22.合流の曲
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
狭い通路から抜け出せはしたが、依然バンダー達に狙われており更に攻撃体制を取り始めたのも分かってしまう。…砲撃でこちらを打ってくるのはもはや明白だ
「(どうする?全砲撃が俺達に向かっては来なくとも、恐らく一撃は確実に被弾する。俺の残りトリオンでフルガードしても防げるか?だが万が一を考えると…ギリギリまで距離を稼いで少しでも外れる事に賭けるべきか?……いや、それで鶴ヶ峰への危険性を回避出来るとはあまりにも楽観的な考えだ…どうするべきだっ?!)」
バンダーの射程や命中率、そして自分に残るトリオン量等を考慮して一番被害が少ない方法を移動しながら模索する堤。そんな時一本の通信が入る
〔(ザザッ)止ま…堤、…撃が来たら(ザザザッ)…ガードし…。此方が(ザザザッ)…する(ザザザザザッ)〕
「!!?(ザッ!)」
いきなり途切れ途切れで雑音混じりの通信が入った。声も上手く聴こえず相手が誰からも判断出来てないが、途切れている中で聞こえた音から内容を推測し、指示に従い反射的にその場に止まる堤。そしてバンダー達の砲撃直後なのを理解するが、回避案が浮かばず行動に倦ねていたので、声の主が言実が手配した信頼ある人物と信じて、疑わずに言われた通りに動く
「鶴ヶ峰、攻撃が来る!!大丈夫だからそのままじっとしていてくれっ!!!……「フルガード!!?」」
『!!(え?この声は……まさかっ?!)』
柚紀に攻撃予告を出し、砲撃後の爆風等から守るために体を更に密着させる堤は、自分の背にシールドを作り砲撃に備える。先程ノイズ混じりで聴こえた声の主は、思った以上に近くに居たらしく柚紀にも普通に声が聞こえ、驚いているが堤は気づいていない。柚紀の様子にも、"声の主の正体にも"
そして、その謎の声の主は自らの指示をした通りの行動をした堤に合わせて、同じ位置に重ねてシールドを展開。程なくしてバンダー達の砲撃が発射された
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
壮大な騒音と共に放たれた砲撃は、二重シールドのお陰で二人に怪我はなかった。この時、柚紀に覆い被さる様にして守っていた堤も気付いていないが、外れた砲撃により近くの建物が破壊され瓦礫が落下してきたが"誰かの攻撃"により粉砕されていた。…例の声の主によるものだ
騒音や爆風が止んだ頃を見計らい、堤は柚紀を腕の中から解放して横に立たせ周囲を見渡して例の声の主の姿を探す。シールドは砲撃を受けた後に消失したらしく残っていなかったが、特に気にしていない様子だ
「大丈夫か鶴ヶ峰?とりあえず砲撃は防げたみたいだね。…助けてくれたのは多分、言実さんが仰っていた"迎えにきてくれた人"の筈だが、……一体誰なんだ?通信で聞こえたのはノイズ混じりで俺は判断出来なかった。…鶴ヶ峰?」
『……私は大丈夫…です。堤さんが守ってくれました…から。それと、……多分ですが私は分かりました。誰が私達を助けてくれたのかが』
「えっ!?つまり、鶴ヶ峰も知っている相手って事だよね?誰なんだい一体」
『…攻撃直後に聞こえた声に間違えないなら、……聞き間違えじゃないなら、"あの人"の筈です。……でも、どうして…?』
まだバンダー達は健在なので完全に安心できるない状況だが、少しだけ猶予が出来た。一先ず柚紀の様子を確認した後に先程の通信相手が誰がを考える堤。それに対して柚紀は助けてくれたであろう人が誰か予想が出来たが、あまり自信がない様に見える。親しい相手だからこそ、声を聞き間違えたりはしないと柚紀は考えたが"本来いる筈のない相手"だからこそ断言が出来ていないのだ
そんな感じで考えを巡らせている時、二人の頭上を人影通り過ぎバンダー達の間に降り立った、その人物は……
「(どうする?全砲撃が俺達に向かっては来なくとも、恐らく一撃は確実に被弾する。俺の残りトリオンでフルガードしても防げるか?だが万が一を考えると…ギリギリまで距離を稼いで少しでも外れる事に賭けるべきか?……いや、それで鶴ヶ峰への危険性を回避出来るとはあまりにも楽観的な考えだ…どうするべきだっ?!)」
バンダーの射程や命中率、そして自分に残るトリオン量等を考慮して一番被害が少ない方法を移動しながら模索する堤。そんな時一本の通信が入る
〔(ザザッ)止ま…堤、…撃が来たら(ザザザッ)…ガードし…。此方が(ザザザッ)…する(ザザザザザッ)〕
「!!?(ザッ!)」
いきなり途切れ途切れで雑音混じりの通信が入った。声も上手く聴こえず相手が誰からも判断出来てないが、途切れている中で聞こえた音から内容を推測し、指示に従い反射的にその場に止まる堤。そしてバンダー達の砲撃直後なのを理解するが、回避案が浮かばず行動に倦ねていたので、声の主が言実が手配した信頼ある人物と信じて、疑わずに言われた通りに動く
「鶴ヶ峰、攻撃が来る!!大丈夫だからそのままじっとしていてくれっ!!!……「フルガード!!?」」
『!!(え?この声は……まさかっ?!)』
柚紀に攻撃予告を出し、砲撃後の爆風等から守るために体を更に密着させる堤は、自分の背にシールドを作り砲撃に備える。先程ノイズ混じりで聴こえた声の主は、思った以上に近くに居たらしく柚紀にも普通に声が聞こえ、驚いているが堤は気づいていない。柚紀の様子にも、"声の主の正体にも"
そして、その謎の声の主は自らの指示をした通りの行動をした堤に合わせて、同じ位置に重ねてシールドを展開。程なくしてバンダー達の砲撃が発射された
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
壮大な騒音と共に放たれた砲撃は、二重シールドのお陰で二人に怪我はなかった。この時、柚紀に覆い被さる様にして守っていた堤も気付いていないが、外れた砲撃により近くの建物が破壊され瓦礫が落下してきたが"誰かの攻撃"により粉砕されていた。…例の声の主によるものだ
騒音や爆風が止んだ頃を見計らい、堤は柚紀を腕の中から解放して横に立たせ周囲を見渡して例の声の主の姿を探す。シールドは砲撃を受けた後に消失したらしく残っていなかったが、特に気にしていない様子だ
「大丈夫か鶴ヶ峰?とりあえず砲撃は防げたみたいだね。…助けてくれたのは多分、言実さんが仰っていた"迎えにきてくれた人"の筈だが、……一体誰なんだ?通信で聞こえたのはノイズ混じりで俺は判断出来なかった。…鶴ヶ峰?」
『……私は大丈夫…です。堤さんが守ってくれました…から。それと、……多分ですが私は分かりました。誰が私達を助けてくれたのかが』
「えっ!?つまり、鶴ヶ峰も知っている相手って事だよね?誰なんだい一体」
『…攻撃直後に聞こえた声に間違えないなら、……聞き間違えじゃないなら、"あの人"の筈です。……でも、どうして…?』
まだバンダー達は健在なので完全に安心できるない状況だが、少しだけ猶予が出来た。一先ず柚紀の様子を確認した後に先程の通信相手が誰がを考える堤。それに対して柚紀は助けてくれたであろう人が誰か予想が出来たが、あまり自信がない様に見える。親しい相手だからこそ、声を聞き間違えたりはしないと柚紀は考えたが"本来いる筈のない相手"だからこそ断言が出来ていないのだ
そんな感じで考えを巡らせている時、二人の頭上を人影通り過ぎバンダー達の間に降り立った、その人物は……