4.謁見の曲~明かされる少女の立場~
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『……言実さん、先程の方は?』
『ん?二宮の事か?嵐山同様自隊を率いる戦闘員で、見た目はあーだからお前は近寄りがたいかも知れないが、それなりに頼りになる奴だ。覚えておいて損はないだろう』
『二宮、さん。……仲が良いのですか?』
『そう見えたか?他の隊員ともあの位の対話もするし、悩み事があれば時間が取れたら相談にも乗る事もしている、この位普通だろ?………っと雑談は此処までだな』
あれから他の隊員に遭遇する事なく、会議室のあるフロアに到着。二宮と言実の事が気になった柚紀が関係を訊ねるが、言実はさも当たり前かの様に淡々と話すだけに止まり、更なる質問が来る前に目的地前に到着。
緊張が再発し顔が強張る柚紀の頭を、今まで繋いでいた手を放す序でに頭を軽く撫で、そのままドアをノック
『大丈夫だ。…(コンコン)鶴ヶ峰とその他一名、参りました』
「入れ」
『失礼します。…ほら、行くよ』
『うっ、…分かってるよ言実さん。……し、失礼…します』
室内から入室の許可が降り、中に入る前に柚紀に再度声を掛けて決心を促し、何とか覚悟が決まった姪に一瞬だけ満足そうな笑みを浮かべ先に一歩入る言実
~会議室~
室内は入って左側に三人、右側に二人、そして中央奥正面に一人と、言実にとっては見慣れたメンバーが揃っていた。全員の視線を感じて思わず言実の後ろに隠れようとする柚紀の背中を軽く叩き、隣に立たせる。そんな様子を見て自分の上司に当たる鬼怒田本吉が口を開く
「全く、この忙しい時に何時まで待たせるつもりだったのだよ言実君?」
『そう文句を言わないで下さい鬼怒田室長。皆さんが多忙なのは、私も重々承知してます。しかしながら今回嵐山隊が対応してくれたお陰で、そこまで時間が掛からなかった…と、先に言わせて頂きたい』
会話の中に嵐山隊が出てきたのを聞き、公報も担当する根津栄蔵も会話に参加
「嵐山隊がですか、…それはどう言う意味ですかな?」
『見てて分かるかと思いますが、この子は初対面の相手に対してかなりの警戒心を抱きます。協調性・対人能力が高い嵐山隊でなければ、もっと苦戦を強いられていたでしょうからね』
言実の解答に満足そうに頷く根津に対し、煙草を咥えたままの唐沢克己が疑問を訴える
「所で言実君、何故私まで呼ばれたのだろうか?幹部全員を召集する意図が分からないが…」
『ご心配なく唐沢さん、この後きちんと説明します。それと、個人的にも助力をお願いすると思いますがその事も追々…』
左側三人と言葉を交わした後、正面に鎮座している顔に大きな傷跡のある男・城戸正宗総司令が重たい口を開く
『ん?二宮の事か?嵐山同様自隊を率いる戦闘員で、見た目はあーだからお前は近寄りがたいかも知れないが、それなりに頼りになる奴だ。覚えておいて損はないだろう』
『二宮、さん。……仲が良いのですか?』
『そう見えたか?他の隊員ともあの位の対話もするし、悩み事があれば時間が取れたら相談にも乗る事もしている、この位普通だろ?………っと雑談は此処までだな』
あれから他の隊員に遭遇する事なく、会議室のあるフロアに到着。二宮と言実の事が気になった柚紀が関係を訊ねるが、言実はさも当たり前かの様に淡々と話すだけに止まり、更なる質問が来る前に目的地前に到着。
緊張が再発し顔が強張る柚紀の頭を、今まで繋いでいた手を放す序でに頭を軽く撫で、そのままドアをノック
『大丈夫だ。…(コンコン)鶴ヶ峰とその他一名、参りました』
「入れ」
『失礼します。…ほら、行くよ』
『うっ、…分かってるよ言実さん。……し、失礼…します』
室内から入室の許可が降り、中に入る前に柚紀に再度声を掛けて決心を促し、何とか覚悟が決まった姪に一瞬だけ満足そうな笑みを浮かべ先に一歩入る言実
~会議室~
室内は入って左側に三人、右側に二人、そして中央奥正面に一人と、言実にとっては見慣れたメンバーが揃っていた。全員の視線を感じて思わず言実の後ろに隠れようとする柚紀の背中を軽く叩き、隣に立たせる。そんな様子を見て自分の上司に当たる鬼怒田本吉が口を開く
「全く、この忙しい時に何時まで待たせるつもりだったのだよ言実君?」
『そう文句を言わないで下さい鬼怒田室長。皆さんが多忙なのは、私も重々承知してます。しかしながら今回嵐山隊が対応してくれたお陰で、そこまで時間が掛からなかった…と、先に言わせて頂きたい』
会話の中に嵐山隊が出てきたのを聞き、公報も担当する根津栄蔵も会話に参加
「嵐山隊がですか、…それはどう言う意味ですかな?」
『見てて分かるかと思いますが、この子は初対面の相手に対してかなりの警戒心を抱きます。協調性・対人能力が高い嵐山隊でなければ、もっと苦戦を強いられていたでしょうからね』
言実の解答に満足そうに頷く根津に対し、煙草を咥えたままの唐沢克己が疑問を訴える
「所で言実君、何故私まで呼ばれたのだろうか?幹部全員を召集する意図が分からないが…」
『ご心配なく唐沢さん、この後きちんと説明します。それと、個人的にも助力をお願いすると思いますがその事も追々…』
左側三人と言葉を交わした後、正面に鎮座している顔に大きな傷跡のある男・城戸正宗総司令が重たい口を開く