4.謁見の曲~明かされる少女の立場~
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『……先に言っておくが、今から行く所は此処(ボーダー)のお偉い方々が集まっている会議室だ。…少し居づらいかも知れないが我慢して欲しい』
『お偉い方々……やっぱり男性の方達ですよね?』
『まぁな、…だが半分は兄さんを知っている人だから邪険に扱われる事はないだろう。……ま、柚紀は無理して話す必要はない。とりあえずその場に居てくれれば後は私が対処するから心配するな(ナデナデ)』
『うん、……有難う言実さん』
人通りの少ない廊下を歩きつつ、心積りをさせる為に先に目的地の事を説明する言実。予想通り不安と緊張を表情に浮かべる柚紀を頭を撫でながら落ち着かせ、ふと角から出てきた人物に視線が向き足を止める
「……言実さん?こんな所で会うなんて偶然ですね」
『ん?なんだ二宮か。久しぶりだし珍しいな。こんな色んな項目の資料が無造作に集められたエリアに戦闘員のお前が居るとは……調べものか?』
スーツ姿で鋭い眼孔を持つ男・二宮匡貴は、色んな意味で先輩に当たる言実を見つけて話しかけ、相手の手に持つ数枚の紙を一瞥し世間話感覚で言実は対話に応じる。この時柚紀は、二宮を見た瞬間に視線に入らない様に言実の影に移動している
「そんな所です。…もし、言実さんが良ければ少し時間を貰えませんか?とある議題において貴女と意見交換が……………その子は?」
『(ビクッ!!……ギュッ)』
『あぁ~、この子か?…私の知り合いだ。それとすまないが、今から上の連中と会うことになっているから私達はこれで。………(ボソ)時間が出来たら連絡してやるよ』
「!……(フッ)分かりました」
言実に近づく二宮は後ろに隠れていた柚紀に気付き問い掛ければ、反射的に手を握ってきた姪の心情とこの後の予定を顧み、早々に話を切り上げて移動再開。二宮とすれ違い際に、フォローの言葉を残した。柚紀と手を繋いだまま、相手の反応など目にも停めずに
『お偉い方々……やっぱり男性の方達ですよね?』
『まぁな、…だが半分は兄さんを知っている人だから邪険に扱われる事はないだろう。……ま、柚紀は無理して話す必要はない。とりあえずその場に居てくれれば後は私が対処するから心配するな(ナデナデ)』
『うん、……有難う言実さん』
人通りの少ない廊下を歩きつつ、心積りをさせる為に先に目的地の事を説明する言実。予想通り不安と緊張を表情に浮かべる柚紀を頭を撫でながら落ち着かせ、ふと角から出てきた人物に視線が向き足を止める
「……言実さん?こんな所で会うなんて偶然ですね」
『ん?なんだ二宮か。久しぶりだし珍しいな。こんな色んな項目の資料が無造作に集められたエリアに戦闘員のお前が居るとは……調べものか?』
スーツ姿で鋭い眼孔を持つ男・二宮匡貴は、色んな意味で先輩に当たる言実を見つけて話しかけ、相手の手に持つ数枚の紙を一瞥し世間話感覚で言実は対話に応じる。この時柚紀は、二宮を見た瞬間に視線に入らない様に言実の影に移動している
「そんな所です。…もし、言実さんが良ければ少し時間を貰えませんか?とある議題において貴女と意見交換が……………その子は?」
『(ビクッ!!……ギュッ)』
『あぁ~、この子か?…私の知り合いだ。それとすまないが、今から上の連中と会うことになっているから私達はこれで。………(ボソ)時間が出来たら連絡してやるよ』
「!……(フッ)分かりました」
言実に近づく二宮は後ろに隠れていた柚紀に気付き問い掛ければ、反射的に手を握ってきた姪の心情とこの後の予定を顧み、早々に話を切り上げて移動再開。二宮とすれ違い際に、フォローの言葉を残した。柚紀と手を繋いだまま、相手の反応など目にも停めずに