2.邂逅の曲~各々の思考が交差する~
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「…さて、どう言う事か説明してもらおうか言実君」
嵐山と言実との会話を傍聴し、終わったのを見計らい訊ねる忍田。インカムを外し相手の顔を見や否や、嫌そうな表情を隠さず浮かべつつ口を開く
『…此処に着た目的がなくなった代わりに、上層部全員に話さなければならない状態になった、って所だ。……私は嵐山達を出迎えに行くから先に会議室に他の人を集めておいて下さい』
「待て。君は何を知っているのだ?…そもそもあのトリオン反応は一体……それに君の口から出た柚紀と言う少女は何者なのだ?」
『同じ事を会議室でも話すから此処で説明するが面倒なのですが、…強いて言うとすれば………』
用もなくなったので早々に部屋を出ようとする 言実を引き留める忍田。声のトーンと相手の性格から何も言わずに去るのは得策ではないと結論し、ドア前で足を止めて首だけを動かしてそちらを見
『…【兄の忘れ形見】……それで旧ボーダーの方は察しが付くかと。…では後程』
言いたい事を言うと今度こそ部屋を後にする言実。作戦室には理解出来ていない沢村と、理解して驚愕の表情を浮かべる忍田
「忘れ形見?言実さんにお兄さんがいらしていたのですか本部長。…本部長?」
「…まさか……静樹(しずき)さんの…」
嵐山と言実との会話を傍聴し、終わったのを見計らい訊ねる忍田。インカムを外し相手の顔を見や否や、嫌そうな表情を隠さず浮かべつつ口を開く
『…此処に着た目的がなくなった代わりに、上層部全員に話さなければならない状態になった、って所だ。……私は嵐山達を出迎えに行くから先に会議室に他の人を集めておいて下さい』
「待て。君は何を知っているのだ?…そもそもあのトリオン反応は一体……それに君の口から出た柚紀と言う少女は何者なのだ?」
『同じ事を会議室でも話すから此処で説明するが面倒なのですが、…強いて言うとすれば………』
用もなくなったので早々に部屋を出ようとする 言実を引き留める忍田。声のトーンと相手の性格から何も言わずに去るのは得策ではないと結論し、ドア前で足を止めて首だけを動かしてそちらを見
『…【兄の忘れ形見】……それで旧ボーダーの方は察しが付くかと。…では後程』
言いたい事を言うと今度こそ部屋を後にする言実。作戦室には理解出来ていない沢村と、理解して驚愕の表情を浮かべる忍田
「忘れ形見?言実さんにお兄さんがいらしていたのですか本部長。…本部長?」
「…まさか……静樹(しずき)さんの…」