47.交流の曲・三番
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一方、言実達はと言うと
「…はあぁーっ!!?何でそうなっているんだよ!!俺も知らないぞオイッ!!」
『いきなりそんな大きな声を出すな、迷惑になるだろ?(ズルズル)……で、向こうで何が起きた?また当真辺りが柚紀に何かやらかしたのか?…諏訪』
やっと電話を終えて戻ってきた言実が食事をしている最中に来た小佐野からの最新情報を見て、思わず声を張り上げる諏訪。それを注意するが携帯を持っている時点で、理由は柚紀に関する事なのは分かっているので話を促す言実。因みに最初に頼んだ蕎麦は伸びきってしまったので、新しいのを頼み伸びた奴はお持ち帰り用に仕立てて貰った。……食べ物を粗末にすると柚紀が五月蠅いのを言実は身に染みて分かっているからだ
「あー……確かに鶴ヶ峰の事だ。事なんだがな~……何であんたも言わなかった?…既に鶴ヶ峰が二宮に接触した事があるって事をっ!?」
「えっ?!?二宮さんと鶴ヶ峰が???」
「ま、マジでか?俺も聞いたことないぞ?一体何時会ったんだよつる姐?」
諏訪から持たされた事実に、理由は違えど堤も太刀川も動揺が隠せない様子。それを聞いても焦る様子もない言実は蕎麦を食べ切り、蕎麦湯をひと口飲んでから口を開いた
『……確かに二宮とはあの子がボーダーに来た初日に偶然、私と共に会っては居るが…話をしたのは私のみで柚紀はずっと後ろに隠れていたし喋りもしておらん。……向こうが覚えて居るかも不明だから言う必要もないと私は判断した、それだけだが?』
「理屈は分かるが、……少なくとも犬飼の名が出た時点で俺には説明が欲しがったぞ!つる姐っ!?」
「まあまあ諏訪さん、…でも鶴ヶ峰の口からも二宮さんの名前が出てきてないって事からして、それ以降は接触してきてない訳、ですよね?」
「多分な。だが、……二宮だって出水並みにつる姐の事を…師事してるだろ?ならこの約一ヶ月一度もないって言うのは、…どうも腑に落ちないぞ?確か時折ラボに顔出ししているだろ彼奴も、……柚紀だってラボを起点に行動をしているんだ、鉢合わせしない可能性の方が低い気がするけど、…どういう事だ?つる姐」
言実の相変わらずの説明不足な点に、呆れ怒りを覚える諏訪を諌めながら疑問を口にする堤。更にそれに同意する太刀川は、勝手ながら二宮を敵対視しているので内心は安堵していたりもする。それらに対して言実は、流石に複雑そうな表情をしてこう返した
『……私が柚紀と二宮を会わせぬ様にしていた。別に信用信頼してない訳じゃないが、…あの子をそう簡単に他人と引き合わせる訳にも行かぬ。彼奴が信用信頼しているのはあくまでも私個人、…柚紀に対してではない。悪い事ではないが……他の奴等と違って"保険"が効かぬ故に、な』
「保険?……あ、成る程。別に大した事でもないですし、鶴ヶ峰本人をちゃんと見ているのは当たり前ですが、…俺の場合は諏訪さんや言実さんの存在を無視しての言動は出来ません。やはり気にしてしまいます」
「まぁ柚紀の事を考えるとな~。…良い意味では"後ろ楯"、悪い意味では"七光り"……本人はつる姐の事を心から慕っているし信頼度も絶大だから、嫌な意味的な方でも"当たり前"って自分自身で解釈しているだろう。だが……」
言実が何を言いたいか今回は理解出来た二人は各々で口にする。…今現在柚紀の印象はボーダーに置いて絶大的な存在感がある言実に比べれば、一部例外な人間が居るがどちらかと言うと希薄であり、常に"保護者"の存在に気を使う必要がある。本来ならあまり宜しくない状況だが、トラウマ持ちの柚紀にとっては有り難い状況なのだ。だが二宮にはそれが当てはまらない、柚紀は柚紀と個別に見ているのだから
「ま、アレだ。二宮はつる姐並みに頭が回る奴だ、恐らく鶴ヶ峰に接触させない様にしているの位気付いているだろうよ。……今日犬飼と接触して新たな接点が出来た、ならあの二人がサシで会わない限りどうにかなるだろうさ。俺達は迅じゃねぇから未来の事なんか分からねぇ、そんな事を今から悩んでも仕方ねぇって事だ」
「…はあぁーっ!!?何でそうなっているんだよ!!俺も知らないぞオイッ!!」
『いきなりそんな大きな声を出すな、迷惑になるだろ?(ズルズル)……で、向こうで何が起きた?また当真辺りが柚紀に何かやらかしたのか?…諏訪』
やっと電話を終えて戻ってきた言実が食事をしている最中に来た小佐野からの最新情報を見て、思わず声を張り上げる諏訪。それを注意するが携帯を持っている時点で、理由は柚紀に関する事なのは分かっているので話を促す言実。因みに最初に頼んだ蕎麦は伸びきってしまったので、新しいのを頼み伸びた奴はお持ち帰り用に仕立てて貰った。……食べ物を粗末にすると柚紀が五月蠅いのを言実は身に染みて分かっているからだ
「あー……確かに鶴ヶ峰の事だ。事なんだがな~……何であんたも言わなかった?…既に鶴ヶ峰が二宮に接触した事があるって事をっ!?」
「えっ?!?二宮さんと鶴ヶ峰が???」
「ま、マジでか?俺も聞いたことないぞ?一体何時会ったんだよつる姐?」
諏訪から持たされた事実に、理由は違えど堤も太刀川も動揺が隠せない様子。それを聞いても焦る様子もない言実は蕎麦を食べ切り、蕎麦湯をひと口飲んでから口を開いた
『……確かに二宮とはあの子がボーダーに来た初日に偶然、私と共に会っては居るが…話をしたのは私のみで柚紀はずっと後ろに隠れていたし喋りもしておらん。……向こうが覚えて居るかも不明だから言う必要もないと私は判断した、それだけだが?』
「理屈は分かるが、……少なくとも犬飼の名が出た時点で俺には説明が欲しがったぞ!つる姐っ!?」
「まあまあ諏訪さん、…でも鶴ヶ峰の口からも二宮さんの名前が出てきてないって事からして、それ以降は接触してきてない訳、ですよね?」
「多分な。だが、……二宮だって出水並みにつる姐の事を…師事してるだろ?ならこの約一ヶ月一度もないって言うのは、…どうも腑に落ちないぞ?確か時折ラボに顔出ししているだろ彼奴も、……柚紀だってラボを起点に行動をしているんだ、鉢合わせしない可能性の方が低い気がするけど、…どういう事だ?つる姐」
言実の相変わらずの説明不足な点に、呆れ怒りを覚える諏訪を諌めながら疑問を口にする堤。更にそれに同意する太刀川は、勝手ながら二宮を敵対視しているので内心は安堵していたりもする。それらに対して言実は、流石に複雑そうな表情をしてこう返した
『……私が柚紀と二宮を会わせぬ様にしていた。別に信用信頼してない訳じゃないが、…あの子をそう簡単に他人と引き合わせる訳にも行かぬ。彼奴が信用信頼しているのはあくまでも私個人、…柚紀に対してではない。悪い事ではないが……他の奴等と違って"保険"が効かぬ故に、な』
「保険?……あ、成る程。別に大した事でもないですし、鶴ヶ峰本人をちゃんと見ているのは当たり前ですが、…俺の場合は諏訪さんや言実さんの存在を無視しての言動は出来ません。やはり気にしてしまいます」
「まぁ柚紀の事を考えるとな~。…良い意味では"後ろ楯"、悪い意味では"七光り"……本人はつる姐の事を心から慕っているし信頼度も絶大だから、嫌な意味的な方でも"当たり前"って自分自身で解釈しているだろう。だが……」
言実が何を言いたいか今回は理解出来た二人は各々で口にする。…今現在柚紀の印象はボーダーに置いて絶大的な存在感がある言実に比べれば、一部例外な人間が居るがどちらかと言うと希薄であり、常に"保護者"の存在に気を使う必要がある。本来ならあまり宜しくない状況だが、トラウマ持ちの柚紀にとっては有り難い状況なのだ。だが二宮にはそれが当てはまらない、柚紀は柚紀と個別に見ているのだから
「ま、アレだ。二宮はつる姐並みに頭が回る奴だ、恐らく鶴ヶ峰に接触させない様にしているの位気付いているだろうよ。……今日犬飼と接触して新たな接点が出来た、ならあの二人がサシで会わない限りどうにかなるだろうさ。俺達は迅じゃねぇから未来の事なんか分からねぇ、そんな事を今から悩んでも仕方ねぇって事だ」