35.親交の曲・A‐1メンバー編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「(コソッ)……ねぇ、いずみん。柚紀ちゃんも言実さんに負けないくらい大物の風格あるよね。これらをそつなくこなす辺りとか、それも本人は自分がやった偉業に全く気づかず逆にこの謙虚な反応。……計算してないよね?」
「(ボソッ)姐さんなら兎も角、柚紀ちゃんには無理だと流石に思いますが……俺はこの子の純粋さを信じたい。もし、これが演技なら…立ち直れない絶対(ズーン)」
『???』
こうやって柚紀の意外なる素質が皆に拡がっていき、少しずつだが傍観者状態の他の隊員が柚紀に対する好感度が上り、更には変な噂も【お気に入り】以降立っていない状況だ。A級チームや言実の存在感もあるが……普通に過ごしているだけな柚紀の行動が、周囲に良い影響を与えている。それを誰も本人に言わないのは、どんな反応をするか承知しているからであった
「さぁって……と!…よし、準備出来たよ!?さぁ、柚紀ちゃん!!お姉さんと一緒にゲームして遊びましょ~う?」
『あ、……あの国近せ「柚宇で良いよ?」……なら柚宇先輩。…私…やらないと駄目…ですか?その……………ゲーム…やったことが…ないから、一から…教えてもらわないと…分からないです。……面倒じゃ…ないですか?………そ、それに……機械類の操作はどうも……に、苦手で………こ、…壊さないか…不安…だから………見てるだけで…』
「別に柚宇さんも俺も、無理強いさせる気はないぜ?でもさ、柚紀ちゃんはゲームやってみたくはないの?迷惑とか関係なく、君自身はどう?」
国近と言えば重度のゲーマーとしてボーダーでは有名なので、太刀川隊室に来たら誘われるとは予想していた柚紀だが、やはり躊躇してしまう。理由は簡単、機械音痴だからだ。携帯はやっと慣れてきたが、以前開発部門室にあるパソコンを一台をスクラップにしかけたのだ。言実がデータ復元等して何とかなったが、それ以降不用意に機械関係は触らなくなった。但し家事で使う家電は大丈夫だ。……謎である。因みに言実のラボで歌を歌わないのも実は関係していたりもする。ボーダーで使用する機械の一部はトリオンが動力源にしている物もあり、……柚紀が歌えば強弱問わず、トリオンが含んでしまう為、万が一を恐れて自ら禁止にしたのであった。
そんな事を既にやらかしている以上、万が一でも国近のゲーム機が壊したら…それが柚紀には不安なのだ。時折言実に師事を受けている出水は、その事を話に聞いているが変に気負いすぎだと考えて、柚紀本人が遊びたい気持ちはあるかと訊ねた。幾分か慣れては来たがまだ自分の気持ちを話すのを躊躇してしまう様子の柚紀を見て、先輩らしく国近が助け船を出す
「大丈夫、大丈夫~。A級隊員は高給料だから、ゲーム機が故障しても新しいの買えば問題なし!……流石にセーブデータが飛んだら嫌だけど、メモリーカードを壊したりは流石の柚紀ちゃんも出来ないでしょ?……どうかな?まだ不安かい?」
『……本体データじゃないなら多分破壊しないかと、………えっと…か、か……簡単なのから、……ご教授…して下さい(ペコリ)』
「…破壊ってワードが些か怖いが、OKOK!俺も手伝うから、とりあえず遊んでみるか!ってな訳だから柚宇さん、最初は手加減してあげて下さいね?意地悪したり本気出したら駄目ですからね?」
「しないしない!!女の子とゲーム出来るなんて滅多にないもん!!オペレーターの子って、仕事でパソコン使うせいで、皆趣味は機械関係とは離れたモノが多いし、柚紀ちゃんは初心者だよ?いずみんや太刀川さん相手じゃないから、そんな意地悪しないよ~!よ~し、先ずはレース系からやってみよう!!」
『よ、よよよろしく、おおおお願いいぃたしましゅっ?!』
「お、おぅ。先輩に任せておけ(な、何だこの生き物はっ?!俺も柚紀ちゃんに対しては妹感覚で見ていたが……今になってシスコンになる兄の気持ちが分かるかも)」
「ゲームなんだから、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ~。気楽に遊ぼ~(所謂ギャップ萌えか?と、言うより魅力倍増かな?いや~悪い虫が憑かないかお姉ちゃん心配だよ~。……あ、その為の"コレ"か、…此処まで読んでいるのかな?……いやいや、言実さんなら十分に有り得そうだな。"本意"じゃなくて"偶然"だったとしても…)」
出水から手渡されたコントローラーを恐る恐る持って二人の間に座れば、国近がノリノリでソフトをセットしてゲームが始まるまでの間に、無自覚ながら更に二人に気に入られた事を理解しないままゲームをスタートさせたのだった
「(ボソッ)姐さんなら兎も角、柚紀ちゃんには無理だと流石に思いますが……俺はこの子の純粋さを信じたい。もし、これが演技なら…立ち直れない絶対(ズーン)」
『???』
こうやって柚紀の意外なる素質が皆に拡がっていき、少しずつだが傍観者状態の他の隊員が柚紀に対する好感度が上り、更には変な噂も【お気に入り】以降立っていない状況だ。A級チームや言実の存在感もあるが……普通に過ごしているだけな柚紀の行動が、周囲に良い影響を与えている。それを誰も本人に言わないのは、どんな反応をするか承知しているからであった
「さぁって……と!…よし、準備出来たよ!?さぁ、柚紀ちゃん!!お姉さんと一緒にゲームして遊びましょ~う?」
『あ、……あの国近せ「柚宇で良いよ?」……なら柚宇先輩。…私…やらないと駄目…ですか?その……………ゲーム…やったことが…ないから、一から…教えてもらわないと…分からないです。……面倒じゃ…ないですか?………そ、それに……機械類の操作はどうも……に、苦手で………こ、…壊さないか…不安…だから………見てるだけで…』
「別に柚宇さんも俺も、無理強いさせる気はないぜ?でもさ、柚紀ちゃんはゲームやってみたくはないの?迷惑とか関係なく、君自身はどう?」
国近と言えば重度のゲーマーとしてボーダーでは有名なので、太刀川隊室に来たら誘われるとは予想していた柚紀だが、やはり躊躇してしまう。理由は簡単、機械音痴だからだ。携帯はやっと慣れてきたが、以前開発部門室にあるパソコンを一台をスクラップにしかけたのだ。言実がデータ復元等して何とかなったが、それ以降不用意に機械関係は触らなくなった。但し家事で使う家電は大丈夫だ。……謎である。因みに言実のラボで歌を歌わないのも実は関係していたりもする。ボーダーで使用する機械の一部はトリオンが動力源にしている物もあり、……柚紀が歌えば強弱問わず、トリオンが含んでしまう為、万が一を恐れて自ら禁止にしたのであった。
そんな事を既にやらかしている以上、万が一でも国近のゲーム機が壊したら…それが柚紀には不安なのだ。時折言実に師事を受けている出水は、その事を話に聞いているが変に気負いすぎだと考えて、柚紀本人が遊びたい気持ちはあるかと訊ねた。幾分か慣れては来たがまだ自分の気持ちを話すのを躊躇してしまう様子の柚紀を見て、先輩らしく国近が助け船を出す
「大丈夫、大丈夫~。A級隊員は高給料だから、ゲーム機が故障しても新しいの買えば問題なし!……流石にセーブデータが飛んだら嫌だけど、メモリーカードを壊したりは流石の柚紀ちゃんも出来ないでしょ?……どうかな?まだ不安かい?」
『……本体データじゃないなら多分破壊しないかと、………えっと…か、か……簡単なのから、……ご教授…して下さい(ペコリ)』
「…破壊ってワードが些か怖いが、OKOK!俺も手伝うから、とりあえず遊んでみるか!ってな訳だから柚宇さん、最初は手加減してあげて下さいね?意地悪したり本気出したら駄目ですからね?」
「しないしない!!女の子とゲーム出来るなんて滅多にないもん!!オペレーターの子って、仕事でパソコン使うせいで、皆趣味は機械関係とは離れたモノが多いし、柚紀ちゃんは初心者だよ?いずみんや太刀川さん相手じゃないから、そんな意地悪しないよ~!よ~し、先ずはレース系からやってみよう!!」
『よ、よよよろしく、おおおお願いいぃたしましゅっ?!』
「お、おぅ。先輩に任せておけ(な、何だこの生き物はっ?!俺も柚紀ちゃんに対しては妹感覚で見ていたが……今になってシスコンになる兄の気持ちが分かるかも)」
「ゲームなんだから、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ~。気楽に遊ぼ~(所謂ギャップ萌えか?と、言うより魅力倍増かな?いや~悪い虫が憑かないかお姉ちゃん心配だよ~。……あ、その為の"コレ"か、…此処まで読んでいるのかな?……いやいや、言実さんなら十分に有り得そうだな。"本意"じゃなくて"偶然"だったとしても…)」
出水から手渡されたコントローラーを恐る恐る持って二人の間に座れば、国近がノリノリでソフトをセットしてゲームが始まるまでの間に、無自覚ながら更に二人に気に入られた事を理解しないままゲームをスタートさせたのだった