Love is a serious mental disease.
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「――うーん……。さっぱり分かんないぃ……」
「……何やってんだお前」
「ひぃっ!?り、凛くん!?」
背後から身も心も凍ってしまいそうな絶対零度の声で呼びかけられた。
手にした参考書から目を離しバッ!!と勢い良く振り返れば、そこには声と同じくらい絶対零度の眼差しで私を見つめる凛くんの姿があった。
「あ、え、えっと……英語の勉強…?」
「勉強って…コレ1年の参考書じゃねーか。お前2年だろ?」
「だ、だって…1年のところから分かんないんだもん…」
「ハァ……」
重く、深く、ため息をつく凛くん。
凛くんの目は、先程の絶対零度の眼差しから哀れみの眼差しに変わっていた。
お願いだからそんな哀れんだ目で見ないで…。
あー…こんなことならもっとしっかり英語勉強しておけば良かったなぁ…。
苦手だから…と英語を遠ざけていたが、まさかこの青い監獄 に来てまで、その苦手な英語が自身の前に大きく立ち塞がってこようとは夢にも思っていなかった。
「なんとか日常会話レベルの英語は身に付けたいんだけど…。その……マネージャーとして」
「気の遠くなる話だな」
「うぅっ…。頑張ろうとしてるのに、そんなハッキリ言わなくてもいいでしょ〜……」
「事実を言ったまでだ。つーか、別にお前は英語勉強する必要ねーんじゃねェの?」
凛くんはそう言うと私からを取り上げパラパラとページを捲り、内容に目を通し始めた。(顔が良いから物凄く絵になるなぁ…)
「…だって、この先もずっと凛くんの側にいたいから」
「…は?」
私の言葉に普段なかなか表情が変わらない凛くんが、珍しくそのポーカーフェイスを崩した。
彼は…いや、この青い監獄 にいる彼らはサッカー界の宝となる人達ばかりだ。
日本が、世界が、彼らのような人間を待ち望んでいたに違いない。
そんな彼らが目指す場所はただ一つ。
世界一のストライカーだ。
彼らの視線の先はいつだって海の遥か向こう。最高峰の舞台。
私は彼らがそこで輝く瞬間を、マネージャーの1人てして一番近くで見ていたい。彼らの'エゴ'が爆発する瞬間を……この目に焼き付けたい――。
「だから、私もマネージャーとして側にいられるように、英語習得しようかなぁ…って」
「……」
「…あっ!!も、勿論英語だけじゃなくて、他のことも勉強するから!!」
まだまだマネージャーとして認められもしていないのに、こんな風に思うのはあまりにも烏滸がましかっただろうか……?
凛くんから一向に反応が返ってこず、自分の中に徐々に不安が広がっていく。
「……ハァ。Even if I wasn't the manager, there's no way I would let you go」
「え?な、何…?」
ずっと黙っていた凛くんが漸く口を開いたかと思ったら、彼の口から出てきたのは英語。
急だったのと発音が良すぎるのとで当然私は聞き取れやしないし、勿論意味もさっぱりだった…。
頭に疑問符を沢山浮かべおどおどしながら凛くんを見つめる。
「んなお粗末な頭で喋れるようになるか」
「うっ…辛辣…。でもごもっともです……」
そうはっきりと言い放つ凛くん。鋭利な刃物のようにグサリと胸に突き刺さった。
ぐうの音も出ない。こんなお粗末な頭の女だけど、一応私の方が年上なんだから。一応凛くんよりお姉さんなんだから!!
「でもそんなに覚えてーんなら、俺が直々に教えてやる」
「酷いよ凛くんそんな言い方……って、え……?」
え、今、凛くんなんて言った…?
もしかしてもしかしなくても、俺が直々に教えてやるって言った……?
「えぇっ!!??い、いやいいよっ!!!!」
「喋れるようになりてーんだろ?」
「そ、そうだけど……」
凛くんに教えてもらうのはちょっと……というか、かなり怖い。
だって絶ッッッッ対スパルタだと思うもん!!!!
「あ、あの……せっかくですが遠慮させ……」
「あ?」
「ごめんなさい。何でもありません」
ギロリと睨まれ秒で折れる私。
「Be by your side as the only person, not as a managerr」
「へ…?」
「手始めに今の訳してみろよ、紬」
「わ、分かった……っ!!」
相変わらず流暢に英語を喋り、意地の悪い笑みを浮かべて私の名前を呼んでくる凛くんに内心どぎまぎしつつ、再び参考書とのにらめっこを再開したのだった――。
「……何やってんだお前」
「ひぃっ!?り、凛くん!?」
背後から身も心も凍ってしまいそうな絶対零度の声で呼びかけられた。
手にした参考書から目を離しバッ!!と勢い良く振り返れば、そこには声と同じくらい絶対零度の眼差しで私を見つめる凛くんの姿があった。
「あ、え、えっと……英語の勉強…?」
「勉強って…コレ1年の参考書じゃねーか。お前2年だろ?」
「だ、だって…1年のところから分かんないんだもん…」
「ハァ……」
重く、深く、ため息をつく凛くん。
凛くんの目は、先程の絶対零度の眼差しから哀れみの眼差しに変わっていた。
お願いだからそんな哀れんだ目で見ないで…。
あー…こんなことならもっとしっかり英語勉強しておけば良かったなぁ…。
苦手だから…と英語を遠ざけていたが、まさかこの
「なんとか日常会話レベルの英語は身に付けたいんだけど…。その……マネージャーとして」
「気の遠くなる話だな」
「うぅっ…。頑張ろうとしてるのに、そんなハッキリ言わなくてもいいでしょ〜……」
「事実を言ったまでだ。つーか、別にお前は英語勉強する必要ねーんじゃねェの?」
凛くんはそう言うと私からを取り上げパラパラとページを捲り、内容に目を通し始めた。(顔が良いから物凄く絵になるなぁ…)
「…だって、この先もずっと凛くんの側にいたいから」
「…は?」
私の言葉に普段なかなか表情が変わらない凛くんが、珍しくそのポーカーフェイスを崩した。
彼は…いや、この
日本が、世界が、彼らのような人間を待ち望んでいたに違いない。
そんな彼らが目指す場所はただ一つ。
世界一のストライカーだ。
彼らの視線の先はいつだって海の遥か向こう。最高峰の舞台。
私は彼らがそこで輝く瞬間を、マネージャーの1人てして一番近くで見ていたい。彼らの'エゴ'が爆発する瞬間を……この目に焼き付けたい――。
「だから、私もマネージャーとして側にいられるように、英語習得しようかなぁ…って」
「……」
「…あっ!!も、勿論英語だけじゃなくて、他のことも勉強するから!!」
まだまだマネージャーとして認められもしていないのに、こんな風に思うのはあまりにも烏滸がましかっただろうか……?
凛くんから一向に反応が返ってこず、自分の中に徐々に不安が広がっていく。
「……ハァ。Even if I wasn't the manager, there's no way I would let you go」
「え?な、何…?」
ずっと黙っていた凛くんが漸く口を開いたかと思ったら、彼の口から出てきたのは英語。
急だったのと発音が良すぎるのとで当然私は聞き取れやしないし、勿論意味もさっぱりだった…。
頭に疑問符を沢山浮かべおどおどしながら凛くんを見つめる。
「んなお粗末な頭で喋れるようになるか」
「うっ…辛辣…。でもごもっともです……」
そうはっきりと言い放つ凛くん。鋭利な刃物のようにグサリと胸に突き刺さった。
ぐうの音も出ない。こんなお粗末な頭の女だけど、一応私の方が年上なんだから。一応凛くんよりお姉さんなんだから!!
「でもそんなに覚えてーんなら、俺が直々に教えてやる」
「酷いよ凛くんそんな言い方……って、え……?」
え、今、凛くんなんて言った…?
もしかしてもしかしなくても、俺が直々に教えてやるって言った……?
「えぇっ!!??い、いやいいよっ!!!!」
「喋れるようになりてーんだろ?」
「そ、そうだけど……」
凛くんに教えてもらうのはちょっと……というか、かなり怖い。
だって絶ッッッッ対スパルタだと思うもん!!!!
「あ、あの……せっかくですが遠慮させ……」
「あ?」
「ごめんなさい。何でもありません」
ギロリと睨まれ秒で折れる私。
「Be by your side as the only person, not as a managerr」
「へ…?」
「手始めに今の訳してみろよ、紬」
「わ、分かった……っ!!」
相変わらず流暢に英語を喋り、意地の悪い笑みを浮かべて私の名前を呼んでくる凛くんに内心どぎまぎしつつ、再び参考書とのにらめっこを再開したのだった――。
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