35.親交の曲・A‐1メンバー編
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「はぁっ!???え?アレ言ったのがあの子??…イヤイヤイヤ!!?有り得ないでしょっ!!!?」
「………何故そう思う?」
「え?だってそうでしょう?あんな……あんな、弱くて泣き虫な子が戦術とか…ないだろう、普通」
風間の言い分に力強く否定する太刀川。スッと目を細めて何やら怒っている風間に理由を訊ねられると、自分の柚紀への印象を素直に告げた
太刀川にとって柚紀の印象はやはり、例の騒動時に見た姿が強く残っているのだ。悪い子ではないのは接していれば分かる。たが
「(あんな悲痛な思いを泣きながらぶちまける子だぞ?……そんなの…)」
「有り得ない、か。………太刀川、お前はちゃんと鶴ヶ峰とじっくり話をした事があるか?」
「へっ???話…ですか?いえ、俺は……ないですね。…あの子は俺より他の奴に懐いてますから、なら俺が無理して話す必要ないだろうと。そう感じてます」
一応、言実から柚紀に関する事は話を聞いている。聞いた上で無理に自分と接触する必要はない、……自分に対しては他の奴とは違い一歩引いた…警戒した態度を取られているから。そんな思考に囚われている太刀川を風間が肩を叩いて自分の方に意識を向かせ、助言する。…二人は互いに思うばかりで気持ちがすれ違いをおこしているのだ
「モノは試しに、じっくり腰を据えて彼女と話してみろ。…鶴ヶ峰は自分の考えを他者に話すのが苦手なだけで、自分の考えをしっかり持つ奴だ。お前が心配する程弱くはなく逆に芯の通った強い心の持ち主だ。何せあの言実さんの姪だからな。……見た目や思い込みで彼女を判断するのは止めておけ、それでは他の一般隊員と同じだ。ま、何にせよ鶴ヶ峰と仲良くした方が太刀川にとっても悪くないと俺は思うぞ。……あの人を本気で落とすなら身内の協力は必要不可欠だからな」
言いたいことだけ言うと、今度こそ歩き出す風間を太刀川は止めれなかった。…誰かに言われなくても重々承知しているのだ。自分が言実を諦めない限り、柚紀と関わらないで居るのは絶対に不可能なのだから。ほぼ無表情な言実が表情をあれだけ露にする程の大切な子、太刀川にとってはそれが羨ましくも妬ましくも感じていた
「って言われても、今更どうやって接すればいいんだよ?」
例の騒動から時間が経過してしまった今、態度や接し方を変えたら流石にマズイのは太刀川でも分かるのだ。……せめて、何かきっかけでもあれば
(…ヴーヴー、ヴーヴー)
「(電話?…出水から?)(p!)…何だ?まだ任務までじか〔良かった繋がった!?太刀川さん、ランク戦やってたら中々繋がらないから焦りますよ全く〕……で、何のようだ?今、ウチの隊室にあの子居るだろ?」
〔あぁ、そうでした!!太刀川さんっ急いで帰ってきて下さい!?俺一人じゃ手に負えません!!!〕
「は?何でだよ?国近が居るし、お前とだって仲が良いだろ?何がおき…〔泣いているんですよっ!!?〕……何だと?」
電話の相手は出水で、かなり焦っているのが声で分かる。柚紀が居るのに何をそんなに焦る必要があるのかと、疑問を抱いている太刀川の耳に入ってきた"泣いている"の言葉を聞くと表情が真剣なものになる
〔柚紀ちゃん、ゲームやった事ないって言うから柚宇さんがはりきっちゃって、それでまぁその…色々ありまして。と、兎に角っ帰ってきて下さい!!俺だっでまだ姐さんに殺されたくはないですから!!?(ブチッ)〕
「あ!おい、出水っ!!……切りやがって彼奴。…にしても、泣いてるって」
詳細を話さず用件のみ言って切った出水に悪態を付きつつ、携帯をみつめながら太刀川は考えていた。…何処か言実の面影のあるあの少女が泣いている、そう思うとやはり気分が良くない。なので渋々ではあるが、自隊室に足を進める事にした
「まぁ、あれか?少しは話す議会あるだろ?…別に俺だっであの子が嫌いって訳じゃないし」
「………何故そう思う?」
「え?だってそうでしょう?あんな……あんな、弱くて泣き虫な子が戦術とか…ないだろう、普通」
風間の言い分に力強く否定する太刀川。スッと目を細めて何やら怒っている風間に理由を訊ねられると、自分の柚紀への印象を素直に告げた
太刀川にとって柚紀の印象はやはり、例の騒動時に見た姿が強く残っているのだ。悪い子ではないのは接していれば分かる。たが
「(あんな悲痛な思いを泣きながらぶちまける子だぞ?……そんなの…)」
「有り得ない、か。………太刀川、お前はちゃんと鶴ヶ峰とじっくり話をした事があるか?」
「へっ???話…ですか?いえ、俺は……ないですね。…あの子は俺より他の奴に懐いてますから、なら俺が無理して話す必要ないだろうと。そう感じてます」
一応、言実から柚紀に関する事は話を聞いている。聞いた上で無理に自分と接触する必要はない、……自分に対しては他の奴とは違い一歩引いた…警戒した態度を取られているから。そんな思考に囚われている太刀川を風間が肩を叩いて自分の方に意識を向かせ、助言する。…二人は互いに思うばかりで気持ちがすれ違いをおこしているのだ
「モノは試しに、じっくり腰を据えて彼女と話してみろ。…鶴ヶ峰は自分の考えを他者に話すのが苦手なだけで、自分の考えをしっかり持つ奴だ。お前が心配する程弱くはなく逆に芯の通った強い心の持ち主だ。何せあの言実さんの姪だからな。……見た目や思い込みで彼女を判断するのは止めておけ、それでは他の一般隊員と同じだ。ま、何にせよ鶴ヶ峰と仲良くした方が太刀川にとっても悪くないと俺は思うぞ。……あの人を本気で落とすなら身内の協力は必要不可欠だからな」
言いたいことだけ言うと、今度こそ歩き出す風間を太刀川は止めれなかった。…誰かに言われなくても重々承知しているのだ。自分が言実を諦めない限り、柚紀と関わらないで居るのは絶対に不可能なのだから。ほぼ無表情な言実が表情をあれだけ露にする程の大切な子、太刀川にとってはそれが羨ましくも妬ましくも感じていた
「って言われても、今更どうやって接すればいいんだよ?」
例の騒動から時間が経過してしまった今、態度や接し方を変えたら流石にマズイのは太刀川でも分かるのだ。……せめて、何かきっかけでもあれば
(…ヴーヴー、ヴーヴー)
「(電話?…出水から?)(p!)…何だ?まだ任務までじか〔良かった繋がった!?太刀川さん、ランク戦やってたら中々繋がらないから焦りますよ全く〕……で、何のようだ?今、ウチの隊室にあの子居るだろ?」
〔あぁ、そうでした!!太刀川さんっ急いで帰ってきて下さい!?俺一人じゃ手に負えません!!!〕
「は?何でだよ?国近が居るし、お前とだって仲が良いだろ?何がおき…〔泣いているんですよっ!!?〕……何だと?」
電話の相手は出水で、かなり焦っているのが声で分かる。柚紀が居るのに何をそんなに焦る必要があるのかと、疑問を抱いている太刀川の耳に入ってきた"泣いている"の言葉を聞くと表情が真剣なものになる
〔柚紀ちゃん、ゲームやった事ないって言うから柚宇さんがはりきっちゃって、それでまぁその…色々ありまして。と、兎に角っ帰ってきて下さい!!俺だっでまだ姐さんに殺されたくはないですから!!?(ブチッ)〕
「あ!おい、出水っ!!……切りやがって彼奴。…にしても、泣いてるって」
詳細を話さず用件のみ言って切った出水に悪態を付きつつ、携帯をみつめながら太刀川は考えていた。…何処か言実の面影のあるあの少女が泣いている、そう思うとやはり気分が良くない。なので渋々ではあるが、自隊室に足を進める事にした
「まぁ、あれか?少しは話す議会あるだろ?…別に俺だっであの子が嫌いって訳じゃないし」