44.和睦の曲
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「俺も含めてだが、誰だって一人や二人居るだろ?…"本能的に苦手な奴"が。鶴ヶ峰にとって、それがお前を含めて今あげた奴等なだけだ(だが、迅と似ているって事は……少なからず今あげた面子は今後鶴ヶ峰関連で"重要な立場"……キーパーソンになる可能性が大だな。………なる事態にならなきゃいいが)」
「……成る程、それなら仕方ありませんね」
「あぁ、…だが太刀川も言ったが慣れたら普通になるってのも本当だ。しかしながら落とし穴がある。……数日前、何で俺やつる姐に怒られる事になった?なぁ、太刀川……流石に分かるだろ???鶴ヶ峰固有にして最大の理由が、な」
諏訪は当たって欲しくない予想をしつつも話を続け、最重要事項に入る。"対人関係のトラウマ持ち"にして"根本的に苦手な相手"……これ以外にも柚紀個人的な原因があるらしい。二人がそれを考えていた時、諏訪の携帯に着信があり設定していた"女性の歌声"が一瞬だけ流れてきたのを聞いて、同時に気付いた二人は答えを告げる
「「歌を使ったあのサイドエフェクトっ!?」」
『(ガラガラ)正解だ。あの子に一定以上の不安や恐怖を与える事は即ち、"サイドエフェクトの暴走"の可能性が出るからに他ならんのだよ。かと言って、柚紀に制限を与えすぎるのも良くない。(ピシャン)……ならどうするか?…今取っている行動は主に"①あの子の好きにさせる事"、これが基本で"②未然に防げるものには先に手を打つ、③基本はあの子を見守るだけ、④必要に応じては手を出す事"………以下四点だ(…本来は⑤何か違和感や変わった事があれば必ず誰かに話す。も言うべきだろうが、迅以外なら諏訪や風間と……あの二人位か?それ以外にあの子が話すかは現段階では不明だから言わぬべきだな。…済まない堤、太刀川)』
「!!…つる姐っ!…成る程、だから俺はあんなに怒られるハメになった訳だ。所謂"④で再発防止の為に動いた"って事だろ?あ、……確か当真に対して柚紀が他と違って遠慮がない感じ何だよな?それって"②の先手打ち"なパターンか?(だから俺にも遠慮がない訳か?ま、あっちの方が俺も気楽だな)」
「そう言うこった。因み④の基準は、あくまでも鶴ヶ峰が危険な状態に"なりかけたり"……最悪"なった"場合だ。それ以前は③の状態だ。見守るっても特に気にせず普通に接してるだけ ……だろ?つる姐(だけで済まないのがこの"二人の難点"だよな~。…ってかコレ"両方"だって気づいているのは……俺だけか?)」
丁度良いタイミングで戻ってきた言実が、全員共通で知っていて大丈夫な"現段階での対策"を告げる。…一つ例外があるが、考え方次第では"当たり前"な内容なのだが、自らの事をあまり語らない言実にはその感覚ではない様子だ。そしてそれに男衆は気づかず話は進み、太刀川がすんなり納得し、諏訪が更なる詳細を付け加える。……互いに思うところがあるが"立場"が違うから口にしないが。そして一人だけ理解が追い付かない堤が挙手してから疑問を口にする
「(スッ)あ、あの~。簡単すぎると言いますか、…と、とりあえず俺にも分かるような鶴ヶ峰を守るための対策例を、何かひと…「エンブレム付きの服だ」……え?」
『これは②に該当し尚且つ"基地内限定対策"だかな。……①を実現するには"柚紀一人である程度自衛させる事"が前提で術は既にある、…あのずば抜けた洞察力だ。それを十分に活用できる環境にさえ整ってあれば問題ない、あの服がそれを補助する役目だ』
「……嵐山達とロビーで話した内容、覚えてるだろ?堤」
「………あっ!!」
流石の堤も理解出来たし驚きもした。実際に現場を見ているし数日前に詳細も聞いているのだ、…あのエンブレム付きの服の効力を。……あれが自分が思っていた以上に重要アイテムであり、それを理解出来ていた嵐山達…これには賞賛を送るべきなのだろうと堤は考えた。誰からの指摘も無く柚紀の状況を恐らく言実並みに把握しているのだから。そんな感じで話していた所に業者訪問を報せるチャイムが鳴り、総括に入る
『あの子の事情は複雑だが、あまり深く考える必要はない。ただ"柚紀の為に思った行動をすれば良いだけ"だ。それが例え間違えだったにしても、あの子は赦してくれる。…私がそうだったからな、……優しくて芯の強い一途で頑固者、それがあの子さ。さて無駄話もこの位にしようか。一応、礼も考えてある故に……頑張って働けよお前等』
「……成る程、それなら仕方ありませんね」
「あぁ、…だが太刀川も言ったが慣れたら普通になるってのも本当だ。しかしながら落とし穴がある。……数日前、何で俺やつる姐に怒られる事になった?なぁ、太刀川……流石に分かるだろ???鶴ヶ峰固有にして最大の理由が、な」
諏訪は当たって欲しくない予想をしつつも話を続け、最重要事項に入る。"対人関係のトラウマ持ち"にして"根本的に苦手な相手"……これ以外にも柚紀個人的な原因があるらしい。二人がそれを考えていた時、諏訪の携帯に着信があり設定していた"女性の歌声"が一瞬だけ流れてきたのを聞いて、同時に気付いた二人は答えを告げる
「「歌を使ったあのサイドエフェクトっ!?」」
『(ガラガラ)正解だ。あの子に一定以上の不安や恐怖を与える事は即ち、"サイドエフェクトの暴走"の可能性が出るからに他ならんのだよ。かと言って、柚紀に制限を与えすぎるのも良くない。(ピシャン)……ならどうするか?…今取っている行動は主に"①あの子の好きにさせる事"、これが基本で"②未然に防げるものには先に手を打つ、③基本はあの子を見守るだけ、④必要に応じては手を出す事"………以下四点だ(…本来は⑤何か違和感や変わった事があれば必ず誰かに話す。も言うべきだろうが、迅以外なら諏訪や風間と……あの二人位か?それ以外にあの子が話すかは現段階では不明だから言わぬべきだな。…済まない堤、太刀川)』
「!!…つる姐っ!…成る程、だから俺はあんなに怒られるハメになった訳だ。所謂"④で再発防止の為に動いた"って事だろ?あ、……確か当真に対して柚紀が他と違って遠慮がない感じ何だよな?それって"②の先手打ち"なパターンか?(だから俺にも遠慮がない訳か?ま、あっちの方が俺も気楽だな)」
「そう言うこった。因み④の基準は、あくまでも鶴ヶ峰が危険な状態に"なりかけたり"……最悪"なった"場合だ。それ以前は③の状態だ。見守るっても特に気にせず普通に接してるだけ ……だろ?つる姐(だけで済まないのがこの"二人の難点"だよな~。…ってかコレ"両方"だって気づいているのは……俺だけか?)」
丁度良いタイミングで戻ってきた言実が、全員共通で知っていて大丈夫な"現段階での対策"を告げる。…一つ例外があるが、考え方次第では"当たり前"な内容なのだが、自らの事をあまり語らない言実にはその感覚ではない様子だ。そしてそれに男衆は気づかず話は進み、太刀川がすんなり納得し、諏訪が更なる詳細を付け加える。……互いに思うところがあるが"立場"が違うから口にしないが。そして一人だけ理解が追い付かない堤が挙手してから疑問を口にする
「(スッ)あ、あの~。簡単すぎると言いますか、…と、とりあえず俺にも分かるような鶴ヶ峰を守るための対策例を、何かひと…「エンブレム付きの服だ」……え?」
『これは②に該当し尚且つ"基地内限定対策"だかな。……①を実現するには"柚紀一人である程度自衛させる事"が前提で術は既にある、…あのずば抜けた洞察力だ。それを十分に活用できる環境にさえ整ってあれば問題ない、あの服がそれを補助する役目だ』
「……嵐山達とロビーで話した内容、覚えてるだろ?堤」
「………あっ!!」
流石の堤も理解出来たし驚きもした。実際に現場を見ているし数日前に詳細も聞いているのだ、…あのエンブレム付きの服の効力を。……あれが自分が思っていた以上に重要アイテムであり、それを理解出来ていた嵐山達…これには賞賛を送るべきなのだろうと堤は考えた。誰からの指摘も無く柚紀の状況を恐らく言実並みに把握しているのだから。そんな感じで話していた所に業者訪問を報せるチャイムが鳴り、総括に入る
『あの子の事情は複雑だが、あまり深く考える必要はない。ただ"柚紀の為に思った行動をすれば良いだけ"だ。それが例え間違えだったにしても、あの子は赦してくれる。…私がそうだったからな、……優しくて芯の強い一途で頑固者、それがあの子さ。さて無駄話もこの位にしようか。一応、礼も考えてある故に……頑張って働けよお前等』