短編

 ざぁ、とバケツをひっくり返す音がした。

「わっ、雨だ!」

 慌てて窓を開けてベランダへ飛び出す。洗濯物を回収して部屋へ戻る頃には、裸足の爪先が少し濡れてしまった。

「一人暮らしってこういう時は楽でいいなぁ」

 足を振って適当に雨粒を飛ばしながら独りごちる。
 人の分まで取り込んでいたら、こうは済まなかっただろう。
 何かと面倒な一人暮らしの、数少ない利点だ。

 雨で湿った洗濯物たちを室内干ししながら、カーテン越しに窓の外を眺める。
 見えはしないが、雨粒が叩きつける大きな音が一人の部屋に響いた。

 空が鈍色だと、部屋の中まで暗く感じる。私の部屋に色が少ないからかもしれない。

 スーパーに行こうと思っていたけど、今日はもう適当に済ませてしまおうか。

 冷蔵庫の中を見ようとすると、インターホンが鳴った。
 宅配を頼んだ記憶はなく、さては勧誘か不審者か、と足音を殺してそろそろ玄関まで向かい、覗き窓に目を寄せた。

「……真矢ちゃん?」

 そこに立っていたのが予想もしない人だったから、声が漏れる。決して怪しい人などではなかった。

「どうしたの、真矢ちゃん」

「あ……」

 ドアが開いたのが予想外だったのか、真矢ちゃんは小さく口を開けて私を見つめた。
 大学で会う時にはいつもお手入れされてツヤツヤの黒髪が、今は頬に張り付いている。
 
 それは髪だけでなく服も同じで、流石の私もぎょっとして顎を引いた。

「ごめんなさい、雨に降られてしまって……」

「風邪引くと良くない。入って!」

 華奢な手を引いて家に半ば強引に連れ込んだ。インターホンを押したくせに、真矢ちゃんは少しだけ遠慮していた。
 
 鍵を締め、改めて真矢ちゃんの様子を観察する。毛先や鞄から水滴が落ちては玄関に幾つもの小さな水溜りを作っていく。
 
「これはまた、見事な降られっぷりだね」

「天気予報は降らないって言ってたのに……」

 伏せたまつ毛がきらりと光る。
 そこには雨粒が乗せられていた。

「タオル持ってくる。待ってて」

 少しだけ、胸が詰まった。
 見てはいけないと言われた美術品を隠れて覗き見てしまったように思えて、早足で洗面所にタオルを取りに行く。

「うちの近くで用事でもあったの?」

 綺麗目のタオルを渡しながら問う。確か、彼女の家はこの辺りではなかったはずだ。どの駅かまでは聞いたことがないけれど。

「うん、ちょっとね」

「それで、うちに来たわけだ」

「本当にごめんね、この辺りに住んでる友達で真っ先に思い浮かんだのが空ちゃんだったの……」

「それは光栄だね」

 顔や首を拭く真矢ちゃんは眉尻を下げるけど、謝ることなんてない。
 頼ってくれたんだと思うだけで頬がだらしなく緩んだ。

「それでね」

 勝手に緩む頬を戻すのに必死な私に、真矢ちゃんは鞄からビニール袋を差し出した。
 中を覗けば、アイスが二つ。

「これは?」

「お礼。この前空ちゃんが食べたいって言ってたアイス、コンビニで買って来たの」

 パッケージに大きく期間限定、と書かれたそれをしばらく見つめた。
 確かにそんなことを言ったかもしれない。
 しかし、記憶力のいい真矢ちゃんが言うのだからそうなのだろう。

「というか、コンビニに寄ったなら、ビニール傘買えばよかったのに」

 そしたら、ここへ寄る必要も、アイスを買う必要もなかったはず。

 至極当然の指摘をすれば、真矢ちゃんはタオルで鞄を拭きながらどこか遠くを見て笑った。

「それ、お会計が終わってから気づいたの」

 うちに来るためにまた濡れることはないだろうに。

 というか、彼女は普段から折り畳み傘を携帯するタイプなのに、今日はそれも忘れたのか。
 大学で見るのとは違う鞄だし、入れ忘れたのかも。
 いつ雨が降っても平然と鞄から傘を出していたから、ちょっと意外だ。

「……でも、せっかくだから空ちゃんに会いたいって思って」

 真矢ちゃんの折り畳み傘について考えていれば、蚊の鳴くような声がする。
 鞄を凝視していたけど、貼り付いたように視線を上げられない。

 自分の体温が上がっていくのが、手に取るように分かった。喉元からぐぅ、と変な音が鳴る。

「私も来てくれて嬉しいよ。……ほら、拭けたなら中入って。服、洗濯するからさ」

 早口で言いながら、ほとんど使ったことのない客人用のスリッパを棚から取り出した。



「今日泊まりたいって言ったら、空ちゃん困る?」

 濡れたままではいけないからと真矢ちゃんをお風呂に誘導しようとした矢先。
 玄関から上がって3歩のところで思わぬ言葉で先手を打たれ、お風呂という言葉が喉の奥に引っ込んだ。

「何か事情でもあるの?」

「ないけど……せっかく家に来たから空ちゃんともっと仲良くなりたいって思って」

 その申し出は私の抱く真矢ちゃんのイメージとは遠いものだった。彼女は飲み会や遊びの誘いに消極的なのだ。

 その端正な容姿からよく人に声をかけられているが、彼女が首を縦に振ったと見たことも聞いたこともなかった。

「ひょっとして、今日これから用事でもある?」

「いや、ないよ」

 その真矢ちゃんが自分から泊まりを希望するなんて、誰が思うだろうか。

 しかし、不安に揺れる目を見た瞬間、口からは否定の言葉があっさりと飛び出した。
 
「本当? 迷惑だったら言ってね?」

「全然。迷惑だなんて思わない。ちょっと意外だなってだけ」

「お泊まり会、してみたかったから」

 唇を尖らせて言うのが意地らしい。しっかり者の真矢ちゃんのこんなところを見られるのは、私だけかも。
 
 ちょっとした優越感だ。
 あの優等生の真矢ちゃんに心を許してもらえているという事実は、私の心に面白いように波を立てる。

「いいよ。とりあえずお風呂ね。着替え一式は私のを貸すから」

 いつまでも濡れた服では風邪を引く。
 真矢ちゃんの背中を押して、今度こそ洗面所へ連れて行くことにした。



「真矢ちゃんって料理も上手なんだね」

 冷蔵庫の余り物とは思えない立派な夕食を前に、私は感嘆のため息を吐く。

「全然、そんなことないよ」

 割り箸を手に真矢ちゃんが笑う。
 手を合わせ、回鍋肉を口に運ぶ。
 自分で作るよりもずっと満足感があった。

「なんか……いいな」

 我ながら水を掴むような言葉だった。
 咀嚼しながら僅かに首を傾げる真矢ちゃんに、あー、と言葉を選ぶ。

 他人と食事をすることが久しぶりで、少し気持ちが宙に浮いていたのだ。

「真矢ちゃんと一緒に住めたら、幸せだろうなって」

「ほんと? じゃあ一緒に住んじゃう?」

 ほんの冗談のつもりだった。
 だから、真矢ちゃんの返答に少し面食らって、出汁の染みたおひたしをそのまま飲み込んでしまう。

 けれど、真矢ちゃんは思いの外乗り気のようだ。何の面白みもない狭いワンルームを見渡している。
 
「もうちょっとだけ色を増やしても素敵かも」

 今のお部屋も空ちゃんらしくていいけどね、と言い加えて真矢ちゃんはスープを飲み干した。
 水溜りに雫が一つ落ちたようなその声音に、背筋がぞくりと震える。
 
「私のもの、置いて帰っちゃおうかな。ほら、またお邪魔するかもだし」

「……全然いいよ。うち、もの少ないし。華やかな方がいいからさ」

 口を突いて出た言葉に、唇の端がひくりと引き攣った。
 あまりカラフルすぎるのは目に眩しいから好きじゃないのだ。だからこんなにシンプルな部屋なわけで。
 
 それなのに、私は自分の世界を真矢ちゃんに差し出した。自分の意思で。余りにも自然に。

「そう? じゃあこれとか」

 鞄から出てきたのは水色の小鳥の置物だった。手の中にすっぽりとおさまるサイズ。

「かわいい。どうしたの?」

「ガチャガチャ」

 特に理由はないけど引いちゃった、と言いながら真矢ちゃんはそれをテレビ台に置いた。
 白いインテリアの中で水色はよく映える。けれど、目に眩しいほどじゃない。許容範囲だ。

「ちゃんと空ちゃんのお部屋に合うものを置くから。安心してね?」

 どうして私の不安が分かったのだろう。

「だって空ちゃん、派手なのは好きじゃないって顔に書いてる。分かりやすいよ」

「そう、かな」

 見たら分かる顔をしていた?
 分かりやすいと言われることはあまり無いんだけど。真矢ちゃんには筒抜けらしい。

 思わず姿勢を正して頬を触る私に、何も言わなかったらどんどん増やしちゃうからね、と真矢ちゃんは悪戯っ子のように笑った。



「空ちゃんは明日って暇?」

 お風呂上がり、客人用の布団を敷いていたら真矢ちゃんがそんなことを聞く。

「明日は……」

 講義はない。ただ、お昼前にサークルの部室へ顔を出して、ついでに学食でも食べようと思っていた。
 
「講義入れてないよね? もしよかったら、一緒にゆっくりできないかなって」

「私の時間割なんて、よく知ってるね」

 私は真矢ちゃんの時間割を知らないのに。
 そもそも真矢ちゃんに時間割を教えたっけ。

 敷き終わった布団の上で真矢ちゃんはのろのろと体育座りをした。長い脚を折り畳んで縮こまっている。
 
「この前、近藤君から聞いたの。空ちゃん、仲良いでしょう」

 学部の友人の顔が思い浮かんだ。彼は口が軽いし、相手が真矢ちゃんなら何でも話すだろう。
 余計なことを、とまではいかないが、人のプライベートをペラペラ話すのは感心しない。

 情報料としてジュース一本でも請求してやろう、と脳内の近藤をどつけば、ぐわあ、と大袈裟に痛がって消えた。

「それで……明日、どう?」

「え? あぁ……」

 どうしようかな。部室には提出物を持って行くだけなんだけど。
 別に明日じゃなくても、明後日の講義ついでに寄れば問題ない。

「もしかして、他の友達?」

 頭の中でスケジュールをパチパチ組み直していた私に、声がかけられる。
 それがさっきの静かな声と同じだったから、弾かれたように真矢ちゃんを見た。

「他の子と用事でもあるの?」

「な、ないよ? 部室に寄るか悩んでただけ。でも、明日じゃなくていいかなって。だからほら。明日は二人でゆっくりしよう? ね?」

「……本当?」

「ほんと!」

 体育座りで組まれたその手を握る。
 夏前だというのに、ひどく冷たかった。

「我儘言ってごめんなさい。でも私、空ちゃんともっと仲良くなりたいの」

 きゅ、と私の小指に真矢ちゃんの小指が絡みつく。眩しいほど白い指についた淡い桃色の爪が、照明に反射した。

「明日の空ちゃん、私にちょうだい?」

「う、ん……」

 小指はあっさり解けた。
 けれど、その間際に私の手の甲を柔く撫でていったものだから、肺が詰まったように上手く酸素を取り込めなくなる。

「じゃあ……寝よっか」

「うん。明日の朝ご飯も私が準備するね」

 ありがとう、と返事をしてさっさとベッドに潜り込む。
 リモコンで照明を落とすのと同時くらいに、真矢ちゃんが布団に入る布の擦れる音がした。

 真っ暗闇で真矢ちゃんの顔も見えないことに胸を撫で下ろす。
 何度か深呼吸をして、ようやく呼吸を取り戻した。

 決して嘘はついていない。やましいこともない。
 客観的に見ても正しいのは私。
 けれどさっき、場は真矢ちゃんのものだった。

 そっと起き上がって見下ろせば、真矢ちゃんは私に背を向けて寝ていた。視線に気づいて起きる気配もない。
 夜の闇に溶けきらない黒髪をしばらくの間見つめて、またベッドに全身を預けた。

 私と仲良くなりたいというその言葉の終着点に、真矢ちゃんは何を描いているのだろうか。
 親友? それとも……恋人?

 絡められた小指を思い出して、ほぅ、と息を吐く。
 真矢ちゃんの細い指の冷たさがまだはっきりと残っていた。
 絹のように柔らかなそれは、けれど確かな熱として小指から全身に回っていく。

 真矢ちゃんのことを、そういう目で見たことは一度もない。大学の友達で、美人で頭が良くて優しい、高嶺の花。
 でも、これで分からないほど私は鈍くない。
 
 明日からは、ちゃんと真矢ちゃんの気持ちに向き合って、真矢ちゃん自身をもっと知ろう。
 それで、私のことも知ってもらおう。
 
 そう決意して、目を閉じた。



 起きた時には、真矢ちゃんの姿はなかった。
 夢かと思ったけれど布団は綺麗に畳まれているし、コーヒーのいい匂いが鼻をくすぐる。

 ふと、その布団の向こうに真矢ちゃんの鞄が置かれているのが目に入った。
 陰になるようなところだし、知らずに蹴り飛ばしたら良くないだろう。
 
 机の近くにでも置いておこうと、鞄を手に取った。
 けっこう重い。用意周到な真矢ちゃんだから、色々な物が入っているのだろう。
 だからこそ傘を持っていなかったのが不思議なんだけど。

「ん……?」

 小ぶりの鞄は少しだけファスナーが開いていて、鞄を置いた拍子に意図せず中が見えた。
 整理された鞄の中、その端に立てられている青い円筒状のものが目に飛び込んでくる。
 それはいつも、真矢ちゃんが持ち歩いている折り畳み傘に他ならなかった。

 ドアが開いて、お盆を手にした真矢ちゃんがひょっこりと顔を出した。

「おはよう、空ちゃん」

「……おはよ……」

 見てはいけないものを見たんだと、直感が告げる。たかが、いや、傘があるのを見てしまったから。
 
 その場から動けない私を見て、真矢ちゃんはくすくす声をあげて笑った。

「どうしたの、固まって」

 お盆の上にはコーヒーと食パンがそれぞれ二つずつ載っている。絵に描いたような理想の朝。
 
 ……なのに、今私は逃げ出したくて仕方がない。

 こちらへ歩いてきた真矢ちゃんの視線が、ほんの一瞬だけ足元へ向いた。

「鞄。動かしてくれたんだ」

「あ……うん。蹴り飛ばしたら、よくないと思って、それで……」

 言い訳じゃない。間違ったこともしていない。けれど、真矢ちゃんの顔を見ることはできない。
 今ここにいるのは、本当に私が知っているあの真矢ちゃん?

 かたん。

 お盆が置かれる軽い音が、やけに大きく響いた。

「……見ちゃった?」

 すぐ目の前に真矢ちゃんが立つ。
 大して背丈は変わらない。なのに、私は下からおずおずと伺うようにしか見ることができない。

「なにが……?」

「鞄の中。傘が入ってるの、見ちゃったんだよね?」

 ……どうして?

 私の口から漏れた声はか細くて、まるで急に外へ放り出された子どものようだった。
 傘があるのにないと嘘をついた、その理由が私には理解できない。

「チャンスだなって思ったの」

「チャンスって……」

「空ちゃんのお家に行くチャンス」

 一歩、真矢ちゃんが近づいた。
 一歩、私は後ろへ下がる。

「私たちってあんまり話したこともなくて、急にお家に遊びに行けるほど仲良くないよね。でも、それじゃイヤなの」

「だからってこんな、別に嘘つかなくても」

「空ちゃんは分かってない」

 また、真矢ちゃんが迫ってくる。後ろへ下がろうとして、踵と背中が壁についた。

 追い詰められた私の視界いっぱいに、真矢ちゃんの真面目な顔があった。
 お互いの呼吸がかかりそうな距離で、真矢ちゃんはふ、と目尻を緩めて笑う。

「私の気持ち、分かってないよね?」

 形の良い薄い唇の隙間から、鋭い犬歯が覗く。
 私を狙っているのは、明白だった。

「でも今、空ちゃんはやっと、私を意識してくれた」

「あ……」

 ふと脳裏に蘇ったのは、昨夜の決意だった。

 そこで私は、恐る恐るではあるけれど、ようやく真矢ちゃんの目を見ることができたのだ。

「……分かった、真矢ちゃん」

「空ちゃん?」

 とん、と肩を押すと面白いほど簡単に真矢ちゃんは離れていった。
 戸惑いに目を白黒させる彼女にテーブルを指差し、笑ってみせる。

「朝ごはん食べよ。コーヒーが冷めちゃう」

 真矢ちゃんは悪戯をしたのがバレたようなばつの悪い表情を一瞬浮かべた。
 けれど、そこは流石の優等生で、大きくため息を吐いてから大人しく腰を下ろした。

「もう。せっかくだったのに」

「本気なのはよく分かったから。今日はゆっくりしようって言ってたのに、朝から飛ばし過ぎ」

 できるだけ早口にならないように。余裕がないと思われないように。
 油断すると震えそうになる手をぐっと握って後ろに隠す。
 
 あのままいけばきっと、私は真矢ちゃんに頭からバクリと食べられていただろう。
 本気の目だった。
 絶対に逃してやらないと、そう言っていた。

 真矢ちゃんはバターを食パンに塗りながら、目を細めて私をじっと見つめた。
 それから、にっこりと満面の笑みを作る。

「今日ね、雑貨屋さんに行きたいんだけど、どうかな。見たいものがあるの」

「別にいいけど……」

 コーヒーを一口飲む。うん、美味しい。ドリップの淹れ方で味が変わるのかは知らないけど、真矢ちゃんが淹れるコーヒーはいつもよりも美味しかった。

「それから空ちゃん、せっかくコーヒーメーカーがあるのにドリップじゃ勿体無いよ。粉、買いに行こう」

「使い方よく分からないんだよね」

 親が使わないからと置いていったものだから、私には持て余してしまう。
 でも、真矢ちゃんなら使いこなせるかも。

 そう考えて、ふと窓の外を見やる。
 昨日と違ってよく晴れていた。
 
 その青空の下で洗濯物が風に揺れている。
 私のと、真矢ちゃんの。
 昨日と違って、二人分。

 昨日初めてうちに来たのに。どうして真矢ちゃんはこんなに私の生活に溶け込んでいるのだろう。
 ……本気、だからか。

「空ちゃん? どうかした?」

「あ、ううん。今日はいい天気だなって」

 心配そうな真矢ちゃんの声に、慌てて首を振って食パンを齧る。

 きっと私は、真矢ちゃんから逃げられない。

 私を狙うように見つめる視線を感じながら、そう考えた。
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