25.防衛の曲~少女の為に何を成すか~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『さて、嵐山達は……念のため諏訪隊室に一緒に待機してくれ。堤や笹森から今回の騒動について聞いておいた方が良いだろう、やはり初日からの知り合いなだけに、ボーダー内でお前達が何かと柚紀との距離が一番近い。…もしもの時は頼むぞ』
「……言実さんにしてはかなり慎重ですね、まるで鶴ヶ峰さんが何者かに狙われるのが前提…」
「ってか実際そうだろ?…こんな特殊なサイドエフェクト持ちの子をエンジニアどもが狙わない訳がない」
「………言実さん、"あの事"はエンジニアの方達は知っているのですか?知っていても今更な事かも知れませんが」
『……室長が気付いたからな、知ってる奴が居ても可笑しくはない。…そっちよりやはり"私の姪"の立場なのが奴等が柚紀に手を出す理由なのだろうな。私はあそこ(開発部門)ではかなり特殊な立場故にな……っと話が反れたな』
嵐山達への指示に誰も反論は無かったが、時枝が柚紀に対する過保護的な対応を疑問に思う。太刀川が必要だときっぱり断言し、嵐山は言実が危惧する理由に"父親"の存在があるかの疑いに、否定はしないが割合は低く寧ろ自分との関係と言実は話す
「でも姐さん、流石に五人一緒に行動となりますと人目につかないのは難しいですよ?」
『分かっている、だから………………宇佐美居るだろ?』
「「「「…はあっ?!?!」」」」
〔……あは~、やっぱりバレてたか。別に言実さんを欺こうとか考えてないですけど~……よいしょっと、…皆さんお疲れさまです。風間隊オペレーター宇佐美です〕
出水からの懸念事項に対して、言実は予想していた様に助っ人の名を出して通信で呼び掛ける。いきなり第三者が出てきて嵐山と時枝以外は思わず驚きの声を出し、当の本人は苦笑いを浮かべていそうな声音で弁解後、全員の回線に繋げる
『風間達は今"別件"で動いてもらっているが、これだけの騒動になれば少なからず"目"を此方に向けるのは必然だ。……状況は把握してるな?』
〔出水くんと柚紀ちゃんを誰にも見られない様にして、諏訪隊室まで辿り着けば良いんですね?……ですが、流石に他の隊員も異変に気付いて何やら動き回っているので、少し難しいかと〕
『……嵐山達なら囮に使っても構わん。それならどうにかなるだろ?』
〔つまり最大で三回…それなら何とか〕
言実が風間隊に何を頼んでいるかはさておき、基地内の状況が慌ただしくなっているらしく宇佐美の声からも難しいのが窺える中、譲歩策を言実が提示すれば達成の算段が着いた様子
『よし、……先程の事は必ず守れよ?それと出水に関してはメディカルチェックを忘れなければ自由に動いて構わん。…頼むぞ』
「大丈夫ですよ姐さん、責任をもって柚紀ちゃんを無事に隊室まで送りますから。……んじゃあ失礼してっと…(ズンッ)っ!?(何だ?柚紀ちゃんが重い?って訳じゃないな、こうなんて言うか…俺自身が疲れきった状態で体を無理に動かしている感覚に近いか?)よっと……成る程、これは確かにヤバイな」
運び手としての役目を終えた後の指示も忘れずに伝えれば、柚紀を出水に託す。言実に替わって抱き上げようとしただけで、異変に気付くがそのまま抱き上げる。先の戦闘時で体を支えてた時との変化に困惑するが、柚紀が原因ではなく、自分に異変が発生していると考え、言実が危惧していたのがコレだと理解する
「……言実さんにしてはかなり慎重ですね、まるで鶴ヶ峰さんが何者かに狙われるのが前提…」
「ってか実際そうだろ?…こんな特殊なサイドエフェクト持ちの子をエンジニアどもが狙わない訳がない」
「………言実さん、"あの事"はエンジニアの方達は知っているのですか?知っていても今更な事かも知れませんが」
『……室長が気付いたからな、知ってる奴が居ても可笑しくはない。…そっちよりやはり"私の姪"の立場なのが奴等が柚紀に手を出す理由なのだろうな。私はあそこ(開発部門)ではかなり特殊な立場故にな……っと話が反れたな』
嵐山達への指示に誰も反論は無かったが、時枝が柚紀に対する過保護的な対応を疑問に思う。太刀川が必要だときっぱり断言し、嵐山は言実が危惧する理由に"父親"の存在があるかの疑いに、否定はしないが割合は低く寧ろ自分との関係と言実は話す
「でも姐さん、流石に五人一緒に行動となりますと人目につかないのは難しいですよ?」
『分かっている、だから………………宇佐美居るだろ?』
「「「「…はあっ?!?!」」」」
〔……あは~、やっぱりバレてたか。別に言実さんを欺こうとか考えてないですけど~……よいしょっと、…皆さんお疲れさまです。風間隊オペレーター宇佐美です〕
出水からの懸念事項に対して、言実は予想していた様に助っ人の名を出して通信で呼び掛ける。いきなり第三者が出てきて嵐山と時枝以外は思わず驚きの声を出し、当の本人は苦笑いを浮かべていそうな声音で弁解後、全員の回線に繋げる
『風間達は今"別件"で動いてもらっているが、これだけの騒動になれば少なからず"目"を此方に向けるのは必然だ。……状況は把握してるな?』
〔出水くんと柚紀ちゃんを誰にも見られない様にして、諏訪隊室まで辿り着けば良いんですね?……ですが、流石に他の隊員も異変に気付いて何やら動き回っているので、少し難しいかと〕
『……嵐山達なら囮に使っても構わん。それならどうにかなるだろ?』
〔つまり最大で三回…それなら何とか〕
言実が風間隊に何を頼んでいるかはさておき、基地内の状況が慌ただしくなっているらしく宇佐美の声からも難しいのが窺える中、譲歩策を言実が提示すれば達成の算段が着いた様子
『よし、……先程の事は必ず守れよ?それと出水に関してはメディカルチェックを忘れなければ自由に動いて構わん。…頼むぞ』
「大丈夫ですよ姐さん、責任をもって柚紀ちゃんを無事に隊室まで送りますから。……んじゃあ失礼してっと…(ズンッ)っ!?(何だ?柚紀ちゃんが重い?って訳じゃないな、こうなんて言うか…俺自身が疲れきった状態で体を無理に動かしている感覚に近いか?)よっと……成る程、これは確かにヤバイな」
運び手としての役目を終えた後の指示も忘れずに伝えれば、柚紀を出水に託す。言実に替わって抱き上げようとしただけで、異変に気付くがそのまま抱き上げる。先の戦闘時で体を支えてた時との変化に困惑するが、柚紀が原因ではなく、自分に異変が発生していると考え、言実が危惧していたのがコレだと理解する