定要素が多かった故に我々には話さなかったと考えるのが妥当かと」
「……説明して貰おう言実君。何故我々すら知らされていない事を知っているのかを。そしてそのサイドエフェクトについてもだ」
『説明はしよう。だが、サイドエフェクトに関しては確定要素でない事を前提での話だ。…柚紀本人も分かっていない事も理解してくれ』
其々の考えが出た後に、言実は自分が不利にならない様に先手を打ち、反論が無いのを確認の上で白衣のポケットから一冊の手帳を取り出し提示する
『私が柚紀のサイドエフェクトについて知る理由、それは兄からの研究遺産を引き継いだのと一緒に受け取った遺言書に書かれていたからだ。…それを私に届けたのは林藤さんだが、過ぎた話だから此処での議論は却下させてもらう』
「あ~、あれな。あん時は俺も驚いたよ、まさか秘密漏洩の片棒を担がされるとは。ただ静樹さんの遺言を見て大丈夫か不安はあったが、結局は言実ちゃんがボーダーに入ったから事なきを得たけど~」
『兄は私の性格も熟知していたからな。だからこそ、研究資料を一部でも見せれば興味を持ち、自らボーダーに入るのも折り込み済み…昔から先の事まで見透せる推察力が恐ろしい人だったからな』
「だが、静樹さんがやり残した研究内容は言実君が全て成し遂げた筈だ。入隊直後に研究遺産も君から返還されている。…何処にも彼女のサイドエフェクトについての資料は無かったが?」
昔を懐かしむ様に当時の事を語る林藤に軽く相槌をうつ言実、忍田も当時の事を思い出すがそれでも問題の資料の在処に辿り着けない様子。すると机に提示した手帳を柚紀の前に移動させ
『そこでこの手帳だ。…これには今私が仕事で取り組んでいる研究・実験内容を、資料に纏めるために箇条書きして書き留めてある。……柚紀、試しに中を見てみろ。読める筈だ』
『え?…で、でも言実さん。それって私が見たら本来駄目……じゃないの?』
「そうじゃぞ!?一体何をほざいておる!!」
「いやはや、どうも女性は身内に甘い方が多くて駄目ですね~」
『……五月蝿いな、話の意図も分からんお二方は黙っていてくれ。…柚紀、気にせずに見ろ。大丈夫だから』
『う、うん』
言実の予想外な言動に激怒する鬼怒田に、嫌味を漏らす根津。そんなのお構いなしに姪に行動を促し、叔母を信じて緊張した面持ちで恐る恐る手帳を開く柚紀。中身を確認すると、キョトーンと不思議と驚きが表情に表れ中身を読み上げる