レオナ・キングスカラー
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「ラギーくん!私、もう2度とレオナさんをおこしに行かないから!」
「わかってるって。流石にもう頼めないっスよ……」
レオナさんをおこしに行った朝。
寝ぼけたレオナさんに思い切り抱きしめられて離してもらえなかったところを、ラギーくんに助けてもらった。
その時レオナさんから下心は全く感じなかったけど、
何しろプロレス技をかけられているようだったからね……でも、例えプロレス技のようだったとしても、男の人にいきなりホールドされたら女の子としては、ねぇ?
この一件があってからというもの、何となく私はレオナさんを警戒している。
しているのだが……本人はというと、私に対して悪びれる様子もなく、いつもの気怠い雰囲気で特に気にしている感じもない。
一応私は女の子であって、女の子に対してあの行動、わざとじゃないにしても、少しは反省して欲しい。
というか、気にしている私自身がバカくさく思えてきた……
寮では時々個人的に自炊もしていて、私が料理をしたある日。
「レオナさん、はい、どーぞ。」
「お前が作ったのか。サンキュー。………まずくはないけど、美味くもないな。もぐもぐ……」
ムカつく!!!
舌の肥えたおぼっちゃん育ちが!!!
嘘でも美味しいって言え!!!
「女の子にあんな事しておいて謝りもせず、挙句一生懸命作った食事に対して失礼な発言!ほんと信じらんない!」
「あんな事って、あの時の事か?お前、まだ根に持ってたのか?わざとじゃねぇし、もう過ぎた事だろ?」
「それを言えるのは被害者である私の立場からでしょ!自分の立場わかってます!?」
王様気取りか!?
「……執念深い女だな。そんなんじゃ男も寄り付かないはずだ。男に免疫がないから、いつまでも忘れられないんだろ?」
「なっ……!!!」
何も言い返せなかった。
私が執念深いかどうかはわからないし、そのせいで男の人が寄り付かないのかもわからない。
でも、私に男が寄り付かない……それは事実だ。
男に免疫がないから忘れられない、か……何だか涙が出てきちゃったよ……
「あーあ、レオナさんが名前泣かしたー。前回の事も今の事もレオナさんが謝るべきだと思うっスけど?」
ラギーくんから謝るよう意見されたのもあるし、俺様野郎なレオナさんでも流石に女の涙には弱いのか、困惑しているような雰囲気を感じる。
「……お前は気が強すぎるんだよ。……いや……あの時も今も、俺が悪かったな。頼むから泣き止んでくれよ。」
「レオナさんが謝った!?絶対謝らないと思ってたっス。」
「謝るべきって言ったのはお前だろ?…… 名前、お詫びと言っちゃなんだが、どうしたら男が放っておかない女になれるか、俺がダメ出ししてやるよ。」
「謝って終わりにしとけばいいのに……」
マジで言ってます?この人。
大目に見てレオナさんなりの親切心で言っているという事にしてあげよう。
だけど、今この状況で言われてもバカにされてるとしか思えない。
怒りを通り越して呆れてしまった私の涙は一瞬で止まった。
決してレオナさんの謝罪の言葉によって泣き止んだわけではないのだが、普段の私なら誤解されたくないから言い返していたところ、今はいちいち弁明するのも面倒だと思った。
どこまでも俺様なレオナさんの発言を聞き、こういう人種なんだなと、私はこの件に関しては諦めた。
気が強めの私が、自分が引く事で丸くおさまる事もあるのだと理解した瞬間だった。
こんなレオナさんとうまく(?)やれているラギーくんって、大人だなぁ……
「わかってるって。流石にもう頼めないっスよ……」
レオナさんをおこしに行った朝。
寝ぼけたレオナさんに思い切り抱きしめられて離してもらえなかったところを、ラギーくんに助けてもらった。
その時レオナさんから下心は全く感じなかったけど、
何しろプロレス技をかけられているようだったからね……でも、例えプロレス技のようだったとしても、男の人にいきなりホールドされたら女の子としては、ねぇ?
この一件があってからというもの、何となく私はレオナさんを警戒している。
しているのだが……本人はというと、私に対して悪びれる様子もなく、いつもの気怠い雰囲気で特に気にしている感じもない。
一応私は女の子であって、女の子に対してあの行動、わざとじゃないにしても、少しは反省して欲しい。
というか、気にしている私自身がバカくさく思えてきた……
寮では時々個人的に自炊もしていて、私が料理をしたある日。
「レオナさん、はい、どーぞ。」
「お前が作ったのか。サンキュー。………まずくはないけど、美味くもないな。もぐもぐ……」
ムカつく!!!
舌の肥えたおぼっちゃん育ちが!!!
嘘でも美味しいって言え!!!
「女の子にあんな事しておいて謝りもせず、挙句一生懸命作った食事に対して失礼な発言!ほんと信じらんない!」
「あんな事って、あの時の事か?お前、まだ根に持ってたのか?わざとじゃねぇし、もう過ぎた事だろ?」
「それを言えるのは被害者である私の立場からでしょ!自分の立場わかってます!?」
王様気取りか!?
「……執念深い女だな。そんなんじゃ男も寄り付かないはずだ。男に免疫がないから、いつまでも忘れられないんだろ?」
「なっ……!!!」
何も言い返せなかった。
私が執念深いかどうかはわからないし、そのせいで男の人が寄り付かないのかもわからない。
でも、私に男が寄り付かない……それは事実だ。
男に免疫がないから忘れられない、か……何だか涙が出てきちゃったよ……
「あーあ、レオナさんが名前泣かしたー。前回の事も今の事もレオナさんが謝るべきだと思うっスけど?」
ラギーくんから謝るよう意見されたのもあるし、俺様野郎なレオナさんでも流石に女の涙には弱いのか、困惑しているような雰囲気を感じる。
「……お前は気が強すぎるんだよ。……いや……あの時も今も、俺が悪かったな。頼むから泣き止んでくれよ。」
「レオナさんが謝った!?絶対謝らないと思ってたっス。」
「謝るべきって言ったのはお前だろ?…… 名前、お詫びと言っちゃなんだが、どうしたら男が放っておかない女になれるか、俺がダメ出ししてやるよ。」
「謝って終わりにしとけばいいのに……」
マジで言ってます?この人。
大目に見てレオナさんなりの親切心で言っているという事にしてあげよう。
だけど、今この状況で言われてもバカにされてるとしか思えない。
怒りを通り越して呆れてしまった私の涙は一瞬で止まった。
決してレオナさんの謝罪の言葉によって泣き止んだわけではないのだが、普段の私なら誤解されたくないから言い返していたところ、今はいちいち弁明するのも面倒だと思った。
どこまでも俺様なレオナさんの発言を聞き、こういう人種なんだなと、私はこの件に関しては諦めた。
気が強めの私が、自分が引く事で丸くおさまる事もあるのだと理解した瞬間だった。
こんなレオナさんとうまく(?)やれているラギーくんって、大人だなぁ……