30.再稼働の曲
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~C級ランク戦ロビー~
『わぁ~、何時来ても人が沢山。…今日も勉強頑張るぞ!』
まだトリオン量が全回復には至ってないが、生活には支障ない程まで回復した柚紀の最近の日課はランク戦を見物する事だった。自分のサイドエフェクトを戦闘員相手に使う事が柚紀の中で確定事項となり、ならばその戦闘員について学ぼうと考えれば、資料からでなく実際に見たいとも考えた。ランク戦については主にA級一位様達から話を聞いていたので、言実の許可が降りた日に連れてきて貰ってから以降暇があれば見に来ていた。因みにスナイパー専用の訓練施設があるのも教えて貰ったが、そちらに行くことは言実の許可が出なくて、それを聞いた佐鳥が落ち込んだのはまた別の話である
さて、当真の発言かきっかけで閃いた柚紀を守る秘策はと言うと…
「(ヒソッ)あ、見てみろよ。また今日も彼女来てるぞ。毎日見るだけだって言うのに飽きないよな」
「(コソッ)でもやっぱり美人だよなあの子、叶うならお近づきになりたいけど」
「(ボソッ)C級の俺達は勿論、B級の正隊員だって無理だろあれは……」
「「「A級チームエンブレム付きの服を着た子に手を出した事がバレたら最後、命が幾つあっても足りないって!!?」」」
つまりこう言う事だ。通常チームエンブレムの付いた服を着るのは所属メンバーのみなのは当たり前だが、それが今の柚紀の様に部外者が着ることを容認されている事が示す意味は"チームメンバーと同等の存在"や"庇護対象者"となる訳だ。それも協力者は太刀川隊・冬島隊・風間隊のトップ三チームなのも効果が絶大だ。因みに嵐山隊も勿論協力しようとした。広報の仕事柄予備は沢山あるのもだが、嵐山達が着ているジャケットを模したグッズは販売しているので"妙に目立ったりはしない"と思ったのだ。しかし、A級を示すチーム独自のエンブレムがない現状では、コレを着た際の効果が言実にも予測不可能だったので断ったのた。何せ商品として販売もしているので、他のチームのを着用した際と同じ効果が期待出来ない…それでは意味がないのだ。更に
「(コソッ)今日は風間隊のだな。昨日は何処の着てた?」
「(ヒソッ)確か冬島隊のだったよな、それも途中で当真先輩がその子に会いに此処に来てたらしいぞ?」
「(ヒソッ)で、その前は太刀川隊のだった日に彼女に声をかけた猛者が居たが、運悪く太刀川さんに見つかってブースで滅多斬りにされた後に、出水先輩に今度は蜂の巣状態。…聞いた話によると、あの子が嫌がることをした馬鹿は漏れなく、その日に彼女が着ていたエンブレムのチームからの御礼参りが待っているって」
「(コソッ)冬島隊や風間隊からもか?嘘だと言いたいが実際の現場、……見たことない奴は流石にもう居ないだろ」
エンブレム付きの服が効かない相手や、逆効果の相手も勿論出てくる訳だが、此処ならその該当隊員が居ても違和感がないので見守りやすいし、『何かあれば必ず言うこと』を条件に言実は許可したので柚紀が隠すこともないだろう。余談だが、地下のスナイパー訓練施設に関してもこの不安点は該当し、それに加えて訓練以外の理由で来く事は殆んどない、見学者がいないとは限らないが……つまりほぼトリオン体の隊員しか居ない空間で、生身の少女が彷徨けば確実に目立つのもあるし、スナイパーの知り合いが現在佐鳥と当真しか居ない等、色々あって言実は行く許可を出していないのだ
『ん~、昨日はガンナー戦を中心に見てたから今日はアタッカーの……弧月の人を中心に見てみよう。スコーピオンはまた今度かな』
昨日はタイミング良く諏訪に此処で会えたのをきっかけに、当真が来るまでの間は諏訪や堤の解説付きでガンナーの人を観察した際に、同伴していた笹森の事が頭に浮かんだので彼のメイントリガーを勉強する事に決め柚紀は早速モニターチェックをする。そして一つの気になる試合画面を見つけた
『わぁ~、何時来ても人が沢山。…今日も勉強頑張るぞ!』
まだトリオン量が全回復には至ってないが、生活には支障ない程まで回復した柚紀の最近の日課はランク戦を見物する事だった。自分のサイドエフェクトを戦闘員相手に使う事が柚紀の中で確定事項となり、ならばその戦闘員について学ぼうと考えれば、資料からでなく実際に見たいとも考えた。ランク戦については主にA級一位様達から話を聞いていたので、言実の許可が降りた日に連れてきて貰ってから以降暇があれば見に来ていた。因みにスナイパー専用の訓練施設があるのも教えて貰ったが、そちらに行くことは言実の許可が出なくて、それを聞いた佐鳥が落ち込んだのはまた別の話である
さて、当真の発言かきっかけで閃いた柚紀を守る秘策はと言うと…
「(ヒソッ)あ、見てみろよ。また今日も彼女来てるぞ。毎日見るだけだって言うのに飽きないよな」
「(コソッ)でもやっぱり美人だよなあの子、叶うならお近づきになりたいけど」
「(ボソッ)C級の俺達は勿論、B級の正隊員だって無理だろあれは……」
「「「A級チームエンブレム付きの服を着た子に手を出した事がバレたら最後、命が幾つあっても足りないって!!?」」」
つまりこう言う事だ。通常チームエンブレムの付いた服を着るのは所属メンバーのみなのは当たり前だが、それが今の柚紀の様に部外者が着ることを容認されている事が示す意味は"チームメンバーと同等の存在"や"庇護対象者"となる訳だ。それも協力者は太刀川隊・冬島隊・風間隊のトップ三チームなのも効果が絶大だ。因みに嵐山隊も勿論協力しようとした。広報の仕事柄予備は沢山あるのもだが、嵐山達が着ているジャケットを模したグッズは販売しているので"妙に目立ったりはしない"と思ったのだ。しかし、A級を示すチーム独自のエンブレムがない現状では、コレを着た際の効果が言実にも予測不可能だったので断ったのた。何せ商品として販売もしているので、他のチームのを着用した際と同じ効果が期待出来ない…それでは意味がないのだ。更に
「(コソッ)今日は風間隊のだな。昨日は何処の着てた?」
「(ヒソッ)確か冬島隊のだったよな、それも途中で当真先輩がその子に会いに此処に来てたらしいぞ?」
「(ヒソッ)で、その前は太刀川隊のだった日に彼女に声をかけた猛者が居たが、運悪く太刀川さんに見つかってブースで滅多斬りにされた後に、出水先輩に今度は蜂の巣状態。…聞いた話によると、あの子が嫌がることをした馬鹿は漏れなく、その日に彼女が着ていたエンブレムのチームからの御礼参りが待っているって」
「(コソッ)冬島隊や風間隊からもか?嘘だと言いたいが実際の現場、……見たことない奴は流石にもう居ないだろ」
エンブレム付きの服が効かない相手や、逆効果の相手も勿論出てくる訳だが、此処ならその該当隊員が居ても違和感がないので見守りやすいし、『何かあれば必ず言うこと』を条件に言実は許可したので柚紀が隠すこともないだろう。余談だが、地下のスナイパー訓練施設に関してもこの不安点は該当し、それに加えて訓練以外の理由で来く事は殆んどない、見学者がいないとは限らないが……つまりほぼトリオン体の隊員しか居ない空間で、生身の少女が彷徨けば確実に目立つのもあるし、スナイパーの知り合いが現在佐鳥と当真しか居ない等、色々あって言実は行く許可を出していないのだ
『ん~、昨日はガンナー戦を中心に見てたから今日はアタッカーの……弧月の人を中心に見てみよう。スコーピオンはまた今度かな』
昨日はタイミング良く諏訪に此処で会えたのをきっかけに、当真が来るまでの間は諏訪や堤の解説付きでガンナーの人を観察した際に、同伴していた笹森の事が頭に浮かんだので彼のメイントリガーを勉強する事に決め柚紀は早速モニターチェックをする。そして一つの気になる試合画面を見つけた