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接触編
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ビックリした
本当にただビックリしただけなのだ
そして少しでもトラウマの記憶を呼び起こすようなものであれば人間大概取り乱すのは普通だ
だから、お願いだから
私についてこないで!!!!!!
04 思い出すのは重いアイ
女将さんからのお使いの帰り道、お店の常連さんである老夫婦と世間話をしていた。
まだ数日だが私を気に入ってくれているようでよく声をかけてくれるのだ
「うちの娘達のお古があるのだけど、よければ貰ってはくれなうかい?捨てるのももったいないから」
「是非そうしてくれるとありがたいねえ、いろはちゃんの好みではないかもしれんが・・」
『そんな!そこまでしていただくなんて・・・』
「いいのいいの!そうだ、今時間あるかい??家もそこだから見るだけ見てっておくれ」
とてもありがたい申し出なのだが、流石にもうお店に帰らなければ女将さんが心配するかもしれない。
なのでまた後日、改めて。。と話がまとまりかけたその時いきなり男がおじいさんにぶつかった。
よろけるおじいさんを咄嗟に支えた私の横を男は謝りもせず走っていった
スリだ
支えたとき横目で確認したから間違いない
怪我はなさそうだったからおばあさんに任せて、自分は男を追うことにした。
すぐに戻るとだけ2人に告げて
スリ男はすぐ見つけた
人の多くなった中央の道をうねるように走っていく
(巻こうとしたってそうはさせるか)
私の方を見た男がチッと舌打ちし、スピードを上げようとした瞬間建物の角から出てきた女性とぶつかってよろけた。
それを逃すまいと距離を詰めたら様子がおかしい
何とその女性がスリ男の腕をつかんでいるではないか
さらに近寄ると男が青い顔をして半べそかいているのだ
もう何だかよくわからないが、おじいさんの財布さえ無事ならそれでいい。
女性に声を掛けようとした。
その時、女性が振り返った。
『ッッヒイッ!!?』
たまらず私は悲鳴を上げてしまった。。。いくらなんでもあんまりだったのだ
女性の格好をしている男性だったと言うだけではない、問題なのはその化粧が酷過ぎたこと。
たとえ男性だろうがキチンと隠すとこ隠して化粧を施せば多少は見れるモノになる、だが目の前のこの人はどうだ。
自分なりに顔を作ったんであろうことは認める、でも厚塗りの度を越せばただのモノノケにしかならない。
そしてそんな珍妙な姿の人が自分の方へ何か言いながら近寄ってくる。
私の頭はキャパオーバーを起こし、体は一つの選択をした。
全力でその場から逃げ出したのだ
とにかく得体のしれないナニかから離れるべきと判断した
おじいさんごめん!!!!と謝りつつチラリと後ろを見てーーーーー
後悔した。
どえらい顔した女装さんがこれまたどえらい怒り顔で追ってきていた
眉間のしわで白粉が
割 れ て い る
『ひっっ!!いやあああああああ!!』
もう逃げる選択肢しかない
本当にただビックリしただけなのだ
そして少しでもトラウマの記憶を呼び起こすようなものであれば人間大概取り乱すのは普通だ
だから、お願いだから
私についてこないで!!!!!!
04 思い出すのは重いアイ
女将さんからのお使いの帰り道、お店の常連さんである老夫婦と世間話をしていた。
まだ数日だが私を気に入ってくれているようでよく声をかけてくれるのだ
「うちの娘達のお古があるのだけど、よければ貰ってはくれなうかい?捨てるのももったいないから」
「是非そうしてくれるとありがたいねえ、いろはちゃんの好みではないかもしれんが・・」
『そんな!そこまでしていただくなんて・・・』
「いいのいいの!そうだ、今時間あるかい??家もそこだから見るだけ見てっておくれ」
とてもありがたい申し出なのだが、流石にもうお店に帰らなければ女将さんが心配するかもしれない。
なのでまた後日、改めて。。と話がまとまりかけたその時いきなり男がおじいさんにぶつかった。
よろけるおじいさんを咄嗟に支えた私の横を男は謝りもせず走っていった
スリだ
支えたとき横目で確認したから間違いない
怪我はなさそうだったからおばあさんに任せて、自分は男を追うことにした。
すぐに戻るとだけ2人に告げて
スリ男はすぐ見つけた
人の多くなった中央の道をうねるように走っていく
(巻こうとしたってそうはさせるか)
私の方を見た男がチッと舌打ちし、スピードを上げようとした瞬間建物の角から出てきた女性とぶつかってよろけた。
それを逃すまいと距離を詰めたら様子がおかしい
何とその女性がスリ男の腕をつかんでいるではないか
さらに近寄ると男が青い顔をして半べそかいているのだ
もう何だかよくわからないが、おじいさんの財布さえ無事ならそれでいい。
女性に声を掛けようとした。
その時、女性が振り返った。
『ッッヒイッ!!?』
たまらず私は悲鳴を上げてしまった。。。いくらなんでもあんまりだったのだ
女性の格好をしている男性だったと言うだけではない、問題なのはその化粧が酷過ぎたこと。
たとえ男性だろうがキチンと隠すとこ隠して化粧を施せば多少は見れるモノになる、だが目の前のこの人はどうだ。
自分なりに顔を作ったんであろうことは認める、でも厚塗りの度を越せばただのモノノケにしかならない。
そしてそんな珍妙な姿の人が自分の方へ何か言いながら近寄ってくる。
私の頭はキャパオーバーを起こし、体は一つの選択をした。
全力でその場から逃げ出したのだ
とにかく得体のしれないナニかから離れるべきと判断した
おじいさんごめん!!!!と謝りつつチラリと後ろを見てーーーーー
後悔した。
どえらい顔した女装さんがこれまたどえらい怒り顔で追ってきていた
眉間のしわで白粉が
割 れ て い る
『ひっっ!!いやあああああああ!!』
もう逃げる選択肢しかない