ヤイバ
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今日は、年末というわけではないのだが、シンガンとプラズマジカで事務所のスタジオを大掃除する予定となっていた。
数日前に急遽決まった大掃除。
それぞれ仕事やバイト等あるだろうに、全員たまたまオフ。
奇跡的に全員集合となった。
しかし、既存の物では圧倒的に掃除用具やゴミ袋等の物品が不足していた。
故に、道具の買い出し組と掃除先行組へと別れ、拙者はプラズマジカのチュチュに連れられて、買い出しに向かっているという流れであった。
拙者ならば文句を言わず荷物持ちをするだろうという理由で選抜したのだと、買い出しへ向かう道すがら聞かされ、選抜の際は拙者の意思などは関係なく……
故に連れられて、なのだが……もちろん荷物持ちに文句などない。
クロウやアイオーンなら文句の1つは言うだろう。
ロムは現場を仕切っている。
故に、買い出しの相方に拙者を選んだチュチュのチョイスはレジェンド・オブ・大正解といえよう。
……消去法で残ったのではなく、選ばれたのだと思いたい。
買い出し組、もうひと組はクロウとモアなのだが、壊れてしまってまだ購入していなかった掃除機をこの機会に買ってきて欲しいという社長からの注文を拙者達が。
それ以外のホームセンターで買い揃えられる掃除用具をクロウ達が購入するという分担になっている。
掃除機を家電量販店から事務所まで運ぶのが拙者の主な仕事なのだが、それなりの重量の掃除機をそこそこの距離がある事務所まで運ぶのだ。
キツいと言って差し支えない程の仕事であろう事は覚悟している。
というか普通、今回購入しようとしている業務用の大型掃除機ならば、大概車で運ぶものではないのか?
本音を言えば、拙者もホームセンター組が良かった……
商品選びは、わたくしにお任せくださいと言っているチュチュに全面的にお任せである。
ほぼ悩む事なく掃除機を決めたな……
本当に、運ぶ拙者の事など全く考慮していない遠慮のないチョイス……むしろ清々しい。
ならば拙者も、運べて当然という期待に応えるとしよう。
……本当は、運べて当然だなど全くの見当違いなのだがな……!
「ゼーハー、ゼーハー……」
何とか事務所までたどり着いた……
……明日のジョー最終話のように、このまま燃え尽きてしまってもいいだろうか……
何度も言うが、こんな重たい物、近場でもない限り車で配送するものではないか……普通……
「頑張ったぴゅる!」
そう言いながら、モアが拙者の頭を撫で、拙者の働きを労ってくれる。
「……日々の時間労働で鍛えた拙者にかかれば……これくらい、造作もない。……まあ、息は切れるが、な……」
本当はかなりしんどかったのだが……息が切れる程には頑張ったのだと、ほんのりと自分の功績をアピールせずにはいられない。
モアは今もなお、のほほんとした様子で拙者の頭を撫でてくれている……
…………
……頑張ったと褒められるなら、名前殿に頭をなでなでしてもらいたい!
そんな願望が頭をよぎった拙者は、無性に彼女に会いたくなってしまった。
けれど、会いたいと思ってその日に会えるような間柄ではない拙者と名前殿……
無心で大掃除に取り組み、忘れてしまう他なかった(悲
「お!ヤイバ、気合入ってんな!おらっ!お前らもヤイバを見習え!気合入れてさっさと終わらせんぞっ!!!」
「へいへーい。」
「何だその返事は!気合が足りてねーぞ!」
「俺にばっか言うなよロム!全く動いてねーあいつに言ってくれよ!」
「この神が地に膝をつくなど……たとえ百戦錬磨穢れを拭ってきたこのクロスにクロスが刻まれていようとも……」
「ただの雑巾かけだろーが!それに何だよ、クロスって雑巾の×の縫い目の事か?クロス(布)にクロス(十字)を掛けて上手いこと言ったなんて思ってんじゃねーぞ!それに、括弧書きしなきゃ伝わんねーし!」
「バカな事言ってねーで体動かせっ!」
「バカな事言ってないで体動かしてくださいっ!」
「だから、俺にばっか言うなよ!(泣)」
ロムとチュチュに怒られるクロウ
数日前に急遽決まった大掃除。
それぞれ仕事やバイト等あるだろうに、全員たまたまオフ。
奇跡的に全員集合となった。
しかし、既存の物では圧倒的に掃除用具やゴミ袋等の物品が不足していた。
故に、道具の買い出し組と掃除先行組へと別れ、拙者はプラズマジカのチュチュに連れられて、買い出しに向かっているという流れであった。
拙者ならば文句を言わず荷物持ちをするだろうという理由で選抜したのだと、買い出しへ向かう道すがら聞かされ、選抜の際は拙者の意思などは関係なく……
故に連れられて、なのだが……もちろん荷物持ちに文句などない。
クロウやアイオーンなら文句の1つは言うだろう。
ロムは現場を仕切っている。
故に、買い出しの相方に拙者を選んだチュチュのチョイスはレジェンド・オブ・大正解といえよう。
……消去法で残ったのではなく、選ばれたのだと思いたい。
買い出し組、もうひと組はクロウとモアなのだが、壊れてしまってまだ購入していなかった掃除機をこの機会に買ってきて欲しいという社長からの注文を拙者達が。
それ以外のホームセンターで買い揃えられる掃除用具をクロウ達が購入するという分担になっている。
掃除機を家電量販店から事務所まで運ぶのが拙者の主な仕事なのだが、それなりの重量の掃除機をそこそこの距離がある事務所まで運ぶのだ。
キツいと言って差し支えない程の仕事であろう事は覚悟している。
というか普通、今回購入しようとしている業務用の大型掃除機ならば、大概車で運ぶものではないのか?
本音を言えば、拙者もホームセンター組が良かった……
商品選びは、わたくしにお任せくださいと言っているチュチュに全面的にお任せである。
ほぼ悩む事なく掃除機を決めたな……
本当に、運ぶ拙者の事など全く考慮していない遠慮のないチョイス……むしろ清々しい。
ならば拙者も、運べて当然という期待に応えるとしよう。
……本当は、運べて当然だなど全くの見当違いなのだがな……!
「ゼーハー、ゼーハー……」
何とか事務所までたどり着いた……
……明日のジョー最終話のように、このまま燃え尽きてしまってもいいだろうか……
何度も言うが、こんな重たい物、近場でもない限り車で配送するものではないか……普通……
「頑張ったぴゅる!」
そう言いながら、モアが拙者の頭を撫で、拙者の働きを労ってくれる。
「……日々の時間労働で鍛えた拙者にかかれば……これくらい、造作もない。……まあ、息は切れるが、な……」
本当はかなりしんどかったのだが……息が切れる程には頑張ったのだと、ほんのりと自分の功績をアピールせずにはいられない。
モアは今もなお、のほほんとした様子で拙者の頭を撫でてくれている……
…………
……頑張ったと褒められるなら、名前殿に頭をなでなでしてもらいたい!
そんな願望が頭をよぎった拙者は、無性に彼女に会いたくなってしまった。
けれど、会いたいと思ってその日に会えるような間柄ではない拙者と名前殿……
無心で大掃除に取り組み、忘れてしまう他なかった(悲
「お!ヤイバ、気合入ってんな!おらっ!お前らもヤイバを見習え!気合入れてさっさと終わらせんぞっ!!!」
「へいへーい。」
「何だその返事は!気合が足りてねーぞ!」
「俺にばっか言うなよロム!全く動いてねーあいつに言ってくれよ!」
「この神が地に膝をつくなど……たとえ百戦錬磨穢れを拭ってきたこのクロスにクロスが刻まれていようとも……」
「ただの雑巾かけだろーが!それに何だよ、クロスって雑巾の×の縫い目の事か?クロス(布)にクロス(十字)を掛けて上手いこと言ったなんて思ってんじゃねーぞ!それに、括弧書きしなきゃ伝わんねーし!」
「バカな事言ってねーで体動かせっ!」
「バカな事言ってないで体動かしてくださいっ!」
「だから、俺にばっか言うなよ!(泣)」
ロムとチュチュに怒られるクロウ