我妻善逸
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
炭治郎さん、善逸さん、伊之助さんのトリオが、またこの蝶屋敷に運ばれて来た。
私の担当は善逸さんという事なのだけど…
あの人、怪我人の癖に騒がしいんだよなぁ。
3人とも怪我の具合は重くなさそうで、私が担当する善逸さんは、
「また名前ちゃんが担当してくれるの?嬉しいなぁ♡前も名前ちゃんが手当てしてくれたし、これって運命じゃない?ここから恋が芽生えちゃったりして…キャーッ!言っちゃったー!!」
かなり元気そうである。
「少し大人しくしててくれませんか?手当てしづらいんですけど?」
そう言うと大人しくしてくれたので、私は黙々と手当てする。
最後に、
「このほっぺの腫れは?」
と尋ねると、代わりに炭治郎さんが答えてくれた。
「それは、女性隊士に言い寄ってビンタされた腫れだ。善逸、しつこかったもんな。」
「あなたも懲りない人ですねー」
善逸さんの女好きは知っている。
ほんと懲りない人だなぁ。
以前この蝶屋敷の中でも、あーだこーだと女の子に言い寄っていた。
もちろん玉砕していたけど…さっき炭治郎さんが言ったように、善逸さんはしつこいのだ。
「前から思ってましたけど、善逸さんは女の子に幻想を抱き過ぎなんじゃないんですか?一見大人しそうでふんわりした女の子でも、けっこう強かだったりしますよ?適当に利用されて捨てられる事だってあるんですから。」
「…え?…何で知ってるの…?」
途端に表情が暗くなる善逸さん。
炭治郎さんが、私にそっと耳打ちしてくれる。
(実は善逸は、7人もの女性に奴隷のようにこき使われて金だけ巻き上げられた挙句、手も握らせてもらえず捨てられた、という過去があるんだ…)
7人⁉︎…度が過ぎている。
人を疑う事を知らないの?この人は。
善逸さんの過去を知り、少し気の毒になる。
「でも名前ちゃんは、口調は厳しくてもいつも優しく手当てしてくれるじゃん⁉︎」
前言撤回。
7回も女に捨てられたっていうのに、女好きが治らないなんて、やはり懲りないにも程がある。
「優しく手当て、仕事だからやってるんです!俺だけに優しい、なんて思ってたら、それは幻想ですからね⁉︎それに、口調が厳しいのは、あなたに対してだけですから!」
「え?俺だけ?それって俺だけ特別って事だよね??ね!」
確かに特別は特別だけど、いい意味の特別ではない。
ため息をひとつ吐き、私は病室から出て行こうとする。
「ちょっと待って!行かないで!名前ちゃーん!!泣」
「炭治郎さん…すみませんが、あとの事はよろしくお願いします…」
つい責任感の強い炭治郎さん(長男)に頼んでしまった。
はぁ…疲れたなぁ…
詰所へ戻ると、
「随分と我妻善逸に気に入られてしまっているようですね。」
と、気の毒そうにアオイに話しかけられた。
「気に入られている、というか、あの人女子に対して、基本あんな感じじゃない?」
「まあ、そうかもしれませんが…この蝶屋敷の中では、今は名前さんだけですよ。我妻善逸があんな調子なのは。」
アオイの言う事が本当だとしたら、確かに私は気に入られてしまったのかもしれない。
でも、蝶屋敷以外では他の女の子に言い寄っているのだから…私への彼の言葉は本気だと思えないし、気に入らないのだ。
私の担当は善逸さんという事なのだけど…
あの人、怪我人の癖に騒がしいんだよなぁ。
3人とも怪我の具合は重くなさそうで、私が担当する善逸さんは、
「また名前ちゃんが担当してくれるの?嬉しいなぁ♡前も名前ちゃんが手当てしてくれたし、これって運命じゃない?ここから恋が芽生えちゃったりして…キャーッ!言っちゃったー!!」
かなり元気そうである。
「少し大人しくしててくれませんか?手当てしづらいんですけど?」
そう言うと大人しくしてくれたので、私は黙々と手当てする。
最後に、
「このほっぺの腫れは?」
と尋ねると、代わりに炭治郎さんが答えてくれた。
「それは、女性隊士に言い寄ってビンタされた腫れだ。善逸、しつこかったもんな。」
「あなたも懲りない人ですねー」
善逸さんの女好きは知っている。
ほんと懲りない人だなぁ。
以前この蝶屋敷の中でも、あーだこーだと女の子に言い寄っていた。
もちろん玉砕していたけど…さっき炭治郎さんが言ったように、善逸さんはしつこいのだ。
「前から思ってましたけど、善逸さんは女の子に幻想を抱き過ぎなんじゃないんですか?一見大人しそうでふんわりした女の子でも、けっこう強かだったりしますよ?適当に利用されて捨てられる事だってあるんですから。」
「…え?…何で知ってるの…?」
途端に表情が暗くなる善逸さん。
炭治郎さんが、私にそっと耳打ちしてくれる。
(実は善逸は、7人もの女性に奴隷のようにこき使われて金だけ巻き上げられた挙句、手も握らせてもらえず捨てられた、という過去があるんだ…)
7人⁉︎…度が過ぎている。
人を疑う事を知らないの?この人は。
善逸さんの過去を知り、少し気の毒になる。
「でも名前ちゃんは、口調は厳しくてもいつも優しく手当てしてくれるじゃん⁉︎」
前言撤回。
7回も女に捨てられたっていうのに、女好きが治らないなんて、やはり懲りないにも程がある。
「優しく手当て、仕事だからやってるんです!俺だけに優しい、なんて思ってたら、それは幻想ですからね⁉︎それに、口調が厳しいのは、あなたに対してだけですから!」
「え?俺だけ?それって俺だけ特別って事だよね??ね!」
確かに特別は特別だけど、いい意味の特別ではない。
ため息をひとつ吐き、私は病室から出て行こうとする。
「ちょっと待って!行かないで!名前ちゃーん!!泣」
「炭治郎さん…すみませんが、あとの事はよろしくお願いします…」
つい責任感の強い炭治郎さん(長男)に頼んでしまった。
はぁ…疲れたなぁ…
詰所へ戻ると、
「随分と我妻善逸に気に入られてしまっているようですね。」
と、気の毒そうにアオイに話しかけられた。
「気に入られている、というか、あの人女子に対して、基本あんな感じじゃない?」
「まあ、そうかもしれませんが…この蝶屋敷の中では、今は名前さんだけですよ。我妻善逸があんな調子なのは。」
アオイの言う事が本当だとしたら、確かに私は気に入られてしまったのかもしれない。
でも、蝶屋敷以外では他の女の子に言い寄っているのだから…私への彼の言葉は本気だと思えないし、気に入らないのだ。
1/3ページ