22.合流の曲
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言実の予感は的中しており、堤達はモールモッドの奇襲を受けていた。柚紀は何とか無傷のままだが、庇った堤が片腕を切り落とされてしまっていた。別行動する前に主に諏訪からトリオン体の説明は一通り受けては居たが、見ると聞くは感じる印象が違うのは当たり前で、実際に現場を見てしまった際に襲われるその衝撃は初見には精神的にかなり堪える。柚紀もそれは同様で、再び精神的に不安定となり涙目で堤に謝り続け、自分を責めていた
『つつつつ堤さんっ!!…ご、ごめんなさいっ!私を…か、庇った…せいで………う、う、腕、腕がっ!?…わ、わたしの…せいで…』
「俺は大丈夫、トリオン体は痛覚が遮断されているから問題ないよ。血も出てないだろ?…たが生身の鶴ヶ峰が一撃でも食らえば血が沢山出るし痛みも感じるから絶対駄目だよ?俺が諏訪さんに怒られちゃうからね。…とりあえず今は俺の側を離れない事、良いね?」
『で、でも…私が……私は』
頭を撫でて落ち着かせたいが、銃を生成し反撃をしているのでそれも出来ず、更に柚紀の影響を受けているのか攻撃の通りが悪くなる悪循環に陥りかけていた。段々モールモッドとの距離が近くなり鎌の攻撃範囲に入りそうになった時
『伏せろ二人とも!……通常弾 !!』
伏せた二人の頭上を無数のトリオン弾が飛来し、対峙していたモールモッドに命中。弱点にも当たっており倒す事が出来た。声が聞こえた方を見ると此方に向かってくる言実の姿が
『言実さ…ん、堤さんの…腕が……私を庇って…それでっ』
『……落ち着け柚紀、お前がそうやって気持ちを乱せばコチラが………チッ。…堤、その子とそのまま動くな。可能なら落ち着かせろ』
「言実さん?どうかし……!!…まだ居るのかっ?!」
『奴等は私が仕留める。……その子を頼む』
「……了解しました。…鶴ヶ峰、大丈夫だ。言実さんが倒してくれる、だから安心してくれ」
言実を見て安心したのか、柚紀が泣きそうになり落ち着かせようとした矢先、こちらに近付く敵に気付き二人を庇うようにして警戒体制を取る。堤は最初分からなかったが遅れて敵の存在に気付き、指示の通り銃を一度消して残っている片手で柚紀の頭を撫でて宥めようとする
無表情ながらも色々鬱憤が溜まっている言実は集まってきた敵を鋭い眼光で睨みながら自分専属のオペレーターに連絡を取る
『(柚紀の揺らぎに反応したか…)おい、私が居る付近の敵数と一番遠い奴までの距離を教えろ』
〔!!いきなり名前も呼ばずに、通信を繋げないで欲しいですよ全く。…その周囲の敵数は全部で八体、最長で約15メートル。因みにその周辺はゲート発生率は平常値を保ってますので後続はなし…以上!〕
『すまんな、急いでいる身なんでね。はぁ~……仕方ない、………一掃するとしようか』
オペレーターからの情報を聞き、一々狙いを定めるのも面倒だと判断し両手でトリオン弾を生成、小声で『…全攻撃誘導弾 』と言うと同時に紙状の弾が分裂、上空に撃ち上がったかと思えば四方八方に急降下し"敵のみ"に弾丸の雨を降らせて視界に入っていない敵も含めて全てを撃沈する。後続がないのを確認して、やっと柚紀の元へ行き頭を撫でてやる言実
『言実さ…ん、………ごめん…なさい…』
『(ナデナデ)…謝るな、お前だけが悪い訳じゃない。私にも責任がある故に、な。……何はともあれ、柚紀が無事で良かった。………本部、こちら鶴ヶ峰。保護対象者と無事に接触。…これより基地まで護送する』
『つつつつ堤さんっ!!…ご、ごめんなさいっ!私を…か、庇った…せいで………う、う、腕、腕がっ!?…わ、わたしの…せいで…』
「俺は大丈夫、トリオン体は痛覚が遮断されているから問題ないよ。血も出てないだろ?…たが生身の鶴ヶ峰が一撃でも食らえば血が沢山出るし痛みも感じるから絶対駄目だよ?俺が諏訪さんに怒られちゃうからね。…とりあえず今は俺の側を離れない事、良いね?」
『で、でも…私が……私は』
頭を撫でて落ち着かせたいが、銃を生成し反撃をしているのでそれも出来ず、更に柚紀の影響を受けているのか攻撃の通りが悪くなる悪循環に陥りかけていた。段々モールモッドとの距離が近くなり鎌の攻撃範囲に入りそうになった時
『伏せろ二人とも!……
伏せた二人の頭上を無数のトリオン弾が飛来し、対峙していたモールモッドに命中。弱点にも当たっており倒す事が出来た。声が聞こえた方を見ると此方に向かってくる言実の姿が
『言実さ…ん、堤さんの…腕が……私を庇って…それでっ』
『……落ち着け柚紀、お前がそうやって気持ちを乱せばコチラが………チッ。…堤、その子とそのまま動くな。可能なら落ち着かせろ』
「言実さん?どうかし……!!…まだ居るのかっ?!」
『奴等は私が仕留める。……その子を頼む』
「……了解しました。…鶴ヶ峰、大丈夫だ。言実さんが倒してくれる、だから安心してくれ」
言実を見て安心したのか、柚紀が泣きそうになり落ち着かせようとした矢先、こちらに近付く敵に気付き二人を庇うようにして警戒体制を取る。堤は最初分からなかったが遅れて敵の存在に気付き、指示の通り銃を一度消して残っている片手で柚紀の頭を撫でて宥めようとする
無表情ながらも色々鬱憤が溜まっている言実は集まってきた敵を鋭い眼光で睨みながら自分専属のオペレーターに連絡を取る
『(柚紀の揺らぎに反応したか…)おい、私が居る付近の敵数と一番遠い奴までの距離を教えろ』
〔!!いきなり名前も呼ばずに、通信を繋げないで欲しいですよ全く。…その周囲の敵数は全部で八体、最長で約15メートル。因みにその周辺はゲート発生率は平常値を保ってますので後続はなし…以上!〕
『すまんな、急いでいる身なんでね。はぁ~……仕方ない、………一掃するとしようか』
オペレーターからの情報を聞き、一々狙いを定めるのも面倒だと判断し両手でトリオン弾を生成、小声で『…
『言実さ…ん、………ごめん…なさい…』
『(ナデナデ)…謝るな、お前だけが悪い訳じゃない。私にも責任がある故に、な。……何はともあれ、柚紀が無事で良かった。………本部、こちら鶴ヶ峰。保護対象者と無事に接触。…これより基地まで護送する』