42.集合の曲
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「……え~、もしもしお二人さん。そろそろ話し掛けても大丈夫かな?」
「『……あっ』」
二人の元に辿り着いた四人だが、何やら良い雰囲気で話し掛けづらいが、ずっとこのままとは行かないので代表で小佐野が近づいて話し掛けた。その声を聞いて他の人の存在に気付いた二人は、差はあれど恥ずかしくなり顔を赤くしながら立ち上り、その際に笹森は掴んでいた手を離す。…解放されて人知れずほっと安堵した柚紀に荒船だけ目敏く気付いたが特に指摘せずにいた
「お、お、お、おサノ先輩っ!?居るなら居るで黙ってないで声掛けてくださいよっ!!先輩達もっ!!?」
「あはは、ごめん日佐人。…中々ない機会だろうから堪能して貰おうと気を使ったけど、要らなかった?(ニヤニヤ)」
『???…何を堪能するんですか先輩?それと"先輩達"って、笹森くんが一緒に来たひ…………(ピタッ)』
「「「ん?」」」
顔を赤くしながら小佐野には勿論、荒船達にも文句を言う笹森に対して、"恋のキューピッド"的な発言をして返り討ちにする小佐野。そして小佐野の意図が分からず不思議そうにしつつ、笹森の言葉から加賀美以外にも誰かが居ると分かった柚紀はソチラ見て……固まってしまう。荒船隊の三人は、何故あの様になったか分からずにいた次の瞬間
『(ススススッ)』
「えっ?あ、鶴ヶ峰っ?な、何??何で俺の後ろに???」
「あちゃ~、…やっぱりこうなるか。まぁ、そうだよね~。あの東さんに対しても同じ反応したから二人にもするか~」
荒船と穂刈から隠れるように笹森の後ろに移動する柚紀。その行動に嬉恥ずかしくなり顔の赤みが増した笹森と、すっかり忘れていた風な口調と態度を取る小佐野
一方で、何故柚紀があの様な行動をしたか理解出来ない荒船達に対して、理由を知っていて複雑な表情をする加賀美
「何だ?あの行動は、彼女の」
「…瑠衣から聞いたのだけど、柚紀ちゃん人見知りする子で、特に男子は駄目らしくて初対面な相手には誰でもあんな感じらしいの。……慣れればある程度は大丈夫らしいよ」
「ま、だからこそ【A級チームお気に入りの子】って噂が流れた訳だ。……流石言実さんって感じだな(だが……人見知り?…本当にそうか?なら、あの反応の説明にならない気がするが……)」
柚紀の反応を見て、例の噂が出来た経由を荒船は理解したが、同時に疑問も抱いた。穂刈も荒船との差はあるが、あれがデフォルメだと分かったので、ならばと此方からは下手に手を出さずに向こうが動くのを待つ事に。笹森達も荒船達が柚紀を気遣い待機しているのに気づき、人柄の説明をする
「大丈夫だよ柚紀ちゃん。確かに…ちょっと見た目は怖いかも知れないけど、諏訪さんと同じで中身は優しい方達だから」
「えっと……二人の事は俺が保証する。って、これじゃあ説得力ないか?………あ、二人が居たから俺は鶴ヶ峰の元に来れたって言ったら、…信じてくれるよな?実際に見つけたのは穂刈先輩………あっちのモヒカンの方の先輩だし、荒船先輩は後先考えずに探しに行こうとした俺を止めてくれたし……」
『………(ヒョコッ……ジー)』
二人の言い分を聞いて、笹森の後ろから顔を出して二人を観察しているときに加賀美と目が合うと小さく頷かれ柚紀は少し考える素振りをした後、恐る恐る二人の前に姿を現せば本来なら目を見て話すのが柚紀的には当たり前なのだが、今日初対面でもあるし……やはり見た目的にもちょっと怖いので、俯きつつ何とか口を開く
「『……あっ』」
二人の元に辿り着いた四人だが、何やら良い雰囲気で話し掛けづらいが、ずっとこのままとは行かないので代表で小佐野が近づいて話し掛けた。その声を聞いて他の人の存在に気付いた二人は、差はあれど恥ずかしくなり顔を赤くしながら立ち上り、その際に笹森は掴んでいた手を離す。…解放されて人知れずほっと安堵した柚紀に荒船だけ目敏く気付いたが特に指摘せずにいた
「お、お、お、おサノ先輩っ!?居るなら居るで黙ってないで声掛けてくださいよっ!!先輩達もっ!!?」
「あはは、ごめん日佐人。…中々ない機会だろうから堪能して貰おうと気を使ったけど、要らなかった?(ニヤニヤ)」
『???…何を堪能するんですか先輩?それと"先輩達"って、笹森くんが一緒に来たひ…………(ピタッ)』
「「「ん?」」」
顔を赤くしながら小佐野には勿論、荒船達にも文句を言う笹森に対して、"恋のキューピッド"的な発言をして返り討ちにする小佐野。そして小佐野の意図が分からず不思議そうにしつつ、笹森の言葉から加賀美以外にも誰かが居ると分かった柚紀はソチラ見て……固まってしまう。荒船隊の三人は、何故あの様になったか分からずにいた次の瞬間
『(ススススッ)』
「えっ?あ、鶴ヶ峰っ?な、何??何で俺の後ろに???」
「あちゃ~、…やっぱりこうなるか。まぁ、そうだよね~。あの東さんに対しても同じ反応したから二人にもするか~」
荒船と穂刈から隠れるように笹森の後ろに移動する柚紀。その行動に嬉恥ずかしくなり顔の赤みが増した笹森と、すっかり忘れていた風な口調と態度を取る小佐野
一方で、何故柚紀があの様な行動をしたか理解出来ない荒船達に対して、理由を知っていて複雑な表情をする加賀美
「何だ?あの行動は、彼女の」
「…瑠衣から聞いたのだけど、柚紀ちゃん人見知りする子で、特に男子は駄目らしくて初対面な相手には誰でもあんな感じらしいの。……慣れればある程度は大丈夫らしいよ」
「ま、だからこそ【A級チームお気に入りの子】って噂が流れた訳だ。……流石言実さんって感じだな(だが……人見知り?…本当にそうか?なら、あの反応の説明にならない気がするが……)」
柚紀の反応を見て、例の噂が出来た経由を荒船は理解したが、同時に疑問も抱いた。穂刈も荒船との差はあるが、あれがデフォルメだと分かったので、ならばと此方からは下手に手を出さずに向こうが動くのを待つ事に。笹森達も荒船達が柚紀を気遣い待機しているのに気づき、人柄の説明をする
「大丈夫だよ柚紀ちゃん。確かに…ちょっと見た目は怖いかも知れないけど、諏訪さんと同じで中身は優しい方達だから」
「えっと……二人の事は俺が保証する。って、これじゃあ説得力ないか?………あ、二人が居たから俺は鶴ヶ峰の元に来れたって言ったら、…信じてくれるよな?実際に見つけたのは穂刈先輩………あっちのモヒカンの方の先輩だし、荒船先輩は後先考えずに探しに行こうとした俺を止めてくれたし……」
『………(ヒョコッ……ジー)』
二人の言い分を聞いて、笹森の後ろから顔を出して二人を観察しているときに加賀美と目が合うと小さく頷かれ柚紀は少し考える素振りをした後、恐る恐る二人の前に姿を現せば本来なら目を見て話すのが柚紀的には当たり前なのだが、今日初対面でもあるし……やはり見た目的にもちょっと怖いので、俯きつつ何とか口を開く