4.謁見の曲~明かされる少女の立場~
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「……本題に入ろう。その娘が例の件に関わっているのは確かか?」
『はい、城戸司令。…時に忍田本部長、皆さんには何処までご説明していますか?』
城戸の質問に是非のみ解答した後、情報共有の度合いを確認する為にこの中で一番情報を渡してある、右側手前に座る忍田に話を降る
「……例のトリオン反応の件と、それに関係する者が君と共にやって来る……そこまでだ。それ以外は言実君が説明した方が良いと私は判断した」
『成る程、把握しました』
状況を確認して、顎に手を宛て脳内で説明する内容や手順を模索する言実。長考の気配を察したのか、右側奥に座る煙草を咥えたもう一人の人物・林藤匠が、未だに一言も発していない柚紀を一瞥し気さくに声を掛ける
「まぁ、話し合いも長くなりそうだし二人共椅子に座ったらどうだい?そのままは疲れるだろ?」
『あ、……そうですね。御気遣い感謝します林藤支部長。ですが私は立ったままで問題ないので、…柚紀』
『は、はいっ?!……し、…失礼します』
林藤の言葉で思考の底から浮上し、二つ用意されていた椅子の片方を避けて残りの椅子に柚紀を座らせる。まだぎこちないがきちんと姪が座ったのを確認すると、一呼吸置いて腕を組み言実の纏う雰囲気が変わる
『……さて、これから説明する事が沢山あるから、面倒だし話し方を何時ものに戻させてもらう。…っと言うより、今更この面子に対して私が畏まる必要ないだろ?』
「ハハハ、そうだな。さっきまでの態度も悪くはないが、言実ちゃんはやっぱそうでないとな!!」
「調子が狂う様な事をしよって!?なんであんな喋り方をしたんじゃい?お前さんらしくもない」
『そんなのこの子の為に決まっているだろ?目上の存在に値する人達を相手に、私が何時もの話し方をしたら慌てふためくのは明白。だから、気を遣って取り繕ったまで…もうやらないがな絶対』
何時ものペースに戻る言実を見て、豪快に笑う林藤と上司で違和感満天だった鬼怒田の文句を一刀両断。……そんな雰囲気の中で話を切り替えるきっかけはやはり、この男の発言
『はい、城戸司令。…時に忍田本部長、皆さんには何処までご説明していますか?』
城戸の質問に是非のみ解答した後、情報共有の度合いを確認する為にこの中で一番情報を渡してある、右側手前に座る忍田に話を降る
「……例のトリオン反応の件と、それに関係する者が君と共にやって来る……そこまでだ。それ以外は言実君が説明した方が良いと私は判断した」
『成る程、把握しました』
状況を確認して、顎に手を宛て脳内で説明する内容や手順を模索する言実。長考の気配を察したのか、右側奥に座る煙草を咥えたもう一人の人物・林藤匠が、未だに一言も発していない柚紀を一瞥し気さくに声を掛ける
「まぁ、話し合いも長くなりそうだし二人共椅子に座ったらどうだい?そのままは疲れるだろ?」
『あ、……そうですね。御気遣い感謝します林藤支部長。ですが私は立ったままで問題ないので、…柚紀』
『は、はいっ?!……し、…失礼します』
林藤の言葉で思考の底から浮上し、二つ用意されていた椅子の片方を避けて残りの椅子に柚紀を座らせる。まだぎこちないがきちんと姪が座ったのを確認すると、一呼吸置いて腕を組み言実の纏う雰囲気が変わる
『……さて、これから説明する事が沢山あるから、面倒だし話し方を何時ものに戻させてもらう。…っと言うより、今更この面子に対して私が畏まる必要ないだろ?』
「ハハハ、そうだな。さっきまでの態度も悪くはないが、言実ちゃんはやっぱそうでないとな!!」
「調子が狂う様な事をしよって!?なんであんな喋り方をしたんじゃい?お前さんらしくもない」
『そんなのこの子の為に決まっているだろ?目上の存在に値する人達を相手に、私が何時もの話し方をしたら慌てふためくのは明白。だから、気を遣って取り繕ったまで…もうやらないがな絶対』
何時ものペースに戻る言実を見て、豪快に笑う林藤と上司で違和感満天だった鬼怒田の文句を一刀両断。……そんな雰囲気の中で話を切り替えるきっかけはやはり、この男の発言