47.交流の曲・三番
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「……つまり、鶴ヶ峰は二宮さんには会ったと言って良いのか分からないが、接触した事がある訳だな。因みにだが、此処に居る奴以外だと誰と知り合っている?あ、迅さんは抜かして構わないぜ」
『ボーダーの戦闘員やオペレーターの方、で良いですよね?…鬼怒田さんを抜かした上層部の方とは一度だけ全員と顔合わせしてますが除外で考えますと……、基本的に部隊単位で仲良くさせて貰ってます。具体的に言いますと、……噂をご存じなら、太刀川隊・風間隊、冬島さんは勿論ですが、後は…東隊の方ですかね?でも東隊のオペレーターの方はお会いした事がないです。あ、個人で米屋先輩が居ました!』
ある程度食べ進めた所で、買い出し組に話していなかった時計の件や、柚紀がサイドエフェクト持ちな事を知った事を話した上で、荒船が話を再開させどうせならと思い柚紀の交友関係を訊ねる事に。それに対して特に困った様子もなく柚紀は答えた。が、今日出会った男三人以外は不思議そうな表情をしていた。……肝心の隊の名が出てきてないのだ。加賀美は熊谷からその隊の名を聞いているが他のメンバーに比べて反応は鈍いが。その事でモヤモヤしていた日浦が思い切り柚紀に聞いた
「先輩先輩先輩っ!!何でですか?…何で"嵐山隊"の名前を言わないのですか?!だって、一番仲が良いのは、お世話になっているのはあの方達ですよね?少なくても私は話を聞いていてそう思いました!!ねぇ柚紀先輩っ!!(ユサユサユサ)」
「「あ、嵐山隊っ?!!」」
「…そう言えば、今日くまから聞いた隊の名前にあったわね、嵐山さん達の名前が」
「お~、こりゃまた大物チームの名前が出てきたね~。……でも、嵐山隊メンバーと姪っ子ちゃんが一緒に居る姿を見た事もそれに関連する噂は聞いたことないけど、コレどう言う意味かな?」
「…それは柚紀本人から聞いて下さい。ってコラ、止めなさい茜っ!!食べた直後にそんな事したら体に良くないでしょう!!」
日浦に質問と共に体を揺さぶられ顔色が悪くなっていく柚紀を見て慌てて止めに入る熊谷。荒船隊二人は素直に驚き、犬飼も驚いているが広報の仕事を携わる為にA級チーム並に噂になりそうだが、一切名が出てきてない事が気になる様子で加賀美も理由は知らない。残り五人は、何となく分かるのだ。…柚紀が嵐山隊の名前を言わなかった理由が
「…落ち着いたか?それで、どうして鶴ヶ峰は嵐山隊の名を出さなかったんだ?」
『えっとですね、…別に忘れていた訳じゃないですよ?茜ちゃんが言っていた通り、一番お世話になっているのも仲良くさせて貰っているのも嵐山さん達ですが……三門市に来た初日から、ほぼ毎日連絡取り合ったり、会いに来てくれたり会いに行ったりしてまして、……側に居るのが"当たり前"感覚になってましたから…つい。後、人が沢山いる所ではやはり、会いづらいです。目立つの、嫌なので』
「まぁそう感じるのも無理はないわ、あたし達は嵐山隊を知っているのは当たり前だから"今更"って柚紀が思ってしまったのよね?更に言うと、嵐山さん達は新人入隊時に面倒を見ていた影響で、他の隊員にかなり慕われているから自然と人集りが出来る。……それが柚紀は嫌なのよね?」
『(コクコク)』
柚紀の言い分を聞いて荒船は考えた。別に嘘をつかれてはいないだろうし、こちらも偽りを話すつもりはない。だが、先程の二宮の件もあり、どうも自分達四人と柚紀、又は柚紀を抜かしたボーダー隊員との間に認識の差が生じている。今後を考えるとあまり良くない状況だ。他のメンバーも同じような事を考えていたのか、不意に小佐野が手を叩きある提案をする
「あ、(パン)そうだ!!柚紀ちゃんさえ良ければ、三門市に来てから今日までの事を順番に語れば良いんじゃないかな?誰と出会ったかとかも話せるし、それにさ…サイドエフェクトの事も詳しく話してないから説明を兼ねて……どうかな?」
「あ、それ悪くないかもね。噂がどんな理由で広まったとかも知ることが出来るし……柚紀ちゃんの知らない事も答えるよ?とは言っても私が話せる範囲は少ないけど、荒船くんや当真くんなら色々答えれる筈だよ」
オペレーター二人の提案に他のメンバーも異論が無さそうな中、柚紀は少しだけ困った表情をしている。熊谷が「嫌かい?」と訊ねた事に対して小さく首を横に振れば、正面に居る当真を見て疑問を口にする
『(ギュッ)全部に対して、……話さなきゃ駄目ですか?でも……言いたくない事も……あるから、………ごめんなさい』
「いや、あくまでも鶴ヶ峰が話せる範囲で構わない。無理をすればモール内での状況に逆戻りだ、…そこまでさせる事を俺達は望んだりはしない、させるつもりもない」
「だが、柚紀が話す必要があると思っても自分から説明が無理なら"知っている奴"を指命してそいつが代わりに説明する、これでどうだ?主に俺や諏訪隊の二人になるが……構わないか?」
「「(コクコク)」」
柚紀の"不安のサイン"が出ているのを当真、そして荒船が目敏く見抜けば安心させる為の打開策を瞬時に打ち出し発言する。それを聞いて安堵すれば、初めて三門市に降り立ったあの日を思い出しながら話始める
『ボーダーの戦闘員やオペレーターの方、で良いですよね?…鬼怒田さんを抜かした上層部の方とは一度だけ全員と顔合わせしてますが除外で考えますと……、基本的に部隊単位で仲良くさせて貰ってます。具体的に言いますと、……噂をご存じなら、太刀川隊・風間隊、冬島さんは勿論ですが、後は…東隊の方ですかね?でも東隊のオペレーターの方はお会いした事がないです。あ、個人で米屋先輩が居ました!』
ある程度食べ進めた所で、買い出し組に話していなかった時計の件や、柚紀がサイドエフェクト持ちな事を知った事を話した上で、荒船が話を再開させどうせならと思い柚紀の交友関係を訊ねる事に。それに対して特に困った様子もなく柚紀は答えた。が、今日出会った男三人以外は不思議そうな表情をしていた。……肝心の隊の名が出てきてないのだ。加賀美は熊谷からその隊の名を聞いているが他のメンバーに比べて反応は鈍いが。その事でモヤモヤしていた日浦が思い切り柚紀に聞いた
「先輩先輩先輩っ!!何でですか?…何で"嵐山隊"の名前を言わないのですか?!だって、一番仲が良いのは、お世話になっているのはあの方達ですよね?少なくても私は話を聞いていてそう思いました!!ねぇ柚紀先輩っ!!(ユサユサユサ)」
「「あ、嵐山隊っ?!!」」
「…そう言えば、今日くまから聞いた隊の名前にあったわね、嵐山さん達の名前が」
「お~、こりゃまた大物チームの名前が出てきたね~。……でも、嵐山隊メンバーと姪っ子ちゃんが一緒に居る姿を見た事もそれに関連する噂は聞いたことないけど、コレどう言う意味かな?」
「…それは柚紀本人から聞いて下さい。ってコラ、止めなさい茜っ!!食べた直後にそんな事したら体に良くないでしょう!!」
日浦に質問と共に体を揺さぶられ顔色が悪くなっていく柚紀を見て慌てて止めに入る熊谷。荒船隊二人は素直に驚き、犬飼も驚いているが広報の仕事を携わる為にA級チーム並に噂になりそうだが、一切名が出てきてない事が気になる様子で加賀美も理由は知らない。残り五人は、何となく分かるのだ。…柚紀が嵐山隊の名前を言わなかった理由が
「…落ち着いたか?それで、どうして鶴ヶ峰は嵐山隊の名を出さなかったんだ?」
『えっとですね、…別に忘れていた訳じゃないですよ?茜ちゃんが言っていた通り、一番お世話になっているのも仲良くさせて貰っているのも嵐山さん達ですが……三門市に来た初日から、ほぼ毎日連絡取り合ったり、会いに来てくれたり会いに行ったりしてまして、……側に居るのが"当たり前"感覚になってましたから…つい。後、人が沢山いる所ではやはり、会いづらいです。目立つの、嫌なので』
「まぁそう感じるのも無理はないわ、あたし達は嵐山隊を知っているのは当たり前だから"今更"って柚紀が思ってしまったのよね?更に言うと、嵐山さん達は新人入隊時に面倒を見ていた影響で、他の隊員にかなり慕われているから自然と人集りが出来る。……それが柚紀は嫌なのよね?」
『(コクコク)』
柚紀の言い分を聞いて荒船は考えた。別に嘘をつかれてはいないだろうし、こちらも偽りを話すつもりはない。だが、先程の二宮の件もあり、どうも自分達四人と柚紀、又は柚紀を抜かしたボーダー隊員との間に認識の差が生じている。今後を考えるとあまり良くない状況だ。他のメンバーも同じような事を考えていたのか、不意に小佐野が手を叩きある提案をする
「あ、(パン)そうだ!!柚紀ちゃんさえ良ければ、三門市に来てから今日までの事を順番に語れば良いんじゃないかな?誰と出会ったかとかも話せるし、それにさ…サイドエフェクトの事も詳しく話してないから説明を兼ねて……どうかな?」
「あ、それ悪くないかもね。噂がどんな理由で広まったとかも知ることが出来るし……柚紀ちゃんの知らない事も答えるよ?とは言っても私が話せる範囲は少ないけど、荒船くんや当真くんなら色々答えれる筈だよ」
オペレーター二人の提案に他のメンバーも異論が無さそうな中、柚紀は少しだけ困った表情をしている。熊谷が「嫌かい?」と訊ねた事に対して小さく首を横に振れば、正面に居る当真を見て疑問を口にする
『(ギュッ)全部に対して、……話さなきゃ駄目ですか?でも……言いたくない事も……あるから、………ごめんなさい』
「いや、あくまでも鶴ヶ峰が話せる範囲で構わない。無理をすればモール内での状況に逆戻りだ、…そこまでさせる事を俺達は望んだりはしない、させるつもりもない」
「だが、柚紀が話す必要があると思っても自分から説明が無理なら"知っている奴"を指命してそいつが代わりに説明する、これでどうだ?主に俺や諏訪隊の二人になるが……構わないか?」
「「(コクコク)」」
柚紀の"不安のサイン"が出ているのを当真、そして荒船が目敏く見抜けば安心させる為の打開策を瞬時に打ち出し発言する。それを聞いて安堵すれば、初めて三門市に降り立ったあの日を思い出しながら話始める