38.紫苑の曲~大切な人の為に~
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恋人になる以前に異性として認識されていない可能性、更に自隊員にも話していなかった事まで暴露されて完全に意気消沈する太刀川を見て流石にやり過ぎたかと反省する柚紀。そう言えばこの後に防衛任務があると、隊室に来る途中出水が言っていたのを思い出して、大丈夫か確認
『えっと………先輩方、太刀川さん(コレ)大丈夫でしょうか?…任務に支障出ませんか?』
「……流石にマズイかもな、完全に落ち込んでるよこの人。あまり任務まで時間ないからどうにかして気分を浮上させないと」
「何時もなら防衛任務があると、敵を倒すのが楽しみで落ち込んだりしないからね~。たまにヤル気ないときは、言実さん関連の事をネタにしてヤル気をだしてもらうけど、今回はそれが原因でこうなっちゃったし……」
『言実さん関連……』
やはり隊員二人から見てもあまり良くない状況と知り、更に解決策の糸口を国近が口にだしたのを聞いて何かを考え始める柚紀。未だにキノコが栽培できそうな程に本気で落ち込んでいる太刀川を見て、小さくため息を漏らして何かを語ろうとする。……なんだかんだ言っても、知り合いが落ち込んでいるのを見過ごせないのが柚紀の良いところなのだ。甘い考えと自覚はしている、だがやはり自分の為にも…言実の為にも太刀川とはある程度仲良くなりたいと思っているからそこは割り切る様にしているのだ。太刀川本人から仲良くなりたいと言われたから尚更、かもしれない
『はぁ~……あまり敵に塩を送る的な事をしたくはないですが、仕方がないですね。…太刀川さん、防衛任務をちゃんとこなしてくれるって約束して貰えるなら、言実さん関連の特別な情報を提供しますが…どうしますか?』
「(ピクッ)……つる姐の……特別な…情報……をか?」
『そうですよー。多分この機会を逃すと、入手が困難になる貴重な情報です。ただ、……正直言うとあまり教えたくないので、隊長である太刀川さんの変わりに……と言う訳でもないですが、先輩方にも各自に私からのお願い聞いて頂きたく思います。…そこまで難しくない事ですが、…無理なら無理で構いません』
「ん?俺らにか?」
「何々?柚紀ちゃんからのお願いなら、頑張って聞くよ~?」
今から話すことは、本来なら柚紀の一存のみで話すべきか躊躇されるだけ重要な情報だが…恐らく太刀川なら言実も許可を出すと考えた上での行動だが、自分だけ何だか損した気分になるので出水と国近にもちょっとしたお願いを言ってみる事にする柚紀。勿論強制でない事をあらかじめ言ってから…だ。そしてその内容は
『柚宇先輩、後でで構いませんから携帯にダウンロードできるアプリゲームの中でオススメを教えてください。…出来れば協力プレイ出来て先輩と一緒に遊べるのが良いです』
「OKだよ~、色々あるから後で一緒に選ぼうね(別にこの位なら、何時でも叶えるのにな~)」
『有り難う御座います。次に出水先輩ですが、今度米屋先輩と対戦している所が見たいです。私が居ると必ずどちらかが側に居てくださるのが原因で、まだ一度もお二人が戦っている姿を拝見したことがないので……』
「あー、確かにそうだな。良し分かった!!機会があれば柚紀ちゃんに槍バカを蜂の巣にした姿を見せてやるよ(…俺達は柚紀ちゃんから、まだ"信頼を得ていない"って感じか?太刀川さんが羨ましいけど……ナニが違うんだ?俺の方が彼女と先に出会っているし、………何かのきっかけが…存在がこの子を変えた?後は…姐さんと俺等の関係性とかか?)」
『ふ、普通で大丈夫ですから。そこまではりきる必要はないかと……でも、有り難う御座います』
二人とって些細な事だとは分かっていても、"お願い"と称さないと自分達には甘えてこない柚紀を見て、ちょっとだけ寂しさを覚える二人だが、…見知った柚紀の人柄や今までの体験から"これは仕方ない"と割り切る。そしてお願いを快く了承してくれて嬉しくて笑みが溢れる柚紀を見て【彼女の味方に…支えになろう】と改めて決める二人であった。そして、少しは落ち込みから気分が浮上した太刀川に向かって若干呆れた表情を浮かべるが、それでも慈母の雰囲気を漂わせながらこう告げた
『全く、年上なのに世話が焼ける人ですね太刀川さんは。でもまぁ、……一応言実さんには幸せになって欲しいと私も思ってますから、それの手助けになるかも知れないなら…仕方ないですね(私じゃ……あの人を"本当の意味"で幸せにするのは難しいから…)』
『えっと………先輩方、太刀川さん(コレ)大丈夫でしょうか?…任務に支障出ませんか?』
「……流石にマズイかもな、完全に落ち込んでるよこの人。あまり任務まで時間ないからどうにかして気分を浮上させないと」
「何時もなら防衛任務があると、敵を倒すのが楽しみで落ち込んだりしないからね~。たまにヤル気ないときは、言実さん関連の事をネタにしてヤル気をだしてもらうけど、今回はそれが原因でこうなっちゃったし……」
『言実さん関連……』
やはり隊員二人から見てもあまり良くない状況と知り、更に解決策の糸口を国近が口にだしたのを聞いて何かを考え始める柚紀。未だにキノコが栽培できそうな程に本気で落ち込んでいる太刀川を見て、小さくため息を漏らして何かを語ろうとする。……なんだかんだ言っても、知り合いが落ち込んでいるのを見過ごせないのが柚紀の良いところなのだ。甘い考えと自覚はしている、だがやはり自分の為にも…言実の為にも太刀川とはある程度仲良くなりたいと思っているからそこは割り切る様にしているのだ。太刀川本人から仲良くなりたいと言われたから尚更、かもしれない
『はぁ~……あまり敵に塩を送る的な事をしたくはないですが、仕方がないですね。…太刀川さん、防衛任務をちゃんとこなしてくれるって約束して貰えるなら、言実さん関連の特別な情報を提供しますが…どうしますか?』
「(ピクッ)……つる姐の……特別な…情報……をか?」
『そうですよー。多分この機会を逃すと、入手が困難になる貴重な情報です。ただ、……正直言うとあまり教えたくないので、隊長である太刀川さんの変わりに……と言う訳でもないですが、先輩方にも各自に私からのお願い聞いて頂きたく思います。…そこまで難しくない事ですが、…無理なら無理で構いません』
「ん?俺らにか?」
「何々?柚紀ちゃんからのお願いなら、頑張って聞くよ~?」
今から話すことは、本来なら柚紀の一存のみで話すべきか躊躇されるだけ重要な情報だが…恐らく太刀川なら言実も許可を出すと考えた上での行動だが、自分だけ何だか損した気分になるので出水と国近にもちょっとしたお願いを言ってみる事にする柚紀。勿論強制でない事をあらかじめ言ってから…だ。そしてその内容は
『柚宇先輩、後でで構いませんから携帯にダウンロードできるアプリゲームの中でオススメを教えてください。…出来れば協力プレイ出来て先輩と一緒に遊べるのが良いです』
「OKだよ~、色々あるから後で一緒に選ぼうね(別にこの位なら、何時でも叶えるのにな~)」
『有り難う御座います。次に出水先輩ですが、今度米屋先輩と対戦している所が見たいです。私が居ると必ずどちらかが側に居てくださるのが原因で、まだ一度もお二人が戦っている姿を拝見したことがないので……』
「あー、確かにそうだな。良し分かった!!機会があれば柚紀ちゃんに槍バカを蜂の巣にした姿を見せてやるよ(…俺達は柚紀ちゃんから、まだ"信頼を得ていない"って感じか?太刀川さんが羨ましいけど……ナニが違うんだ?俺の方が彼女と先に出会っているし、………何かのきっかけが…存在がこの子を変えた?後は…姐さんと俺等の関係性とかか?)」
『ふ、普通で大丈夫ですから。そこまではりきる必要はないかと……でも、有り難う御座います』
二人とって些細な事だとは分かっていても、"お願い"と称さないと自分達には甘えてこない柚紀を見て、ちょっとだけ寂しさを覚える二人だが、…見知った柚紀の人柄や今までの体験から"これは仕方ない"と割り切る。そしてお願いを快く了承してくれて嬉しくて笑みが溢れる柚紀を見て【彼女の味方に…支えになろう】と改めて決める二人であった。そして、少しは落ち込みから気分が浮上した太刀川に向かって若干呆れた表情を浮かべるが、それでも慈母の雰囲気を漂わせながらこう告げた
『全く、年上なのに世話が焼ける人ですね太刀川さんは。でもまぁ、……一応言実さんには幸せになって欲しいと私も思ってますから、それの手助けになるかも知れないなら…仕方ないですね(私じゃ……あの人を"本当の意味"で幸せにするのは難しいから…)』