ﾐﾂ→夢主
何故かﾐﾂの執務室に入り浸っている夢主。
迷惑かな、とか思いながら結局長居してしまう。
そんな夢主にいつも何だかんだ文句を言いながらもお茶を淹れてくれるﾐﾂ。
他の人は用が済んだらすぐ追い出すのに何故自分は追い出さないんだろう？と思い聞いてみる。
するとﾐﾂは君がここに居ても悪い気はしない、と一言。
ふーん、と一回流すもすぐに、それってどういう事！？と慌てて聞き返す。
するとﾐﾂは少し顔を背けてそれぐらい自分で考えろと一言。
え〜、と言いつつも考える夢主。
そんな夢主を気にしない振りをしながらもチラチラ見るﾐﾂの耳は少し赤かった。
夢主にはもっとハッキリ言わないと気づかない事をﾐﾂはまだ分かっていない。

ﾐﾂ←夢主
小学生の頃ﾐﾂと同じクラスだった夢主。
直接接点は無いものの、天才検事として活躍していることは何となく知っていた。
ある時事件の証人として召喚される事になってしまう。しかも検事はﾐﾂ。ちゃんと話せるか、相手は覚えているのかと不安になる夢主。
そんな時、ﾐﾂが証人と話したいと言われ話す事になってしまった。
覚えているのか、どうなのかいざ面と向かうとそんな事は飛び、諦めた彼への感情が再度湧き上がってくる。
君は自分の見たままを話せば良い、と一言。
はい、と返すのが精一杯。どうした？と聞かれるも、何でも無いんですと言うしかなかった。
そのまま特に何もなく裁判は進み、被告人の有罪で幕を閉じた。
「君の証言によって有罪にできた、感謝する」そう言われる。
これがきっと最後、本当に言わなくても良いのか。揺らぐ。
そして一言。「私の事、覚えていますか…？」