45.交流の曲・一番
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そんな時
「(ヴー、ヴー)!!……あ、皆さん、諏訪さんから有り難~い言葉が届きました。えっとですね…【鶴ヶ峰の事を知って対処に困ってないか?なら、深く考えるのは止めて自分が思うがままの行動をしてみろ。多分それで何とかなる筈だ、…妙な事さえしなければな】だそうです」
「最後の文って、絶対俺と当真宛だよね?うわ~、信用されてね~。でも仕方ないか、やらかしちゃった事実は変わりないし。…あ、当真。然り気無くスルーしそうになったけど、荒船の言葉を否定しなかったって事は……姪っ子ちゃんって"サイドエフェクト持ち"で間違えないって事だよね~?ついでに言うと多分"謎の歌声の正体"も彼女じゃない?」
「え?」
「あっ!?」
「………」
「………………………………やっぱり気付きやがったか、言わなきゃバレねぇと思ったのによー。ま、元々お前等は"全く無関係"じゃないから良いけどさ」
ベストタイミングで来た諏訪からのアドバイスに乗じて言わずにいた秘密 を流そうとした当真だが、似た性格の犬飼には通じず指摘されてしまう。隠すのが面倒になったので開き直った当真から、更なる衝撃的な発言が飛び出す。それを聞いて頭を再び抱えるハメになった荒船が「もういい!!」と何かを諦めた様子
「様はあれだ、鶴ヶ峰に聞けば良いんだろ?こっちが知りたいから訊ねれば、向こうだって文句言わない、諏訪さんはそう言いたいんだろう!!…なら、さっさと買うもの買って戻るぞ!?」
「あ、荒船くんっ?!ちょっと、待って!」
一人で自己解決させた荒船は、颯爽と先を行き始め、まだ状況が上手く飲み込めてない加賀美はとりあえず荒船の後を追う。そんな二人にお構い無しで歩く三人だが、小佐野だけ何やらお疲れな様子
「お二方……もしかしなくても、荒船先輩を吹っ切れさせる為にわざとあんな言い方を?」
「ん?…そんなつもりはなかったよ?ただ俺は思った事を口に出したに過ぎないからね~。ま、良いじゃない?……荒船は面倒見が良いから、年下の女の子が相手だとあまり強気にも出れない。でも知る必要はある、…関わっちゃったからね~姪っ子ちゃんと」
「柚紀の為にもやっぱり荒船みたいな奴は必要だからな、…"あの二人"が良い例だ。で、犬飼。お前はどうやってアイツと仲良くなるつもりだ?……言っとくが"男の下心"に関してはつる姐以上に過敏だぞ?下手な事すれば確実に距離置かれるから気を付けろよ?ま、……俺様みたいな態度を取るってのもアリだけど、な」
また諏訪から何か連絡が来た様で、小佐野が当真と話始めてしまう。そんな二人の後ろをゆっくりと追いながら、犬飼が"自分と柚紀の立ち位置"をどうするか模索し始める
「(ん~、…多分最初の内に"ポジション取り"した方が良いよね~。俺だけで考えても良いけど、……つる姐さんが絡むとなると、少し面倒かな?気にしないって割り切るのもアリだけど…一応"あの人"には世話になってるし?そうなると…当真と同じ"ちょっと意地悪なお兄ちゃん的なポジション"が一番楽かな?だけど、そうなるのも至難の技だよね~。……でもま、)…根は優しそうな子だから、押せば何とかなるかな?純粋な親切心や……周りからの意見には素直に受け入れそうだし。後は、…ちょっとした小細工が必要……かな?多少お金掛かるけど、あんな面白そうな子と仲良く出来るなら必要経費…だね」
何やら策を考える表情はとても楽しそうな犬飼を、一瞥した当真は特に止めようとは思わなかった。自分より領分を弁えているし、…何より柚紀の為になるだろうと考えたからだ。……ただ、単に面倒だからとか面白いことになりそう等の理由も有り得そうだが、ここは当真の良心を信じる方向で
「(ヴー、ヴー)!!……あ、皆さん、諏訪さんから有り難~い言葉が届きました。えっとですね…【鶴ヶ峰の事を知って対処に困ってないか?なら、深く考えるのは止めて自分が思うがままの行動をしてみろ。多分それで何とかなる筈だ、…妙な事さえしなければな】だそうです」
「最後の文って、絶対俺と当真宛だよね?うわ~、信用されてね~。でも仕方ないか、やらかしちゃった事実は変わりないし。…あ、当真。然り気無くスルーしそうになったけど、荒船の言葉を否定しなかったって事は……姪っ子ちゃんって"サイドエフェクト持ち"で間違えないって事だよね~?ついでに言うと多分"謎の歌声の正体"も彼女じゃない?」
「え?」
「あっ!?」
「………」
「………………………………やっぱり気付きやがったか、言わなきゃバレねぇと思ったのによー。ま、元々お前等は"全く無関係"じゃないから良いけどさ」
ベストタイミングで来た諏訪からのアドバイスに乗じて言わずにいた
「様はあれだ、鶴ヶ峰に聞けば良いんだろ?こっちが知りたいから訊ねれば、向こうだって文句言わない、諏訪さんはそう言いたいんだろう!!…なら、さっさと買うもの買って戻るぞ!?」
「あ、荒船くんっ?!ちょっと、待って!」
一人で自己解決させた荒船は、颯爽と先を行き始め、まだ状況が上手く飲み込めてない加賀美はとりあえず荒船の後を追う。そんな二人にお構い無しで歩く三人だが、小佐野だけ何やらお疲れな様子
「お二方……もしかしなくても、荒船先輩を吹っ切れさせる為にわざとあんな言い方を?」
「ん?…そんなつもりはなかったよ?ただ俺は思った事を口に出したに過ぎないからね~。ま、良いじゃない?……荒船は面倒見が良いから、年下の女の子が相手だとあまり強気にも出れない。でも知る必要はある、…関わっちゃったからね~姪っ子ちゃんと」
「柚紀の為にもやっぱり荒船みたいな奴は必要だからな、…"あの二人"が良い例だ。で、犬飼。お前はどうやってアイツと仲良くなるつもりだ?……言っとくが"男の下心"に関してはつる姐以上に過敏だぞ?下手な事すれば確実に距離置かれるから気を付けろよ?ま、……俺様みたいな態度を取るってのもアリだけど、な」
また諏訪から何か連絡が来た様で、小佐野が当真と話始めてしまう。そんな二人の後ろをゆっくりと追いながら、犬飼が"自分と柚紀の立ち位置"をどうするか模索し始める
「(ん~、…多分最初の内に"ポジション取り"した方が良いよね~。俺だけで考えても良いけど、……つる姐さんが絡むとなると、少し面倒かな?気にしないって割り切るのもアリだけど…一応"あの人"には世話になってるし?そうなると…当真と同じ"ちょっと意地悪なお兄ちゃん的なポジション"が一番楽かな?だけど、そうなるのも至難の技だよね~。……でもま、)…根は優しそうな子だから、押せば何とかなるかな?純粋な親切心や……周りからの意見には素直に受け入れそうだし。後は、…ちょっとした小細工が必要……かな?多少お金掛かるけど、あんな面白そうな子と仲良く出来るなら必要経費…だね」
何やら策を考える表情はとても楽しそうな犬飼を、一瞥した当真は特に止めようとは思わなかった。自分より領分を弁えているし、…何より柚紀の為になるだろうと考えたからだ。……ただ、単に面倒だからとか面白いことになりそう等の理由も有り得そうだが、ここは当真の良心を信じる方向で