我妻善逸
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今晩、夜にしか出歩けない鬼のねずこさんを連れて、花畑まで行くつもりらしい善逸さん。
善逸さん自身の容態も悪くなく、心配ないとは思うのだが、一応私も付き添いする事にした。
それに、いつまでもベッドの上ではよくない。
気分転換も必要だもんね。
だが、さすが女好き。
女性が関わるとなれば、わざわざ夜に出歩く事も全く苦ではないのだろう。
……いや、そうではなく、ねずこさんが大切な仲間だからだ。
性格の悪い考えの自分自身を嫌だなぁと思いつつ、でもやっぱり女好きも善逸さんの原動力ではあるよなぁと思わずにいられない私。
最近の私はダメダメだ……ほんと自己嫌悪……
日が沈み、月明かりが明るくなった頃。
善逸さんとねずこさん、ついでに私の3人は、近くの花畑までやってきた。
善逸さんは花冠を作ると意気込んでいる。
2人はそれぞれお花を摘み始め、私は近くにあった小さな岩に腰掛けた。
私は2人が楽しそうにしている光景を眺めながら、最近のこの嫌な自分は善逸さんのせいなのだろうと考えていた。
善逸さんについて……
女の子であれば、鬼であろうと関係ない。
正真正銘、重度の女好きだとは思うけど……まあ、ねずこさんは鬼であっても他の鬼とは違い特殊だ。
元々が可憐なのだから、鬼でも関係なく好きになってしまうのは分かるかもしれない。
女の私だってねずこさんの可愛さに、ついかまいたくなってしまう。
女好きを肯定しているわけではないのだが。
気がつけば、誰かに対して嫌な事ばかり考えている。
最近の私はずっとこの調子で……きっと、傷つきたくないから嫌いになりたいんだ、善逸さんの事も、もしかしたらねずこさんの事も……
ねずこさんに花冠を作ってあげている善逸さんとねずこさんを眺めながら、あれこれと考えを巡らせてぼーっとしていた私の頭に何かが乗っかって、私の意識は戻された。
いつの間にか善逸さんが私の前に立っていた。
どうやら善逸さんが私の頭に何か載せたようだ。
「名前ちゃんにも花冠。ほらやっぱり!名前ちゃんにはこのお花が似合ってる!」
花冠?
「わっ、私にお花なんて似合わない!そんな可愛いもの……」
元々の自分の性格から、何となく恥ずかしくて素直に返せない私。
似合わないとかそういう事じゃなくて、大事なのは気持ちなのだからこういう場合。
それはわかっていたけど、何の罪もないお花を身に付けるなんて、特に今の自分にはそんな資格がないと思ったから……
それでも、素直にありがとうと言うべきだったと後悔していると、今度はねずこさんが私の頭に花冠を乗せてくる。
2個目の花冠だ。
「あ、ありがとう………善逸さんも……」
今度はありがとうと言えた。
そして一応善逸さんにも。
2人はまた花冠やブーケのようなものを作って楽しそうにしている。
2人とも優しいんだよなぁ……
善逸さんは私を元気付けようと花冠を乗せてくれたのだと思う。
……たぶん。
お話はできないけど、私が困っている時にすかさず花冠をくれたねずこさん。
きっとたまたまではない。
私はそういうそっと手助けするような事は苦手だから……本当に憧れる。
……
私は善逸さんの事、きっと何も知らない。
私をこんな気持ちにさせて……
……こんな今の自分を、誰も好きになってくれない事はわかっている。
善逸さんにしたら、今のこの状況は両手に花だろう。
善逸さんはモテない女好きだけど、恋してしまったら善逸さん自身がモテなくとも、女好きは女子を不安にさせるものだ。
善逸さん自身の容態も悪くなく、心配ないとは思うのだが、一応私も付き添いする事にした。
それに、いつまでもベッドの上ではよくない。
気分転換も必要だもんね。
だが、さすが女好き。
女性が関わるとなれば、わざわざ夜に出歩く事も全く苦ではないのだろう。
……いや、そうではなく、ねずこさんが大切な仲間だからだ。
性格の悪い考えの自分自身を嫌だなぁと思いつつ、でもやっぱり女好きも善逸さんの原動力ではあるよなぁと思わずにいられない私。
最近の私はダメダメだ……ほんと自己嫌悪……
日が沈み、月明かりが明るくなった頃。
善逸さんとねずこさん、ついでに私の3人は、近くの花畑までやってきた。
善逸さんは花冠を作ると意気込んでいる。
2人はそれぞれお花を摘み始め、私は近くにあった小さな岩に腰掛けた。
私は2人が楽しそうにしている光景を眺めながら、最近のこの嫌な自分は善逸さんのせいなのだろうと考えていた。
善逸さんについて……
女の子であれば、鬼であろうと関係ない。
正真正銘、重度の女好きだとは思うけど……まあ、ねずこさんは鬼であっても他の鬼とは違い特殊だ。
元々が可憐なのだから、鬼でも関係なく好きになってしまうのは分かるかもしれない。
女の私だってねずこさんの可愛さに、ついかまいたくなってしまう。
女好きを肯定しているわけではないのだが。
気がつけば、誰かに対して嫌な事ばかり考えている。
最近の私はずっとこの調子で……きっと、傷つきたくないから嫌いになりたいんだ、善逸さんの事も、もしかしたらねずこさんの事も……
ねずこさんに花冠を作ってあげている善逸さんとねずこさんを眺めながら、あれこれと考えを巡らせてぼーっとしていた私の頭に何かが乗っかって、私の意識は戻された。
いつの間にか善逸さんが私の前に立っていた。
どうやら善逸さんが私の頭に何か載せたようだ。
「名前ちゃんにも花冠。ほらやっぱり!名前ちゃんにはこのお花が似合ってる!」
花冠?
「わっ、私にお花なんて似合わない!そんな可愛いもの……」
元々の自分の性格から、何となく恥ずかしくて素直に返せない私。
似合わないとかそういう事じゃなくて、大事なのは気持ちなのだからこういう場合。
それはわかっていたけど、何の罪もないお花を身に付けるなんて、特に今の自分にはそんな資格がないと思ったから……
それでも、素直にありがとうと言うべきだったと後悔していると、今度はねずこさんが私の頭に花冠を乗せてくる。
2個目の花冠だ。
「あ、ありがとう………善逸さんも……」
今度はありがとうと言えた。
そして一応善逸さんにも。
2人はまた花冠やブーケのようなものを作って楽しそうにしている。
2人とも優しいんだよなぁ……
善逸さんは私を元気付けようと花冠を乗せてくれたのだと思う。
……たぶん。
お話はできないけど、私が困っている時にすかさず花冠をくれたねずこさん。
きっとたまたまではない。
私はそういうそっと手助けするような事は苦手だから……本当に憧れる。
……
私は善逸さんの事、きっと何も知らない。
私をこんな気持ちにさせて……
……こんな今の自分を、誰も好きになってくれない事はわかっている。
善逸さんにしたら、今のこの状況は両手に花だろう。
善逸さんはモテない女好きだけど、恋してしまったら善逸さん自身がモテなくとも、女好きは女子を不安にさせるものだ。