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キリリク
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空と君のあいだに
『私何もしてないよねえ・・』
とある昼下がり、ついこぼれたため息と疑問
に答えてくれる者はいない。
ここ数日私を悩ませているコト、
それはーーー
伊作の視線にあった。
授業の時は常と変わらないのだが、ふとした時気が付くとこちらを窺うような・・・何か言いたげな目を向けてくるのだ。
そのくせこちらと目が合いそうになると
反らされる。。。
お前は乙女か!!と言いたい心を押えつけ、私は意を決して伊作を問いただす事にした。
『ねえ、いさ「・・!?ご、ごめん!!」・・』
声を掛けた途端、謝罪の言葉と共に脱兎の如く裏山へと消えて行った。
。。はい。敵前逃亡されました
『・・・・・・ふ・ふふ・・』
意味不明な態度・視線・言動、それら全てに私の限界が爆発した。
『待ちなさいよ伊作ーーー!!!』
後日談だが、この時の私の形相が般若の様だった。。と4年の仲良し組に言われるのだった。
※ ※ ※ ※
『私何かした?』
「う・・・・ち、ちがう。私の問『却下』
で、捕獲は早々に完了。
現在また逃げられる可能性もあるので、伊作を転がしお腹の上に座っております。
『伊作はそれでいいのかもしれないけど、私は
意味が判らないままは嫌。知りたい』
「・・・・・・・・」
余程言いにくいのか伊作は顔をしかめたまま無言になってしまった
『・・解った、もう聞かない。この話はもう』
「っ・・・・3日前・・・」
「あの日、町で一緒にいた男性は・・・誰・・
なの・・・・・」
。。。。。。。ん??
3日前。。。。。?
『その日なら確かに町にいたし・・高良さんと会ってたけど』
「!その、高良さんて・・・やっぱり##NAME1##さんの・・・!」
『は??いやちょと待・・』
「っあの人ととても楽しそうに・・!!」
『伊作!』
私は咄嗟に伊作の頭を抱き込んだ
ぽんぽんとあやすように撫でてやると過呼吸ぎみだった呼吸が落ち着いてくる
『君が見たのは高良さんっ言って、茶屋で働いてた時に知り合いになったご夫婦の娘さんの旦那さんだよ。
その彼女の懐妊祝いを選んでたの』
「・・・・・は・・・っっ~~~~~!!」
『わ!?っくるし・・!』
一気に力が抜けたと腕を緩めたら、今度は逆に
お腹に抱き着かれた。
それもかなりの力で。。。。
「よかった・・もし貴女と、関係があったら・・・・・私は・・・」
『?知り合いだから関係はあるよ。それより
なんで知ってたのその事』
「・・下級生に誘われて、町に。そしたら・・」
どうやら私を見かけて声を掛けようとしたら、
高良さんが来たところを目撃して誤解したらしい。
私が悪い男に引っかかったとでも思ったのだろうか。。。
『はあ・・これで解決した?』
立ち上がる為に伊作の腕をほどこうと身を引いた瞬間、後ろから抱き込まれ仰向けに2人で倒れ込んだ。
視界は青空と若葉で埋め尽くされ
お腹に回されたのは温かな手
背中に感じるのは少し早めの鼓動
「・・いろはさんの笑顔を向けられる彼が、うらやましかった・・・」
『私普段から笑ってない?というか・・・』
首を捻って後ろを見やれば数日ぶりに視線が合う
『ここで皆に向ける笑顔のほうが、私は好きだけど。外じゃここまで自然には笑えない』
クスクスと笑いがこぼれてしまう
この可愛らしい小さな勘違いもやきもちも、愛おしいと思うには十分で。
少なくとも受け入れられているのだと、純粋に
嬉しいと思う。
「・・・もう少し・・このままで・いさせて・・・」
今伊作がどんな顔なのかわからないが、声は少しだけ動揺がにじむものでーーー
『・・日向ぼっこもたまにはいいね』
私ももう少しだけ、この暖かい時間に身をゆだねるのだったーー
NEXT→伊作視点
『私何もしてないよねえ・・』
とある昼下がり、ついこぼれたため息と疑問
に答えてくれる者はいない。
ここ数日私を悩ませているコト、
それはーーー
伊作の視線にあった。
授業の時は常と変わらないのだが、ふとした時気が付くとこちらを窺うような・・・何か言いたげな目を向けてくるのだ。
そのくせこちらと目が合いそうになると
反らされる。。。
お前は乙女か!!と言いたい心を押えつけ、私は意を決して伊作を問いただす事にした。
『ねえ、いさ「・・!?ご、ごめん!!」・・』
声を掛けた途端、謝罪の言葉と共に脱兎の如く裏山へと消えて行った。
。。はい。敵前逃亡されました
『・・・・・・ふ・ふふ・・』
意味不明な態度・視線・言動、それら全てに私の限界が爆発した。
『待ちなさいよ伊作ーーー!!!』
後日談だが、この時の私の形相が般若の様だった。。と4年の仲良し組に言われるのだった。
※ ※ ※ ※
『私何かした?』
「う・・・・ち、ちがう。私の問『却下』
で、捕獲は早々に完了。
現在また逃げられる可能性もあるので、伊作を転がしお腹の上に座っております。
『伊作はそれでいいのかもしれないけど、私は
意味が判らないままは嫌。知りたい』
「・・・・・・・・」
余程言いにくいのか伊作は顔をしかめたまま無言になってしまった
『・・解った、もう聞かない。この話はもう』
「っ・・・・3日前・・・」
「あの日、町で一緒にいた男性は・・・誰・・
なの・・・・・」
。。。。。。。ん??
3日前。。。。。?
『その日なら確かに町にいたし・・高良さんと会ってたけど』
「!その、高良さんて・・・やっぱり##NAME1##さんの・・・!」
『は??いやちょと待・・』
「っあの人ととても楽しそうに・・!!」
『伊作!』
私は咄嗟に伊作の頭を抱き込んだ
ぽんぽんとあやすように撫でてやると過呼吸ぎみだった呼吸が落ち着いてくる
『君が見たのは高良さんっ言って、茶屋で働いてた時に知り合いになったご夫婦の娘さんの旦那さんだよ。
その彼女の懐妊祝いを選んでたの』
「・・・・・は・・・っっ~~~~~!!」
『わ!?っくるし・・!』
一気に力が抜けたと腕を緩めたら、今度は逆に
お腹に抱き着かれた。
それもかなりの力で。。。。
「よかった・・もし貴女と、関係があったら・・・・・私は・・・」
『?知り合いだから関係はあるよ。それより
なんで知ってたのその事』
「・・下級生に誘われて、町に。そしたら・・」
どうやら私を見かけて声を掛けようとしたら、
高良さんが来たところを目撃して誤解したらしい。
私が悪い男に引っかかったとでも思ったのだろうか。。。
『はあ・・これで解決した?』
立ち上がる為に伊作の腕をほどこうと身を引いた瞬間、後ろから抱き込まれ仰向けに2人で倒れ込んだ。
視界は青空と若葉で埋め尽くされ
お腹に回されたのは温かな手
背中に感じるのは少し早めの鼓動
「・・いろはさんの笑顔を向けられる彼が、うらやましかった・・・」
『私普段から笑ってない?というか・・・』
首を捻って後ろを見やれば数日ぶりに視線が合う
『ここで皆に向ける笑顔のほうが、私は好きだけど。外じゃここまで自然には笑えない』
クスクスと笑いがこぼれてしまう
この可愛らしい小さな勘違いもやきもちも、愛おしいと思うには十分で。
少なくとも受け入れられているのだと、純粋に
嬉しいと思う。
「・・・もう少し・・このままで・いさせて・・・」
今伊作がどんな顔なのかわからないが、声は少しだけ動揺がにじむものでーーー
『・・日向ぼっこもたまにはいいね』
私ももう少しだけ、この暖かい時間に身をゆだねるのだったーー
NEXT→伊作視点