0.序曲
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「……此処が、三門市」
駅から外に出た柚紀は周囲を見回して一人呟いた。自分が住んでいる街から電車で一時間程掛かる此処は、あまりにも普通の街並みにしか見えずテレビで騒がれている危険生命体が出没するとは到底思えない。が、遠くからでも解る程の巨大な建物がそれが事実だと物語る
「あれがボーダーの基地、……結構遠いし近付かなければ大丈夫だよね?言実さんも市外地にはあまり近寄るなって言ってたし…(第一、そう簡単に遭遇したりしない筈)」
見慣れぬ地に一人で居る自分に大丈夫と言い聞かせるが、無意識にバックを持つ手に力が入る。ちらりと腕時計で時間を確認し小さくため息
(言実さんとの約束の時間までまだ結構あるなー、でもこんな所で立ち止まっていても邪魔になるだけだし…)「…近場を散策して時間潰そう」
カフェなどで時間を潰す手もあるが、如何せん手持ちがそこまで多くなく、天気も悪くないので歩き回る事に決め足を踏み出す柚紀。その表情は不安ながらも新しい事に挑戦する事に対する期待感を浮かべていた
駅から外に出た柚紀は周囲を見回して一人呟いた。自分が住んでいる街から電車で一時間程掛かる此処は、あまりにも普通の街並みにしか見えずテレビで騒がれている危険生命体が出没するとは到底思えない。が、遠くからでも解る程の巨大な建物がそれが事実だと物語る
「あれがボーダーの基地、……結構遠いし近付かなければ大丈夫だよね?言実さんも市外地にはあまり近寄るなって言ってたし…(第一、そう簡単に遭遇したりしない筈)」
見慣れぬ地に一人で居る自分に大丈夫と言い聞かせるが、無意識にバックを持つ手に力が入る。ちらりと腕時計で時間を確認し小さくため息
(言実さんとの約束の時間までまだ結構あるなー、でもこんな所で立ち止まっていても邪魔になるだけだし…)「…近場を散策して時間潰そう」
カフェなどで時間を潰す手もあるが、如何せん手持ちがそこまで多くなく、天気も悪くないので歩き回る事に決め足を踏み出す柚紀。その表情は不安ながらも新しい事に挑戦する事に対する期待感を浮かべていた