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接触編
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01-2
???視点
「これは一体。。」
「呆気に取られている場合か半助、娘さん方の保護が先だ!」
「っ!はい!」
半助と呼ばれた青年はすぐさま木の根元に駆け寄り肩を寄せ合い、震えている彼女たちを怖がらせないようにゆっくりと声をかける。
その様子を横目で見やりつつもう一人の男性。。山田伝蔵は眼下で気絶する野盗どもの様相にスッと目を細めていた
・・・異様だな、と山田伝蔵は思った
血の匂いがまだうっすらと残っているが、誰もそこまでの深い傷が無くただ気絶しているだけの男共はご丁寧に縄で縛られ転がされているだけで。
自分と半助が到着するまでの間、それは半刻に満たないその僅かな間に決していのだ。
そして我々に気配を察知される前に立ち去ったという事ーー
これを異様と言わずして何と言えというのか。
そしてもう一つ、足跡が問題なのだ。
大の男の足跡の中にその半分ほどの、否、子供の大きさとしか思えないものがうっすらと残っていた。
大半は消されていた所を見れば追跡を危惧していたのだろうことが窺える
攫われたあの娘達のものでは決して違う、見たことのない文様だった。
そしてそれは
複数ではなくごく少数。。。もしくは単独かもしれない
そこまで考えて山田伝蔵は眉間のしわを深くする
今期の上級生達の実習候補地の下調べの最中、村の農民達がよくない噂を最近隣村から聞いたと言っていた。
”山向こうの村が野盗に襲われたらしい”とその野盗どもというのはこいつらでほぼ確定だ
偶然通りかかった武士、または忍びが気まぐれに助けたという事なのだろうか?そうでなければその場に彼女たちを放って消えるというのも納得できないのだ。
恐らく手を出した者は我々の気配に気ずき鉢合わせする前に立ち去ったのでは?
。。顔を見られたくなかったか、もしくは我々に任せようとしたのか・あるいは、その両方かーーー
「・・先生、山田先生!」
半助に呼ばれたところでどうやら長考していたらしいと我に返る
「どうかされたんですか・・?賊は一纏めにしておいたので我々は・・・」
「ああ、すまないな。まずは娘さん方を村まで送らねばな」
「はい・・・あの、」
「話は後で、私も少々混乱しとるようだ」
「・・分かりました」
半助、いや土井先生も何か思うところはあるようだがここは早く切り上げて学園長に報告しておこう。
この人数を女性3人庇いながら叩き伏せたのが
まだ子供であるかもしれないという事を
???視点
「これは一体。。」
「呆気に取られている場合か半助、娘さん方の保護が先だ!」
「っ!はい!」
半助と呼ばれた青年はすぐさま木の根元に駆け寄り肩を寄せ合い、震えている彼女たちを怖がらせないようにゆっくりと声をかける。
その様子を横目で見やりつつもう一人の男性。。山田伝蔵は眼下で気絶する野盗どもの様相にスッと目を細めていた
・・・異様だな、と山田伝蔵は思った
血の匂いがまだうっすらと残っているが、誰もそこまでの深い傷が無くただ気絶しているだけの男共はご丁寧に縄で縛られ転がされているだけで。
自分と半助が到着するまでの間、それは半刻に満たないその僅かな間に決していのだ。
そして我々に気配を察知される前に立ち去ったという事ーー
これを異様と言わずして何と言えというのか。
そしてもう一つ、足跡が問題なのだ。
大の男の足跡の中にその半分ほどの、否、子供の大きさとしか思えないものがうっすらと残っていた。
大半は消されていた所を見れば追跡を危惧していたのだろうことが窺える
攫われたあの娘達のものでは決して違う、見たことのない文様だった。
そしてそれは
複数ではなくごく少数。。。もしくは単独かもしれない
そこまで考えて山田伝蔵は眉間のしわを深くする
今期の上級生達の実習候補地の下調べの最中、村の農民達がよくない噂を最近隣村から聞いたと言っていた。
”山向こうの村が野盗に襲われたらしい”とその野盗どもというのはこいつらでほぼ確定だ
偶然通りかかった武士、または忍びが気まぐれに助けたという事なのだろうか?そうでなければその場に彼女たちを放って消えるというのも納得できないのだ。
恐らく手を出した者は我々の気配に気ずき鉢合わせする前に立ち去ったのでは?
。。顔を見られたくなかったか、もしくは我々に任せようとしたのか・あるいは、その両方かーーー
「・・先生、山田先生!」
半助に呼ばれたところでどうやら長考していたらしいと我に返る
「どうかされたんですか・・?賊は一纏めにしておいたので我々は・・・」
「ああ、すまないな。まずは娘さん方を村まで送らねばな」
「はい・・・あの、」
「話は後で、私も少々混乱しとるようだ」
「・・分かりました」
半助、いや土井先生も何か思うところはあるようだがここは早く切り上げて学園長に報告しておこう。
この人数を女性3人庇いながら叩き伏せたのが
まだ子供であるかもしれないという事を