21.能力解説の曲~少女の宿命とは~
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《次の行動は単純明快、柚紀を基地まで逃がすことだ。流石に距離があるから一人でとはいかぬから、護衛は最低一人は居る。選出はそっちの判断に委ねるが、他は足止めを兼ねた戦闘に興じることも念頭に入れておけよ?》
「……色々説明を聞いたが結局その結論になるのか?」
《そう言うな太刀川、柚紀が居るとお前達も全力で戦えんだろう?特に太刀川隊の二人は》
「出水は兎も角、俺は変わらないですよ?」
《お前のためと言うより柚紀のためだ、戦闘になれば豹変するこの戦闘狂が。……それはさておき、護衛には柚紀の存在を隠す意味も考慮してバックワームを使って貰うがそれでも無事に辿り着くのは難しいだろうから、こちらからも迎えを出す。なに心配するな、アテはある》
主に太刀川と言実が中心に話を進めていく中で"アテ"の意味を考えた諏訪は、自分以外に柚紀に接触している隊員は誰かを推測しつつ護衛を誰にするかを決める
「(アテね、…この状況でとなると風間位しか……だが城戸派のアイツが動くか?)つる姐の条件からして、太刀川隊の二人は足止めが妥当だろうからウチの奴となると……堤、お前が護衛担当をしろ」
「え?俺ですか?こう言うのは鶴ヶ峰の信頼感がある諏訪さんの役目では?」
「アホ言え、これでも俺は隊長だ。まだ戦える日佐人を置いて俺が行くわけにもいかねぇだろ?それに……お前トリオン量そろそろマズイだろ?」
「それを言うなら諏訪さんも同じですよね?」
「……だからだよ。仲間を逃がす時間を稼ぐのも隊長としての役目だ」
『……すわ…さんと、……別行動に…なるの………で…すか?それ………私は……………ちょっと……嫌……かもしれない…です。……ワガママ…言って…………ごめん…なさい…』
トリオン体でない柚紀は通信での会話内容は分からないが、皆の会話から自分を戦場から逃がそうとしているのと、そんな自分のサポートするのが堤なのが不安ではないが、やはりこの中で一番頼りにしているのは諏訪なので思わず本音が漏れてしまう。そんな状況で諏訪は柚紀に近付き、座っているので視線を合わせる為にしゃがんで頭を撫でる
「(ナデナデ)その気持ちは嬉しいが、俺にもやるべき事があるから鶴ヶ峰には申し訳ないが今回は我慢してくれ。…後で埋め合わせするからよ、な?」
『……分かり…ました。堤さん、…宜しくお願いします。……み、皆さん………どうか…ご…御武運を……』
熱中症の症状も大分治まり、意識もクリアになっていき今一番の優先すべき事も理解出来てるので、せめてでもと残る四人に向けて言葉を残す。各々が反応する中で、柚紀の近くに居る諏訪隊は色々諸注意を話しているので、それに代わって太刀川隊の二人が言実と最終打ち合わせをする
「姐さん出水です。護衛は堤さんになりました。とりあえず今使っている建物を爆破して敵を陽動、その隙に二人を逃がします。俺達は戦いに集中するので、柚紀ちゃんの保護はそちら任せになります。これで大丈夫ですか?」
《問題ない、それで実行してくれ。残る者もベイルアウトがあるからと無茶はするなよ?……すまんが通信を切る。…柚紀を頼むぞ》
打ち合わせも終えて各自準備のために動き始める。柚紀も敷いてあるバックワームを踏まないようにして立ち上り、堤が差し出した手を真剣な表情で握り締めていた
「……色々説明を聞いたが結局その結論になるのか?」
《そう言うな太刀川、柚紀が居るとお前達も全力で戦えんだろう?特に太刀川隊の二人は》
「出水は兎も角、俺は変わらないですよ?」
《お前のためと言うより柚紀のためだ、戦闘になれば豹変するこの戦闘狂が。……それはさておき、護衛には柚紀の存在を隠す意味も考慮してバックワームを使って貰うがそれでも無事に辿り着くのは難しいだろうから、こちらからも迎えを出す。なに心配するな、アテはある》
主に太刀川と言実が中心に話を進めていく中で"アテ"の意味を考えた諏訪は、自分以外に柚紀に接触している隊員は誰かを推測しつつ護衛を誰にするかを決める
「(アテね、…この状況でとなると風間位しか……だが城戸派のアイツが動くか?)つる姐の条件からして、太刀川隊の二人は足止めが妥当だろうからウチの奴となると……堤、お前が護衛担当をしろ」
「え?俺ですか?こう言うのは鶴ヶ峰の信頼感がある諏訪さんの役目では?」
「アホ言え、これでも俺は隊長だ。まだ戦える日佐人を置いて俺が行くわけにもいかねぇだろ?それに……お前トリオン量そろそろマズイだろ?」
「それを言うなら諏訪さんも同じですよね?」
「……だからだよ。仲間を逃がす時間を稼ぐのも隊長としての役目だ」
『……すわ…さんと、……別行動に…なるの………で…すか?それ………私は……………ちょっと……嫌……かもしれない…です。……ワガママ…言って…………ごめん…なさい…』
トリオン体でない柚紀は通信での会話内容は分からないが、皆の会話から自分を戦場から逃がそうとしているのと、そんな自分のサポートするのが堤なのが不安ではないが、やはりこの中で一番頼りにしているのは諏訪なので思わず本音が漏れてしまう。そんな状況で諏訪は柚紀に近付き、座っているので視線を合わせる為にしゃがんで頭を撫でる
「(ナデナデ)その気持ちは嬉しいが、俺にもやるべき事があるから鶴ヶ峰には申し訳ないが今回は我慢してくれ。…後で埋め合わせするからよ、な?」
『……分かり…ました。堤さん、…宜しくお願いします。……み、皆さん………どうか…ご…御武運を……』
熱中症の症状も大分治まり、意識もクリアになっていき今一番の優先すべき事も理解出来てるので、せめてでもと残る四人に向けて言葉を残す。各々が反応する中で、柚紀の近くに居る諏訪隊は色々諸注意を話しているので、それに代わって太刀川隊の二人が言実と最終打ち合わせをする
「姐さん出水です。護衛は堤さんになりました。とりあえず今使っている建物を爆破して敵を陽動、その隙に二人を逃がします。俺達は戦いに集中するので、柚紀ちゃんの保護はそちら任せになります。これで大丈夫ですか?」
《問題ない、それで実行してくれ。残る者もベイルアウトがあるからと無茶はするなよ?……すまんが通信を切る。…柚紀を頼むぞ》
打ち合わせも終えて各自準備のために動き始める。柚紀も敷いてあるバックワームを踏まないようにして立ち上り、堤が差し出した手を真剣な表情で握り締めていた