39.助言の曲~何事にも代価が必要~
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『太刀川、今すぐにその子から離れろ。さもなくば……』
「ま、待ってくれつる姐っ!!多分ごか…『言い訳無用!風間!!諏訪!!そこの馬鹿を拘束しろ!?』マジで待ってくれって!?あ、柚紀っ!!頼むから何とかしてくれっ!!?(バッ!!)」
『(ビクッ!!)…い、いゃあだっっ!?』
‐ ガタガタ ‐
言実の誤解を解くために慌てて柚紀に助けを求めて更に手を伸ばす太刀川だが、今の彼女には逆効果で拒絶の言葉と共に体が畏縮してしまい、明らかに様子が可笑しいのが見てとれる。この状況を打破したのは……
‐ スゥッ ‐
「(ガシッ!)往生際が悪いぞ太刀川、無駄な抵抗はよせ。それに…(チラッ)助けを求めた鶴ヶ峰をお前が怯えさせたら意味がないだろう。言実さんの怒りを更に買うだけだ」
「風間さんっ?何でカメレオン使ってるんですか?!」
『か、風間…さん?「(ナデナデ)もう大丈夫だ、安心しろ鶴ヶ峰」す、諏訪…さん?』
「ま、そう言う訳だから大人しくしろ太刀川。(ガシッ)…奥で"色々"話を聞いてやるからよー」
「諏訪さんもかよ、待ってくれよ!!俺は無実だー!!?」
‐ ズルズルズルズル… ‐
いつの間にかトリオン体になり、尚且つカメレオンで反射的に姿を消していた風間が二人の間に入り込み、柚紀の前方に姿を現すと伸ばされた太刀川の手が少女に触れる前に掴んで阻止し、庇う様に立ちはだかる。遅れてやって来た諏訪は自然な流れで柚紀の頭を撫でた後、口ぶりは穏やかに聞こえるが、此方もやはりお怒りな様子で太刀川をそのまま風間と共に引き摺って奥の部屋に連行。言実も奥に行く途中で『出水、あの子を頼む』と告げて行く
さて、言実が奥の部屋に消えたのを皮切りに一緒に来ていた他のメンバーも室内に雪崩れ込んできたが、どうなっているかと言うと……
「……とまぁ~、それでこうなった訳ですよ~。いや~、柚紀ちゃんには悪いことをしたな~。…でも色々いい体験が出来ました!」
「良い体験って……それは女の子同士だから許される事だけど、あまり人前でして良いことじゃないからね?なぁ、日佐………って、大丈夫か!!?しっかりしろ、日佐人!!」
「…せ、先輩も………鶴ヶ峰も…女子同士……だから……良い…けど………大き……触っ………持ち上げっ………、………も、も、も……っっ!!?」
苦笑いを浮かべながら諏訪隊・嵐山隊の二人に状況を説明する国近たが、言実関係の話は曖昧な感じにして総て話した中でも、インパクトが一番強い内容が内容なだけに、他の印象が薄れてしまう。更にその状況に応じた手の動きを付けたので、コレには流石の堤も自然と一番印象強い内容に対して反応を示し、顔を赤くして注意する。もう一人の笹森はと言いますと……出水同様な反応に加えて相手が自分が想いを寄せている柚紀と言う、お年頃の男子には刺激が強すぎた為に耳まで真っ赤にさせ、口と鼻を手で覆い柚紀とは逆の壁際の方を向いていた。もし今彼が生身なら確実に鼻血を流していただろう
…さて、残るは嵐山隊三人の反応や言動だが先ずは隊長の嵐山から。何処に居るかと言うと、国近の周辺でなく隣のオペレータールームと皆が居る応接室を繋ぐ出入口直ぐ側で様子を見ていた。見ているのは勿論、通称(仮)柚紀のセコムトリオと太刀川のやり取りをだ
『……で、何故あんな状態になるんだ?』
「あ~、いや、そのですね……仲良くなるならスキンシップが一番かと思ったから、実行しようとして…」
「気持ちは分からなくもないが、"前置き"がアレでは鶴ヶ峰がお前を警戒するのは無理もない。……俺はさっきも注意した筈だ、"少しは考えろ"と」
「太刀川がちゃんと"ナニをするつもり"か話せばアイツだってそんな警戒しねーよ。…お前は他の奴とは初対面時から立場が異なるんだ。もう少し鶴ヶ峰の事を考えてやれ、少し前みたいな態度や避けられたりしたくねぇだろ?」
「そりゃあそうですが!だけど……嵐山っ!何か柚紀と仲良くなる方法ないか?それとこの三人を何とか説得してくれっ!!」
「すみませんが、現状では太刀川さんの配慮不足が原因が濃厚ですから俺には何も。きっちり三人に絞られて下さい。それと………彼女と仲良くなりたいのなら、他人に頼らず先ずはご自分で考えて行動を取って下さい。全てを丸投げするような輩を柚紀ちゃんに近付けさせるつもりはありません。……俺達は、ね」
「ま、待ってくれつる姐っ!!多分ごか…『言い訳無用!風間!!諏訪!!そこの馬鹿を拘束しろ!?』マジで待ってくれって!?あ、柚紀っ!!頼むから何とかしてくれっ!!?(バッ!!)」
『(ビクッ!!)…い、いゃあだっっ!?』
‐ ガタガタ ‐
言実の誤解を解くために慌てて柚紀に助けを求めて更に手を伸ばす太刀川だが、今の彼女には逆効果で拒絶の言葉と共に体が畏縮してしまい、明らかに様子が可笑しいのが見てとれる。この状況を打破したのは……
‐ スゥッ ‐
「(ガシッ!)往生際が悪いぞ太刀川、無駄な抵抗はよせ。それに…(チラッ)助けを求めた鶴ヶ峰をお前が怯えさせたら意味がないだろう。言実さんの怒りを更に買うだけだ」
「風間さんっ?何でカメレオン使ってるんですか?!」
『か、風間…さん?「(ナデナデ)もう大丈夫だ、安心しろ鶴ヶ峰」す、諏訪…さん?』
「ま、そう言う訳だから大人しくしろ太刀川。(ガシッ)…奥で"色々"話を聞いてやるからよー」
「諏訪さんもかよ、待ってくれよ!!俺は無実だー!!?」
‐ ズルズルズルズル… ‐
いつの間にかトリオン体になり、尚且つカメレオンで反射的に姿を消していた風間が二人の間に入り込み、柚紀の前方に姿を現すと伸ばされた太刀川の手が少女に触れる前に掴んで阻止し、庇う様に立ちはだかる。遅れてやって来た諏訪は自然な流れで柚紀の頭を撫でた後、口ぶりは穏やかに聞こえるが、此方もやはりお怒りな様子で太刀川をそのまま風間と共に引き摺って奥の部屋に連行。言実も奥に行く途中で『出水、あの子を頼む』と告げて行く
さて、言実が奥の部屋に消えたのを皮切りに一緒に来ていた他のメンバーも室内に雪崩れ込んできたが、どうなっているかと言うと……
「……とまぁ~、それでこうなった訳ですよ~。いや~、柚紀ちゃんには悪いことをしたな~。…でも色々いい体験が出来ました!」
「良い体験って……それは女の子同士だから許される事だけど、あまり人前でして良いことじゃないからね?なぁ、日佐………って、大丈夫か!!?しっかりしろ、日佐人!!」
「…せ、先輩も………鶴ヶ峰も…女子同士……だから……良い…けど………大き……触っ………持ち上げっ………、………も、も、も……っっ!!?」
苦笑いを浮かべながら諏訪隊・嵐山隊の二人に状況を説明する国近たが、言実関係の話は曖昧な感じにして総て話した中でも、インパクトが一番強い内容が内容なだけに、他の印象が薄れてしまう。更にその状況に応じた手の動きを付けたので、コレには流石の堤も自然と一番印象強い内容に対して反応を示し、顔を赤くして注意する。もう一人の笹森はと言いますと……出水同様な反応に加えて相手が自分が想いを寄せている柚紀と言う、お年頃の男子には刺激が強すぎた為に耳まで真っ赤にさせ、口と鼻を手で覆い柚紀とは逆の壁際の方を向いていた。もし今彼が生身なら確実に鼻血を流していただろう
…さて、残るは嵐山隊三人の反応や言動だが先ずは隊長の嵐山から。何処に居るかと言うと、国近の周辺でなく隣のオペレータールームと皆が居る応接室を繋ぐ出入口直ぐ側で様子を見ていた。見ているのは勿論、通称(仮)柚紀のセコムトリオと太刀川のやり取りをだ
『……で、何故あんな状態になるんだ?』
「あ~、いや、そのですね……仲良くなるならスキンシップが一番かと思ったから、実行しようとして…」
「気持ちは分からなくもないが、"前置き"がアレでは鶴ヶ峰がお前を警戒するのは無理もない。……俺はさっきも注意した筈だ、"少しは考えろ"と」
「太刀川がちゃんと"ナニをするつもり"か話せばアイツだってそんな警戒しねーよ。…お前は他の奴とは初対面時から立場が異なるんだ。もう少し鶴ヶ峰の事を考えてやれ、少し前みたいな態度や避けられたりしたくねぇだろ?」
「そりゃあそうですが!だけど……嵐山っ!何か柚紀と仲良くなる方法ないか?それとこの三人を何とか説得してくれっ!!」
「すみませんが、現状では太刀川さんの配慮不足が原因が濃厚ですから俺には何も。きっちり三人に絞られて下さい。それと………彼女と仲良くなりたいのなら、他人に頼らず先ずはご自分で考えて行動を取って下さい。全てを丸投げするような輩を柚紀ちゃんに近付けさせるつもりはありません。……俺達は、ね」