煉獄杏寿郎 短編集
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継子名前と2人での任務が完了し、その帰り道、たまたま甘露寺と会った時の事。
甘露寺とは、継子である名前を紹介し、軽い挨拶を交わした程度で別れたのだが…
「名前、珍しく緊張していたな!」
名前は他の柱数人とも会った事があるが、先程のように目に見えて緊張している姿を見るのは、初めてかもしれない。
「やはり同じ女性として憧れがありますから…」
現在の柱の中に、女性は2人。
柱にまで登り詰めた彼女達に対し、同じ女性としての尊敬等、思うものがあるのだろう。
…それにしても名前は元気がなくなってしまった。
そういえば、柱である女性のもう1人、胡蝶しのぶと初めて対面した時は、あんなに緊張していなかったように思う。
「元気がないな!どうかしたのか?」
俺は率直に聞いてみた。
すると名前は躊躇いがちに答えてくれた。
「……甘露寺様のダイナミックなあの美貌…同じ女として、憧れと共に虚しさも感じている次第ですっ…!」
… 名前はおそらく甘露寺のあの見た目、スタイルの話をしているのだろう。
少し涙目になってるし、憧れというより、もう彼女に対するコンプレックスしか感じないのだが…?
「俺は名前のようにスレンダーで小ぶりな胸の方が好きだ!そういう男もいる!何も心配ない!」
「師範!セクハラです!」
「なぜ!」
「セクハラです!」
「褒めているのに?」
「セクハラですっ!!」
顔を真っ赤にさせて怒っている名前。
慰めたつもりなのだが… それに名前に対する俺の好意も全く伝わってはいないようだ。
セクハラだなどと思われたくはないのだが、これ以上何か言うと自分自身でもセクハラだと認めざるを得なくなる気がして、俺は言い返すのをやめた。
俺が引き下がった事で名前は冷静になったようで
「…お気遣いありがとうございます…言い方は最悪でしたけど!」
と、とりあえずは納得したようだ。
この出来事の後しばらくは顔を合わせるたび名前に身構えられ、
それに気づいた千寿郎には喧嘩でもしたのかと、心配されるのであった。
甘露寺とは、継子である名前を紹介し、軽い挨拶を交わした程度で別れたのだが…
「名前、珍しく緊張していたな!」
名前は他の柱数人とも会った事があるが、先程のように目に見えて緊張している姿を見るのは、初めてかもしれない。
「やはり同じ女性として憧れがありますから…」
現在の柱の中に、女性は2人。
柱にまで登り詰めた彼女達に対し、同じ女性としての尊敬等、思うものがあるのだろう。
…それにしても名前は元気がなくなってしまった。
そういえば、柱である女性のもう1人、胡蝶しのぶと初めて対面した時は、あんなに緊張していなかったように思う。
「元気がないな!どうかしたのか?」
俺は率直に聞いてみた。
すると名前は躊躇いがちに答えてくれた。
「……甘露寺様のダイナミックなあの美貌…同じ女として、憧れと共に虚しさも感じている次第ですっ…!」
… 名前はおそらく甘露寺のあの見た目、スタイルの話をしているのだろう。
少し涙目になってるし、憧れというより、もう彼女に対するコンプレックスしか感じないのだが…?
「俺は名前のようにスレンダーで小ぶりな胸の方が好きだ!そういう男もいる!何も心配ない!」
「師範!セクハラです!」
「なぜ!」
「セクハラです!」
「褒めているのに?」
「セクハラですっ!!」
顔を真っ赤にさせて怒っている名前。
慰めたつもりなのだが… それに名前に対する俺の好意も全く伝わってはいないようだ。
セクハラだなどと思われたくはないのだが、これ以上何か言うと自分自身でもセクハラだと認めざるを得なくなる気がして、俺は言い返すのをやめた。
俺が引き下がった事で名前は冷静になったようで
「…お気遣いありがとうございます…言い方は最悪でしたけど!」
と、とりあえずは納得したようだ。
この出来事の後しばらくは顔を合わせるたび名前に身構えられ、
それに気づいた千寿郎には喧嘩でもしたのかと、心配されるのであった。
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