140文字以下①
波の音が心地良い。
何度もなんども行き来する波はまるで通勤電車のようだと思った。
それならば、行き先は水平線から顔を出すあの月か。
波が絶えず月に向かう。あれに乗れたならわたしも、きっと。
月に向かって歩き出す。
どぼん。
(優しい言の葉様企画)
何度もなんども行き来する波はまるで通勤電車のようだと思った。
それならば、行き先は水平線から顔を出すあの月か。
波が絶えず月に向かう。あれに乗れたならわたしも、きっと。
月に向かって歩き出す。
どぼん。
(優しい言の葉様企画)
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