～嵐山と言実の通信会話内容～

「…俺に何かご用ですか？」

『長々話すのは嫌だから単刀直入に訊くが…トリオン反応の原因判ったか？』

「はい、まだ憶測の域を出ませんが恐らく間違いないかと……」

『…女の子と遭遇しただろ？丁度時枝達と同じ位の年頃の』

「！？…どうして、それをご存じなのですか？！まだ本部には…」

『あ～、やっぱりそうか。(ﾎﾞｿｯ)面倒な事になったよ全く』

「？？？言実さん？何か言いましたか？」

『言ったがお前に対してじゃないから気にするな嵐山。…で、早急にその子を基地まで連れてきて欲しい。勿論、怪我一つ負わせるんじゃないよ？』

「任せて下さい言実さん。嵐山隊、無傷で彼女を基地まで護送してみせます！！」

『宜しく。…あ、その子の名前は柚紀だから、一応確認しておいてくれ。それじゃあ、また後で』

「え？あ、ちょっと言実さ………」

～通信終了～