39.助言の曲~何事にも代価が必要~
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「今までは一人だったから言実さんはほぼ本部内ひいてはラボにずっと居ましたが、柚紀ちゃんが居るならそうも行かないですよね~。確実に此処に居る時間は少なくなりますよ?接する時間が減る分をどうやって言実さんとの距離を縮めるかですが、…一番効果的なのは"家に押し掛ける"じゃないですかね~?……太刀川さんが夜這いしたのと同じで」
『但し、"毎日"だと逆効果ですからね?"時々"にしてくださいよ?後、遅い時間はナシで。多分ですが、……私が居るのは明白ですから門前払い食らいますよ?後、確実に生身ですから流石に警戒をするかと。……ラボに招き入れていた理由は、太刀川さんを信頼しているのは勿論ですが、"トリオン体だから"が一番の要因かと』
「ん~、それでつる姐との距離縮むのか?確かに殆どの奴が知らない事を知るのは"特別感"があ……あ~、成る程。そう言う事か」
女子二人からの説明を聞いて最初は分からなかった太刀川だが、疑問を口に出してみてやっと理解した。それを出水が総括する
「つまりは住んでいる場所を知り、更に行動する事で姐さんに太刀川さんが"他の隊員とは違う"ってのを印象づけれる訳ですよ。あの人は誰でも隔たりなく接しますから、そこから一歩前に出るのだけでも十分な成果になります。って、姐さんが他の人に教えちゃ意味ないですが……柚紀ちゃん大丈夫か?」
『多分問題ないかと、私が居ますから防犯面な意味でも最低限の人にしか教えないと思います。私も教えたい人は…(あ、でも嵐山さん達には教えたいかな?)…「柚紀ちゃ~ん、…ナニを考えているのかな?」あ、な、何でもないです柚宇先輩っ!と、兎に角っ、詳しいことは諏訪さんに聞いてください。私が頼んだって言えば、それで粗方察してくれる筈ですから』
言実の良いところが恋愛発展的には不利な状況を作っているので、その打開策になると纏める出水だが、一抹の不安があり柚紀に確認をする。その際に可能なら同じことを教えたい人達を思い浮かべていた所を、国近に指摘され慌てて反応の後に、どうやって手伝いに潜り込むかを太刀川に教えて話を切り上げる。それらを聞いてヤル気が戻った太刀川がソファーから腰をあげる
「よしっ、柚紀から貴重な情報貰ったことだし……はりきって任務に向かうとするか出水」
「了解っす、太刀川さん」
「「トリガーオン!」」
‐ トリガー起動開始 ‐……‐ トリガー起動完了 ‐
『(パチバチパチ)わあぁ~!私トリオン体に換装する所を生で見たの初めて~!!』
「へ?……ずっと本部に居るのに?嵐山さん達とか、見る機会がありそうだけど…」
『ん~、…いつの間にか三人とも生身とトリオン体を切り替えて居ましたから、やっぱり見たことないです。換装を解除する所ならありますよ?嵐山さん達とか言実さんのとか』
「つる姐の換装解除の瞬間とか…見たことないぞ俺(ってか普通逆じゃないか?…柚紀の感覚に感化されてないか嵐山達、大丈夫かコレ?)」
『フフフ、私の特権ですね。……お二人が任務に出るなら私もそろそろお暇しますね(……それにしても、流れで言実さんの話をしたのは良いとして、…何であの時二人の顔が思い浮かんだのだろう?"共通点"……何かあるかな?)』
生身からトリオン体に換装する瞬間に立ち会えた等あり、テンションが上がり表面上は上機嫌な柚紀。だが、内心では太刀川達に請われた事とは言えど言実の事を勝手に話してしまった点や、……あの場面・あのタイミングで佐鳥達の事が頭に浮かんだ訳が結局掴めず仕舞いで、ほんの少しだけ心残りに感じていた。それを表面には出さず、丁度タイミングが良いので流れに乗り退室しようとした時、国近がある"質問"を繰り出す
「帰っちゃうのは残念だけど、私もオペの仕事あるから仕方ないね。……あ!ねぇねぇ柚紀ちゃん、その前に一つ確認したい事があるんだけど良いかな?」
『あ、はい。何でしょうか柚宇せん…(ペタッ…ペタペタ)………………ふえっ??!』
「「……えっ!?/おっ??」」
国近からの言葉を聞きとりあえず了承する柚紀たが、相手の予想外な行動に驚き妙な声を出してしまう。その声を聞き柚紀達の方を見た男性二人。出水は頬を赤くして戸惑いを見せ、太刀川は顔色変えず興味深けにそれを眺める。そんなさまざまな反応をされている原因である国近の取った行動はと言うと…………手で確める様に触っているのだ、……柚紀の体を…胸を
『但し、"毎日"だと逆効果ですからね?"時々"にしてくださいよ?後、遅い時間はナシで。多分ですが、……私が居るのは明白ですから門前払い食らいますよ?後、確実に生身ですから流石に警戒をするかと。……ラボに招き入れていた理由は、太刀川さんを信頼しているのは勿論ですが、"トリオン体だから"が一番の要因かと』
「ん~、それでつる姐との距離縮むのか?確かに殆どの奴が知らない事を知るのは"特別感"があ……あ~、成る程。そう言う事か」
女子二人からの説明を聞いて最初は分からなかった太刀川だが、疑問を口に出してみてやっと理解した。それを出水が総括する
「つまりは住んでいる場所を知り、更に行動する事で姐さんに太刀川さんが"他の隊員とは違う"ってのを印象づけれる訳ですよ。あの人は誰でも隔たりなく接しますから、そこから一歩前に出るのだけでも十分な成果になります。って、姐さんが他の人に教えちゃ意味ないですが……柚紀ちゃん大丈夫か?」
『多分問題ないかと、私が居ますから防犯面な意味でも最低限の人にしか教えないと思います。私も教えたい人は…(あ、でも嵐山さん達には教えたいかな?)…「柚紀ちゃ~ん、…ナニを考えているのかな?」あ、な、何でもないです柚宇先輩っ!と、兎に角っ、詳しいことは諏訪さんに聞いてください。私が頼んだって言えば、それで粗方察してくれる筈ですから』
言実の良いところが恋愛発展的には不利な状況を作っているので、その打開策になると纏める出水だが、一抹の不安があり柚紀に確認をする。その際に可能なら同じことを教えたい人達を思い浮かべていた所を、国近に指摘され慌てて反応の後に、どうやって手伝いに潜り込むかを太刀川に教えて話を切り上げる。それらを聞いてヤル気が戻った太刀川がソファーから腰をあげる
「よしっ、柚紀から貴重な情報貰ったことだし……はりきって任務に向かうとするか出水」
「了解っす、太刀川さん」
「「トリガーオン!」」
‐ トリガー起動開始 ‐……‐ トリガー起動完了 ‐
『(パチバチパチ)わあぁ~!私トリオン体に換装する所を生で見たの初めて~!!』
「へ?……ずっと本部に居るのに?嵐山さん達とか、見る機会がありそうだけど…」
『ん~、…いつの間にか三人とも生身とトリオン体を切り替えて居ましたから、やっぱり見たことないです。換装を解除する所ならありますよ?嵐山さん達とか言実さんのとか』
「つる姐の換装解除の瞬間とか…見たことないぞ俺(ってか普通逆じゃないか?…柚紀の感覚に感化されてないか嵐山達、大丈夫かコレ?)」
『フフフ、私の特権ですね。……お二人が任務に出るなら私もそろそろお暇しますね(……それにしても、流れで言実さんの話をしたのは良いとして、…何であの時二人の顔が思い浮かんだのだろう?"共通点"……何かあるかな?)』
生身からトリオン体に換装する瞬間に立ち会えた等あり、テンションが上がり表面上は上機嫌な柚紀。だが、内心では太刀川達に請われた事とは言えど言実の事を勝手に話してしまった点や、……あの場面・あのタイミングで佐鳥達の事が頭に浮かんだ訳が結局掴めず仕舞いで、ほんの少しだけ心残りに感じていた。それを表面には出さず、丁度タイミングが良いので流れに乗り退室しようとした時、国近がある"質問"を繰り出す
「帰っちゃうのは残念だけど、私もオペの仕事あるから仕方ないね。……あ!ねぇねぇ柚紀ちゃん、その前に一つ確認したい事があるんだけど良いかな?」
『あ、はい。何でしょうか柚宇せん…(ペタッ…ペタペタ)………………ふえっ??!』
「「……えっ!?/おっ??」」
国近からの言葉を聞きとりあえず了承する柚紀たが、相手の予想外な行動に驚き妙な声を出してしまう。その声を聞き柚紀達の方を見た男性二人。出水は頬を赤くして戸惑いを見せ、太刀川は顔色変えず興味深けにそれを眺める。そんなさまざまな反応をされている原因である国近の取った行動はと言うと…………手で確める様に触っているのだ、……柚紀の体を…胸を