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接触編
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あの女装さんに追いかけられて10分ほど走った頃
それは唐突に終わりを告げた
05 誤解+誤解=計算通り?
『ッ私が、何か!したんですか・・!』
「だから止まって話を・・!てか足早いんだよお前!」
『口調が男に戻ってますよおお!!』
必死に堪えていた涙腺は崩壊寸前
止まれば話は出来るだろう、だが止まれない。
年上で男性で追いかけられるというこの状態がもうアウトだった
(怖い怖い怖いいいいいーーーー)
思い出してしまうのはカカシとの鬼ごっこ(強制参加)
嫌いではない、むしろ好きだったはずだ。
が、時間があれば愛情という免罪符でもって追いかけてくるのだ。
それもストーカー並みに。
。。。。否ストーカーだったなあれは
あれ以来どうにも年上の男性というのが苦手になった。
年上でなくとも男性に追われるなんて精神的にキツイし怖い
そんな私に救いの神が現れた
「娘さん、こちらに・・」
『!?え・・!』
急に隙間から伸びてきた手によって水桶の裏へ引っ張られやんわりと抱きとめられる。
叫びそうになる口元はこれまた優しい手つきで塞がれた。
「怖がらないで、大丈夫ですから」
見ず知らずの男性に抱き込まれて安心もクソもないと内心突っ込みつつも、ふうわりとするその空気に暴れる心臓も落ち着いてくる。
落ち着いた事で周囲の状況を探る余裕ができた
何やら表の通りで言い合っているようだった
”いい加減になさい!”
”ぐはっ!っせ。仙蔵!?いや俺は・・”
”問答無用、そして今は仙子よ!”
”ちょ、ま!?がはっ”
うん、何かひと段落?したらしい。
ゴキっとかメリっとか聞こえなくもないけど、うん無視。
その様子を見計らって桶の陰から私を抱えて立ち上がる
「ごめんね、怖い思いさせてしまって。どこか怪我は?」
やんわりと微笑む男性は、右ほほから鼻筋にかけて一本傷の走っていた。
”大丈夫”と告げれば好かったとばかりに破顔する
「君を追いかけてたのは私の後輩なんだ、もしよければ事の顛末を教えていただけないだろうか?」
『・・はい。あ、私は朝倉いろはといいます。』
そう言われればこちらに拒否する要素は何もない、私は二つ返事でうなずいた。
この傷の人は笹井、追いかけてきた人が潮江。
そしてとてもきれいな人は立花と言うらしい。
「じゃあ・・あそこの茶屋でいいかな」
そう言って示す先に目をやれば、私がお世話になっているお茶屋さん。
この時私は既に術中だったのだろう
この広い町でなぜ私の働く茶屋の近くだったのか
どうしてもっと周囲の気配に気を配れなかったのか
振り返ってみれば全て計算されていたのかもしれない
。。あの女装さん以外は。。。
それは唐突に終わりを告げた
05 誤解+誤解=計算通り?
『ッ私が、何か!したんですか・・!』
「だから止まって話を・・!てか足早いんだよお前!」
『口調が男に戻ってますよおお!!』
必死に堪えていた涙腺は崩壊寸前
止まれば話は出来るだろう、だが止まれない。
年上で男性で追いかけられるというこの状態がもうアウトだった
(怖い怖い怖いいいいいーーーー)
思い出してしまうのはカカシとの鬼ごっこ(強制参加)
嫌いではない、むしろ好きだったはずだ。
が、時間があれば愛情という免罪符でもって追いかけてくるのだ。
それもストーカー並みに。
。。。。否ストーカーだったなあれは
あれ以来どうにも年上の男性というのが苦手になった。
年上でなくとも男性に追われるなんて精神的にキツイし怖い
そんな私に救いの神が現れた
「娘さん、こちらに・・」
『!?え・・!』
急に隙間から伸びてきた手によって水桶の裏へ引っ張られやんわりと抱きとめられる。
叫びそうになる口元はこれまた優しい手つきで塞がれた。
「怖がらないで、大丈夫ですから」
見ず知らずの男性に抱き込まれて安心もクソもないと内心突っ込みつつも、ふうわりとするその空気に暴れる心臓も落ち着いてくる。
落ち着いた事で周囲の状況を探る余裕ができた
何やら表の通りで言い合っているようだった
”いい加減になさい!”
”ぐはっ!っせ。仙蔵!?いや俺は・・”
”問答無用、そして今は仙子よ!”
”ちょ、ま!?がはっ”
うん、何かひと段落?したらしい。
ゴキっとかメリっとか聞こえなくもないけど、うん無視。
その様子を見計らって桶の陰から私を抱えて立ち上がる
「ごめんね、怖い思いさせてしまって。どこか怪我は?」
やんわりと微笑む男性は、右ほほから鼻筋にかけて一本傷の走っていた。
”大丈夫”と告げれば好かったとばかりに破顔する
「君を追いかけてたのは私の後輩なんだ、もしよければ事の顛末を教えていただけないだろうか?」
『・・はい。あ、私は朝倉いろはといいます。』
そう言われればこちらに拒否する要素は何もない、私は二つ返事でうなずいた。
この傷の人は笹井、追いかけてきた人が潮江。
そしてとてもきれいな人は立花と言うらしい。
「じゃあ・・あそこの茶屋でいいかな」
そう言って示す先に目をやれば、私がお世話になっているお茶屋さん。
この時私は既に術中だったのだろう
この広い町でなぜ私の働く茶屋の近くだったのか
どうしてもっと周囲の気配に気を配れなかったのか
振り返ってみれば全て計算されていたのかもしれない
。。あの女装さん以外は。。。