41.助力の曲
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「うっ、…すみませんでした穂刈先輩。俺別にそんなつもりなかったんですが……」
「気にするな、過ぎたことだ、たが、理由を知りたいから、話してくれ、可能なら」
「諏訪さんも"本人から聞け"の一点張りだ、穂刈の為にも話してもらうぞ?(…さて、諏訪さんの指示通りにしたが、本当に此処に連れてきただけで分かるのか?それにさっき追加で来た連絡事項……アレが意味するのはまさか)」
"受験勉強の息抜きがてら"と少し強引な理由を付けて笹森を連れてくるのに成功した荒船隊の二人。穂刈が歩きながらここ最近の様子を本人に指摘すれば、申し訳なくなった笹森が素直に謝罪したのを見て説明を求める。荒船も穂刈の援護をする傍ら、諏訪から送られてきた文章内容の理由を推測する。アタッカーである荒船は"自分から接触はしていないだけ"で、知ってはいるのだ。……"この文面に該当する少女の存在を"そんな事を考えていたその時
「……荒船くん!!穂刈くん!!お願い待って!!?」
「緊急事態よ!日佐人っ!!」
「「「!!?」」」」
荒船は思考に耽っている時、笹森・穂刈は会話の最中に各部隊のオペレーターに名を呼ばれ足を止める。声をした方を全員見れば、小佐野と加賀美がこちらに向かって走ってきており何やらかなり慌てているのが見てわかる。ある程度二人が近づいたのを見計らい、荒船が声を掛ける
「加賀美に小佐野、そんなに慌ててどうしたんだ?…何があった?」
「詳しく説明してる暇がないのっ!お願い協力してっ!手遅れになる前に」
「手遅れ?穏やかじゃないな、随分、焦っているんだ?何を一体」
何時も冷静に自分達をサポートしてくれる加賀美の慌てぶりに、流石の二人も非常事態な事は理解したらしく真剣な表情で先ずは落ち着かせようとする
「落ち着いてくださいっおサノ先輩!ちゃんと俺にも分かるように説明をしてくれないと…」
「馬鹿っ?!この場所で、私がこれだけ焦る理由なんて一つしかないわよっ!!アンタだって知ってるはずよ!!」
一方で笹森も小佐野から事情を聞き出そうとするが、加賀美以上に焦っていて悪戦苦闘している。…諏訪は一つ大きなミスをしていた、柚紀がオペレーター二人と一緒に居るのを事を、一切文面に記載していないのだ。それに加えて荒船は諏訪に言われて笹森をモールに連れ出した事をオペレーター二人は知らない。その為互いに情報を把握出来ずにいる。加賀美は少し落ち着き端的に説明するために、小佐野は分かってない笹森に苛立ちをぶつけるかの様にして各々口に出す。…今の現状を
「私達、さっきまで一緒に居た女の子を探しているの。この人集りではぐれちゃって……二人は会ったことないと思うけど、ボーダー関係者で……あの【A級チームのお気に入りの子】って噂の本人なの。荒船くんならこれで分かってくれるわよね?私達が焦る理由を」
「柚紀ちゃんが、…あの子が此処に居るのよっ!!さっきまで私達と一緒に買い物をしていたのだけど、いつの間にか居なくなって。私達が初めて出会った時よりずっと明るく、一段と可愛いらしくなった柚紀ちゃんを普通の男共が放っておくわけないの位、日佐人だって分かるでしょう!!?」
加賀美から知らされた柚紀の存在を聞き、先ずは反応を示す荒船隊の二人。穂刈はポジション的に個人ランク戦はあまり参加しないが、基地内に居れば必ず耳に入る、…それだけ噂は広まっている状態でもあるのだ
「!!(…成る程、だから諏訪さんはこの追加文を送ってきた訳か。ご丁寧に"最重要事項"や"見つけたら保護しろ"とあの人らしくない事も打たれてるのはコレが原因だな)」
「【A級チームのお気に入り】?ランク戦ロビーで、確かそれは、噂になっていると、聞いた気が、…「鶴ヶ峰が…迷子??」……笹森?」
柚紀の事をよく知らない二人ですら、事の重大さを理解している状態だ。…ならば笹森はどうかと言えば
「………………えっ?……ち、ちょっと待ってくださいっ!??……鶴ヶ峰がこのモールに来ていて今一人って、流石にマズイですよ先輩っ!!だって彼女と諏訪さんが会ったきっかけって確か……っ?!?…そんなの、……そんなのは駄目だっ!!!"また"繰り返す事になれば……そんな事あっちゃいけないんだ!!!早く見つけないと!!鶴ヶ峰が傷付いたり泣いた姿を見るのは、俺は……絶対に嫌だ!!?」
最初は小佐野の言っている事を理解出来なかった笹森たが、分かった瞬間に焦りに加えて例の騒動からそれほど時間が経過していない状態なのだ。例え柚紀に危害が及ぼす事が確定していなくても、そうなると思ってしまう程……それだけ彼女の事が心配で、恋しいのだ
「気にするな、過ぎたことだ、たが、理由を知りたいから、話してくれ、可能なら」
「諏訪さんも"本人から聞け"の一点張りだ、穂刈の為にも話してもらうぞ?(…さて、諏訪さんの指示通りにしたが、本当に此処に連れてきただけで分かるのか?それにさっき追加で来た連絡事項……アレが意味するのはまさか)」
"受験勉強の息抜きがてら"と少し強引な理由を付けて笹森を連れてくるのに成功した荒船隊の二人。穂刈が歩きながらここ最近の様子を本人に指摘すれば、申し訳なくなった笹森が素直に謝罪したのを見て説明を求める。荒船も穂刈の援護をする傍ら、諏訪から送られてきた文章内容の理由を推測する。アタッカーである荒船は"自分から接触はしていないだけ"で、知ってはいるのだ。……"この文面に該当する少女の存在を"そんな事を考えていたその時
「……荒船くん!!穂刈くん!!お願い待って!!?」
「緊急事態よ!日佐人っ!!」
「「「!!?」」」」
荒船は思考に耽っている時、笹森・穂刈は会話の最中に各部隊のオペレーターに名を呼ばれ足を止める。声をした方を全員見れば、小佐野と加賀美がこちらに向かって走ってきており何やらかなり慌てているのが見てわかる。ある程度二人が近づいたのを見計らい、荒船が声を掛ける
「加賀美に小佐野、そんなに慌ててどうしたんだ?…何があった?」
「詳しく説明してる暇がないのっ!お願い協力してっ!手遅れになる前に」
「手遅れ?穏やかじゃないな、随分、焦っているんだ?何を一体」
何時も冷静に自分達をサポートしてくれる加賀美の慌てぶりに、流石の二人も非常事態な事は理解したらしく真剣な表情で先ずは落ち着かせようとする
「落ち着いてくださいっおサノ先輩!ちゃんと俺にも分かるように説明をしてくれないと…」
「馬鹿っ?!この場所で、私がこれだけ焦る理由なんて一つしかないわよっ!!アンタだって知ってるはずよ!!」
一方で笹森も小佐野から事情を聞き出そうとするが、加賀美以上に焦っていて悪戦苦闘している。…諏訪は一つ大きなミスをしていた、柚紀がオペレーター二人と一緒に居るのを事を、一切文面に記載していないのだ。それに加えて荒船は諏訪に言われて笹森をモールに連れ出した事をオペレーター二人は知らない。その為互いに情報を把握出来ずにいる。加賀美は少し落ち着き端的に説明するために、小佐野は分かってない笹森に苛立ちをぶつけるかの様にして各々口に出す。…今の現状を
「私達、さっきまで一緒に居た女の子を探しているの。この人集りではぐれちゃって……二人は会ったことないと思うけど、ボーダー関係者で……あの【A級チームのお気に入りの子】って噂の本人なの。荒船くんならこれで分かってくれるわよね?私達が焦る理由を」
「柚紀ちゃんが、…あの子が此処に居るのよっ!!さっきまで私達と一緒に買い物をしていたのだけど、いつの間にか居なくなって。私達が初めて出会った時よりずっと明るく、一段と可愛いらしくなった柚紀ちゃんを普通の男共が放っておくわけないの位、日佐人だって分かるでしょう!!?」
加賀美から知らされた柚紀の存在を聞き、先ずは反応を示す荒船隊の二人。穂刈はポジション的に個人ランク戦はあまり参加しないが、基地内に居れば必ず耳に入る、…それだけ噂は広まっている状態でもあるのだ
「!!(…成る程、だから諏訪さんはこの追加文を送ってきた訳か。ご丁寧に"最重要事項"や"見つけたら保護しろ"とあの人らしくない事も打たれてるのはコレが原因だな)」
「【A級チームのお気に入り】?ランク戦ロビーで、確かそれは、噂になっていると、聞いた気が、…「鶴ヶ峰が…迷子??」……笹森?」
柚紀の事をよく知らない二人ですら、事の重大さを理解している状態だ。…ならば笹森はどうかと言えば
「………………えっ?……ち、ちょっと待ってくださいっ!??……鶴ヶ峰がこのモールに来ていて今一人って、流石にマズイですよ先輩っ!!だって彼女と諏訪さんが会ったきっかけって確か……っ?!?…そんなの、……そんなのは駄目だっ!!!"また"繰り返す事になれば……そんな事あっちゃいけないんだ!!!早く見つけないと!!鶴ヶ峰が傷付いたり泣いた姿を見るのは、俺は……絶対に嫌だ!!?」
最初は小佐野の言っている事を理解出来なかった笹森たが、分かった瞬間に焦りに加えて例の騒動からそれほど時間が経過していない状態なのだ。例え柚紀に危害が及ぼす事が確定していなくても、そうなると思ってしまう程……それだけ彼女の事が心配で、恋しいのだ