40.移転の曲~これからの準備に~
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「…柚紀先輩はやっぱり、興味がないですか?」
『全くないと言ったら嘘になるけど、……私にはセンスないし、お金も掛かっちゃうから。…だから普通で良いよ』
「お金なら先生が出してくれるって。多分鞄の中に資金が入った封筒がある筈だし、…興味がない訳じゃないならあたし達に任せてみない?悪い様にはしないから、さ」
「ふ~ん、……なら元モデルの私が見立てて上げるよ。それなりにセンスが有るつもりだし、かがみん先輩はどう?」
「そうね~……芸術方面に進む身としては、良い経験になりそうだし私も協力するわよ?……あ、でも私達も一緒で大丈夫?」
いつの間にかオペレーター二人も柚紀の買い物に参加する流れになっていたが、加賀美が我に帰り、三人に訊ねると二人の視線が柚紀に向く。柚紀は視線を向けられた意図を理解して自分の考えを口にする
『わ、私は平気です。こう、何と言いますか、……沢山の女の子と一緒にお買い物に行くって事もあまりなかったから…楽しい…です』
「じゃあ先輩達も一緒って事で決定~!!あ~、やっぱり楽しみで仕方ないですよ~。早くいきましょう!!?(クイッ)」
「(クイッ)なら私も便乗っと。…行くよ柚紀ちゃん!!」
『え?え?茜ちゃん?おサノ先輩??ち、ちょっと待ってくださいっ、お店は逃げませんから~~!!?』
柚紀からの許可も出たので、勢いがまた復活した日浦と悪ノリした小佐野に両手を掴まれ先へと駆け出して先行……連行されていく。それに抵抗出来ずされるがまま連れていかれる柚紀を見送る熊谷と加賀美は、特に止める訳でも焦るわけでもなく、その後をゆっくりした足取りで追い掛ける
「あ~、あの二人掛りだと流石の柚紀も断りきれないか。ま、慣れていないだけで困っているだけみたいだから暫くは大丈夫かしら?……でも加賀美先輩、良かったのですか?あたし達と一緒に買い物することになって。…おサノと何か用があったのでは?」
「用って程の事じゃないわ、瑠衣が私に話したい事があるって言われてね。…多分だけど、柚紀ちゃんの事じゃないかしら?諏訪さん達があの子と仲が良いなら、ウチと早かれ遅かれ関わりそうだからね」
「……あり得そうですね、荒船隊なら特に。半崎がいるから可能性が一番高いです、……柚紀が親しくしている隊を知っていれば自ずとそう思うかと、あたしでもそう納得していますし」
「半崎くん?…因みに誰とあの子は仲が良いの?」
小佐野と柚紀のやり取りを見て加賀美は何となく理由を察した様子だ。熊谷もそれに同意し、更に詳しく柚紀の性格や交遊関係を知る身としての考察を告げる。そして加賀美から最もな質問にも迷わず答える
「あの子の性格上、同級生には男子でも比較的気兼ねなく接する事が出来るので。…で、半崎と柚紀は同級生なんですよね意外な事に、だから仲が良い部隊は主に同級生が居る所なんです、ウチは例外ですが。…諏訪隊以外だと東隊・風間隊、先生関係で太刀川隊・冬島隊。でも、群を抜いて仲が良いのは……恐らく嵐山隊かと。柚紀から話を聞いていれば自然と分かる事ではありますし、あそこは比較的コミュニケーション能力が高い同級生二人が居ますからね」
「半崎くんと同級生って事は中学三年?!…見えないわよ、あの見た目じゃ。……色々聞きたいけど、とりあえず追々分かれば良いかしらね?」
「そうですね。時間はたっぷりありますし、とりあえず今は……そろそろ対応に困っているであろう柚紀を助けに行きましょうか先輩」
「そうね。瑠衣は悪ノリすると達が悪いし、柚紀ちゃんが困るのを私も見逃せないかな」
そんな話をした後、先行く三人に追いつくために歩む速度を早める二人であった。…因みに加賀美の学年を知った時にちょっとした騒動があったが、それは別の話
『全くないと言ったら嘘になるけど、……私にはセンスないし、お金も掛かっちゃうから。…だから普通で良いよ』
「お金なら先生が出してくれるって。多分鞄の中に資金が入った封筒がある筈だし、…興味がない訳じゃないならあたし達に任せてみない?悪い様にはしないから、さ」
「ふ~ん、……なら元モデルの私が見立てて上げるよ。それなりにセンスが有るつもりだし、かがみん先輩はどう?」
「そうね~……芸術方面に進む身としては、良い経験になりそうだし私も協力するわよ?……あ、でも私達も一緒で大丈夫?」
いつの間にかオペレーター二人も柚紀の買い物に参加する流れになっていたが、加賀美が我に帰り、三人に訊ねると二人の視線が柚紀に向く。柚紀は視線を向けられた意図を理解して自分の考えを口にする
『わ、私は平気です。こう、何と言いますか、……沢山の女の子と一緒にお買い物に行くって事もあまりなかったから…楽しい…です』
「じゃあ先輩達も一緒って事で決定~!!あ~、やっぱり楽しみで仕方ないですよ~。早くいきましょう!!?(クイッ)」
「(クイッ)なら私も便乗っと。…行くよ柚紀ちゃん!!」
『え?え?茜ちゃん?おサノ先輩??ち、ちょっと待ってくださいっ、お店は逃げませんから~~!!?』
柚紀からの許可も出たので、勢いがまた復活した日浦と悪ノリした小佐野に両手を掴まれ先へと駆け出して先行……連行されていく。それに抵抗出来ずされるがまま連れていかれる柚紀を見送る熊谷と加賀美は、特に止める訳でも焦るわけでもなく、その後をゆっくりした足取りで追い掛ける
「あ~、あの二人掛りだと流石の柚紀も断りきれないか。ま、慣れていないだけで困っているだけみたいだから暫くは大丈夫かしら?……でも加賀美先輩、良かったのですか?あたし達と一緒に買い物することになって。…おサノと何か用があったのでは?」
「用って程の事じゃないわ、瑠衣が私に話したい事があるって言われてね。…多分だけど、柚紀ちゃんの事じゃないかしら?諏訪さん達があの子と仲が良いなら、ウチと早かれ遅かれ関わりそうだからね」
「……あり得そうですね、荒船隊なら特に。半崎がいるから可能性が一番高いです、……柚紀が親しくしている隊を知っていれば自ずとそう思うかと、あたしでもそう納得していますし」
「半崎くん?…因みに誰とあの子は仲が良いの?」
小佐野と柚紀のやり取りを見て加賀美は何となく理由を察した様子だ。熊谷もそれに同意し、更に詳しく柚紀の性格や交遊関係を知る身としての考察を告げる。そして加賀美から最もな質問にも迷わず答える
「あの子の性格上、同級生には男子でも比較的気兼ねなく接する事が出来るので。…で、半崎と柚紀は同級生なんですよね意外な事に、だから仲が良い部隊は主に同級生が居る所なんです、ウチは例外ですが。…諏訪隊以外だと東隊・風間隊、先生関係で太刀川隊・冬島隊。でも、群を抜いて仲が良いのは……恐らく嵐山隊かと。柚紀から話を聞いていれば自然と分かる事ではありますし、あそこは比較的コミュニケーション能力が高い同級生二人が居ますからね」
「半崎くんと同級生って事は中学三年?!…見えないわよ、あの見た目じゃ。……色々聞きたいけど、とりあえず追々分かれば良いかしらね?」
「そうですね。時間はたっぷりありますし、とりあえず今は……そろそろ対応に困っているであろう柚紀を助けに行きましょうか先輩」
「そうね。瑠衣は悪ノリすると達が悪いし、柚紀ちゃんが困るのを私も見逃せないかな」
そんな話をした後、先行く三人に追いつくために歩む速度を早める二人であった。…因みに加賀美の学年を知った時にちょっとした騒動があったが、それは別の話