36.好敵手の曲~影での駆け引き~
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「試金石??……やっぱり分かりません、誰かオレにも分かる様に詳しく、尚且つ出来れば簡単に説明して下さいっ!!」
「……すみません、俺も聞きたいです」
「(この場合、おれが話す必要もないか?…なら)……良ければ諏訪さん方お願いしても良いですか?あの服が持つ効果について……鶴ヶ峰さんに必要な理由をふまえて」
自分は大体の理由を正確に把握していると考える時枝だが、敢えて説明を年上である諏訪達にお願いする。佐鳥とは協力関係ではあるが、…やはり敵に塩を送る的な行為は自ら進んではやりたくないものだ
「分かったよ時枝。それじゃあ、先ずは俺が理解している範囲での説明をするよ。……見て分かる通り男子ばっかりの中に鶴ヶ峰みたいな容姿が整っている子が居れば、まぁ"お近づき"になりたいと思う人も居るよね?でもあの服がある事で色んな意味での"弱い奴"は退けられる。……この時点で日佐人は落選だな」
「落選………ん?この時点って事は、それだけじゃないんですか?」
「馬鹿かお前は?鶴ヶ峰に話し掛けた後の対応によってまた、変わるってーの。……アイツは基本誰だろうと初対面の奴には、一歩引いた反応するだろ?で、そん時に威圧的な態度やお前がやらかしたみたいに無理に迫ればアウトだ。逆に鶴ヶ峰を気遣える態度が取れればとりあえずセーフ。例外が馬鹿やらかした奴との間を取り持つ第三者が居れば……次の行動次第になる」
「わぁー……嵐山さん、マジで有り難う御座います!!あの時、佐鳥を止めてくれて!!?」
「"知ったら次からは"……と、大体の奴は考えるだろうが、鶴ヶ峰の性格や事情等を考慮するならそれは甘いと俺なら判断する。……少しでも危険性の可能性があるなら未然に防ぐに越したことはない。(チラッ)………だが、鶴ヶ峰が許したのであれば第三者は口を出すべきではない。結局は個人の問題だからな、下手に干渉しすぎもアイツの為にならないからな」
「な、成る程。……そう、ですね(なら、俺は大丈夫…だよな?普通に話せているし、連絡も回数は少ないが取れている。けど気を付けないとな、…嫌われるのは御免だ)」
時枝の要請に疑いもなく、エンブレム付きの服についての下位・中位に値する説明を淡々とする大学生組。それを聞いて佐鳥は嵐山を拝む勢いで感謝をしていた。風間も説明をするが笹森の落ち込んでいるのを見て、少しだけ擁護的な発言をするが間違えでなく、実体験をした笹森は安堵と共に再び注意を払い事を心に決めたのだった。ついでに佐鳥はこの性格等なのであまり気にしていないし、女子に……柚紀に気を使うのは当たり前な様子であった
さて、これで終わりでも良いのだがそうも行かない。…嵐山は例えを"二つ"上げているのだから
「さて、"外敵"が意味するのは何かを理解出来たところでだ。…なら"野心家"はどんな奴を示すか分かるか?」
「まぁコレは服による"弊害"ですよね。何事も表裏一体な訳ですから仕方ないですが…」
「流石に充は理解しているみたいだな、…皆はどうだ?」
「「「………?」」」
「(ま、普通は出てこないだろうな。…だが)」
「(鶴ヶ峰はそれを満たす"条件"が偶然当て嵌まってしまった。それにしても嵐山は兎も角、時枝まで理解しているのは流石と言うべきなのだろうな)」
嵐山・時枝の言葉を聞いて、分かってないのは佐鳥・笹森、それと堤で、風間と諏訪は理解出来ている様子だ。この場合は諏訪は"被害者"で、風間は"原因"とでも言っておこう。三人からの答えが出なさそうなので、時枝が"上位に値する効力(弊害)"の説明をする
「これは鶴ヶ峰さんの側に"おれ達みたいな味方"が居ると先ず発生しない案件だから、分からないのも無理はないですよ。……簡単に言いますと【話し掛けた理由が"鶴ヶ峰さん本人への用"なのか、"それ以外"か?】って訳です」
「んんん???イヤイヤ、とっきー?柚紀ちゃん以外に用があって話しかけるとか、オレは意味が分からないよ??」
「ん~、賢の言い分は最もだな。………諏訪さん、説明お願いでしますか?彼方なら多分経験ありますよね?」
嵐山からの指名され、全員の視線が諏訪に集まる。指摘通り"体験"がある諏訪は話したくないのか、かなり嫌そうな表情をしていたが、視線に負けて大きなため息を落とし頭を掻きながら「つまりだ…」と体験を元に説明をする事に
「俺と風間は、同学年で同じ大学だろ?で、大学の奴は俺らがボーダー所属を知っている。別に隠してる訳じゃねぇからそれは良いんだが………たまーに物凄い面倒な奴に絡まれるんだよ俺が。話の概要が【風間と仲良くなりたいから協力しろ】って感じだ。…もう理解しただろ?これと同じ現象に鶴ヶ峰が遭遇する可能性…いや、多分もう経験してんじゃねぇーか?それも太刀川が原因でな」
「……すみません、俺も聞きたいです」
「(この場合、おれが話す必要もないか?…なら)……良ければ諏訪さん方お願いしても良いですか?あの服が持つ効果について……鶴ヶ峰さんに必要な理由をふまえて」
自分は大体の理由を正確に把握していると考える時枝だが、敢えて説明を年上である諏訪達にお願いする。佐鳥とは協力関係ではあるが、…やはり敵に塩を送る的な行為は自ら進んではやりたくないものだ
「分かったよ時枝。それじゃあ、先ずは俺が理解している範囲での説明をするよ。……見て分かる通り男子ばっかりの中に鶴ヶ峰みたいな容姿が整っている子が居れば、まぁ"お近づき"になりたいと思う人も居るよね?でもあの服がある事で色んな意味での"弱い奴"は退けられる。……この時点で日佐人は落選だな」
「落選………ん?この時点って事は、それだけじゃないんですか?」
「馬鹿かお前は?鶴ヶ峰に話し掛けた後の対応によってまた、変わるってーの。……アイツは基本誰だろうと初対面の奴には、一歩引いた反応するだろ?で、そん時に威圧的な態度やお前がやらかしたみたいに無理に迫ればアウトだ。逆に鶴ヶ峰を気遣える態度が取れればとりあえずセーフ。例外が馬鹿やらかした奴との間を取り持つ第三者が居れば……次の行動次第になる」
「わぁー……嵐山さん、マジで有り難う御座います!!あの時、佐鳥を止めてくれて!!?」
「"知ったら次からは"……と、大体の奴は考えるだろうが、鶴ヶ峰の性格や事情等を考慮するならそれは甘いと俺なら判断する。……少しでも危険性の可能性があるなら未然に防ぐに越したことはない。(チラッ)………だが、鶴ヶ峰が許したのであれば第三者は口を出すべきではない。結局は個人の問題だからな、下手に干渉しすぎもアイツの為にならないからな」
「な、成る程。……そう、ですね(なら、俺は大丈夫…だよな?普通に話せているし、連絡も回数は少ないが取れている。けど気を付けないとな、…嫌われるのは御免だ)」
時枝の要請に疑いもなく、エンブレム付きの服についての下位・中位に値する説明を淡々とする大学生組。それを聞いて佐鳥は嵐山を拝む勢いで感謝をしていた。風間も説明をするが笹森の落ち込んでいるのを見て、少しだけ擁護的な発言をするが間違えでなく、実体験をした笹森は安堵と共に再び注意を払い事を心に決めたのだった。ついでに佐鳥はこの性格等なのであまり気にしていないし、女子に……柚紀に気を使うのは当たり前な様子であった
さて、これで終わりでも良いのだがそうも行かない。…嵐山は例えを"二つ"上げているのだから
「さて、"外敵"が意味するのは何かを理解出来たところでだ。…なら"野心家"はどんな奴を示すか分かるか?」
「まぁコレは服による"弊害"ですよね。何事も表裏一体な訳ですから仕方ないですが…」
「流石に充は理解しているみたいだな、…皆はどうだ?」
「「「………?」」」
「(ま、普通は出てこないだろうな。…だが)」
「(鶴ヶ峰はそれを満たす"条件"が偶然当て嵌まってしまった。それにしても嵐山は兎も角、時枝まで理解しているのは流石と言うべきなのだろうな)」
嵐山・時枝の言葉を聞いて、分かってないのは佐鳥・笹森、それと堤で、風間と諏訪は理解出来ている様子だ。この場合は諏訪は"被害者"で、風間は"原因"とでも言っておこう。三人からの答えが出なさそうなので、時枝が"上位に値する効力(弊害)"の説明をする
「これは鶴ヶ峰さんの側に"おれ達みたいな味方"が居ると先ず発生しない案件だから、分からないのも無理はないですよ。……簡単に言いますと【話し掛けた理由が"鶴ヶ峰さん本人への用"なのか、"それ以外"か?】って訳です」
「んんん???イヤイヤ、とっきー?柚紀ちゃん以外に用があって話しかけるとか、オレは意味が分からないよ??」
「ん~、賢の言い分は最もだな。………諏訪さん、説明お願いでしますか?彼方なら多分経験ありますよね?」
嵐山からの指名され、全員の視線が諏訪に集まる。指摘通り"体験"がある諏訪は話したくないのか、かなり嫌そうな表情をしていたが、視線に負けて大きなため息を落とし頭を掻きながら「つまりだ…」と体験を元に説明をする事に
「俺と風間は、同学年で同じ大学だろ?で、大学の奴は俺らがボーダー所属を知っている。別に隠してる訳じゃねぇからそれは良いんだが………たまーに物凄い面倒な奴に絡まれるんだよ俺が。話の概要が【風間と仲良くなりたいから協力しろ】って感じだ。…もう理解しただろ?これと同じ現象に鶴ヶ峰が遭遇する可能性…いや、多分もう経験してんじゃねぇーか?それも太刀川が原因でな」