28.休息の曲・三番
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「だから、これらの事と上層部からの直接指令を聞いた風間さんを初めとした俺達全員でこう決めたんです。【指令は遂行するが、風間隊は障害排除を最優先として行動をする。その間、二人の身柄関係の事柄は俺達が信頼出来る別隊に役目を担ってもらう】とね」
「えっと……つまりどうなるの?」
風間隊が柚紀や言実、自分達と敵対する訳でないのは理解出来たが頭が着いていけない諏訪隊を代表して小佐野が説明を求める。それに対して「つまりは…」と時枝が分かりやすく要約をする
「どんな相手が二人に近付く、若しくは危害を加えようとしても風間隊が"障害"と判断すれば上層部の指令の名の下に退けても問題にならないですし、風間隊にもお咎めがない。ただ任務を行っているだけですからね」
「更に判断が"全て"一任されている風間隊から柚紀ちゃんの身柄を俺達に委託したりした場合も、俺達の判断で同等の権利を施行出来る。なぁ歌川、……風間さんの事だ、最初から俺達に柚紀ちゃんを預けるつもりだっただろ?例えこの指令内容ではなくても、何とかして」
「流石嵐山さん、察しが良くて助かります。やはり鶴ヶ峰にとって、言実さんの次に頼りにしているのは嵐山隊だと風間さんが判断しました。…今回の件で鶴ヶ峰への配慮を怠れば、……組織的にも良くないのは痛いほど実感した筈ですが、やはり禍根は絶つべきです」
「まぁ迅のメールにもそう書いてあったからな、……所謂"適材適所"って事になるか?」
要約を更に簡潔にすると"俺達が二人に悪意を持つ者達を一掃する間、嵐山隊が柚紀を守れ"って訳になるのだ。ここでようやく全員が風間隊の意図を理解出来たが、気になる事があるのか堤が恐る恐る挙手してから発言
「えっとさ、メールにそんな内容が書いてあった記憶が俺にはないけど……」
「ありましたよ?最後に"ある程度回復するまで頑張って看護しろよ嵐山隊"って。あれは柚紀ちゃんのお世話を佐鳥達がするって意味で、…あれ?でもおつるちゃん居るから佐鳥達必要ないんじゃ?」
「それに関してもメールの文章から推測が出来る。…"ある程度"が示す意味を考えると……迅の予知では暫く柚紀ちゃんを看護しているのは言実さんじゃなくて、俺達が視えているんだろう」
「おれ達はあれから言実さんと連絡取ってないから知らないけど……歌川、何か知っているか?」
嵐山達の口振りから柚紀の看護を断るつもりがないのは分かるが、言実の存在が気になり現在の様子をこの中で知っているであろう歌川に訊ねる
「詳細までは知らないが、風間さん曰く【言実さんも無理したらしくて、少なくても今日は鶴ヶ峰と別々に休ませる必要がある。身柄は冬島隊に預ける】らしいです。…冬島さんの名が出てきたって事は無理矢理にでも言実さんを休ませないといけない事態って事ですね」
「「「「マジかっ?!」」」」
「……言実さんって、鬼怒田さん相手でも何時もの態度を貫くけど冬島さんにだけは弱いと言うか逆らえないですよね?」
「元同僚とか色々ありそうですが、言実さんも人なんだなと感じる一面ですね。…今後は鶴ヶ峰さんの存在が冬島さんとは別の意味で重要になりそうですが……」
「「「「「確かに…」」」」」」
言実が冬島には何時もの強気な態度が出来ない"弱点"的な存在なのは、ある程度親しい存在達にとっては周知な事でその最終手段を使わないといけない状況に全員が驚き、時枝が言った柚紀が言実にとって"弱点"と言うより"地雷"や"鬼門"的な存在との指摘には、否定せずに全員が頭を抱える事態に。……それだけ、言実は敵に回したくない相手と言う事らしい
「えっと……つまりどうなるの?」
風間隊が柚紀や言実、自分達と敵対する訳でないのは理解出来たが頭が着いていけない諏訪隊を代表して小佐野が説明を求める。それに対して「つまりは…」と時枝が分かりやすく要約をする
「どんな相手が二人に近付く、若しくは危害を加えようとしても風間隊が"障害"と判断すれば上層部の指令の名の下に退けても問題にならないですし、風間隊にもお咎めがない。ただ任務を行っているだけですからね」
「更に判断が"全て"一任されている風間隊から柚紀ちゃんの身柄を俺達に委託したりした場合も、俺達の判断で同等の権利を施行出来る。なぁ歌川、……風間さんの事だ、最初から俺達に柚紀ちゃんを預けるつもりだっただろ?例えこの指令内容ではなくても、何とかして」
「流石嵐山さん、察しが良くて助かります。やはり鶴ヶ峰にとって、言実さんの次に頼りにしているのは嵐山隊だと風間さんが判断しました。…今回の件で鶴ヶ峰への配慮を怠れば、……組織的にも良くないのは痛いほど実感した筈ですが、やはり禍根は絶つべきです」
「まぁ迅のメールにもそう書いてあったからな、……所謂"適材適所"って事になるか?」
要約を更に簡潔にすると"俺達が二人に悪意を持つ者達を一掃する間、嵐山隊が柚紀を守れ"って訳になるのだ。ここでようやく全員が風間隊の意図を理解出来たが、気になる事があるのか堤が恐る恐る挙手してから発言
「えっとさ、メールにそんな内容が書いてあった記憶が俺にはないけど……」
「ありましたよ?最後に"ある程度回復するまで頑張って看護しろよ嵐山隊"って。あれは柚紀ちゃんのお世話を佐鳥達がするって意味で、…あれ?でもおつるちゃん居るから佐鳥達必要ないんじゃ?」
「それに関してもメールの文章から推測が出来る。…"ある程度"が示す意味を考えると……迅の予知では暫く柚紀ちゃんを看護しているのは言実さんじゃなくて、俺達が視えているんだろう」
「おれ達はあれから言実さんと連絡取ってないから知らないけど……歌川、何か知っているか?」
嵐山達の口振りから柚紀の看護を断るつもりがないのは分かるが、言実の存在が気になり現在の様子をこの中で知っているであろう歌川に訊ねる
「詳細までは知らないが、風間さん曰く【言実さんも無理したらしくて、少なくても今日は鶴ヶ峰と別々に休ませる必要がある。身柄は冬島隊に預ける】らしいです。…冬島さんの名が出てきたって事は無理矢理にでも言実さんを休ませないといけない事態って事ですね」
「「「「マジかっ?!」」」」
「……言実さんって、鬼怒田さん相手でも何時もの態度を貫くけど冬島さんにだけは弱いと言うか逆らえないですよね?」
「元同僚とか色々ありそうですが、言実さんも人なんだなと感じる一面ですね。…今後は鶴ヶ峰さんの存在が冬島さんとは別の意味で重要になりそうですが……」
「「「「「確かに…」」」」」」
言実が冬島には何時もの強気な態度が出来ない"弱点"的な存在なのは、ある程度親しい存在達にとっては周知な事でその最終手段を使わないといけない状況に全員が驚き、時枝が言った柚紀が言実にとって"弱点"と言うより"地雷"や"鬼門"的な存在との指摘には、否定せずに全員が頭を抱える事態に。……それだけ、言実は敵に回したくない相手と言う事らしい